シナリオガイド
攻撃と防御、大事なのはとっち?
シナリオ名:大事なのは力か知恵か!缶詰争奪戦! / 担当マスター:まりるり
荒れ果てた大地に瓦礫と化した建物の残骸が広がる世界ブランク。その世界の片隅で今、子供達が1つの缶詰を挟んで、火花を散らしています。
「この缶詰はオレ達、戦闘部隊がもらう! 腹が減ってちゃ戦はできないからな!」
黒髪のいかにも強そうな少年がボロボロの机から身を乗り出して言います。
「いいえ、私達、戦略部隊が貰うわ! お腹が減ってちゃ頭が回らないもの!!」
白髪を束ねた少女が黒髪の少年の正面で応対します。
丁度机の側面では全く同じ顔の男女が左右をキョロキョロしながら困って同時に言います。
「「わ、分けっこじゃダメなの??」」
その問いに対立している二人は声を揃えて
「「無理! 足らないって!」」
と答えます。
「クロちゃん、譲ってあげたら?」
双子の女の子が黒髪の少年に話しかけます。
「ライ、駄目だ。もし、ギガンティックが襲ってきたら誰が戦うと思ってるんだ! 戦場では力がすべてだからな」
黒髪の少年もとい戦闘部隊リーダーのクロは双子の女の子のライに答えます。
今度は双子の男の子が白髪の少女に話しかけます。
「シロちゃん、クロの言うとおりだと思わない? ここはクロちゃんに譲るべきじゃない?」
「駄目よ。確かに攻撃力は大事だと思うわ。けど、ケガしないように立ちまわったり罠を張る戦術こそ大事だと思うのよ。レフ、分かるでしょ?」
話を振られた白髪の少女もとい戦略部隊のリーダーのシロは双子の男の子のレフに問いを返します。
「こうなったら、力づくで説得するまでだなぁ?」
バキボキと手を鳴らしながらクロが言い、シロも睨みを聞かせながら言います。
「ええ、戦略の大事さをわからせるいい機会だわ」
勢いよく扉目指し歩く二人に双子は叫びました。
「「待って!! 今日はもう遅いし、勝負は明日の朝にしよう!!」」
こうして力と頭脳の勝負は明日に持ち越されたのでした。
担当マスターより
今回のシナリオはスーベニア同士の対決になっております。
舞台はブランクの小さなハイドホームを出てすぐのいろんな残骸が散らばる荒野。
双子のライとレフが拾ってもって帰ってきた1つの缶詰をどっちの部隊が食べるかで揉めているようです。
対立しているのは、身体能力に秀でた者たちが集まる戦闘部隊のリーダーのクロと高い知能をもつ者たちが集まる戦略部隊のリーダーのシロ。
二人はともに何かあった時、自分達が体力を残している方が良いと判断しているようです。
二人は今後同じようなことがあった時に、どちらが優先されるかを決めておきたいという思いもあり、少ない体力を削って相手を納得させることを選びました。
ですので、食べ物をあげるだけでは根本的な解決にはなりません。
可能な限り今後も含めた長期的な解決策を考えてあげるのがいいかと思います。
また双子のライとレフはノスフェラトゥなのでどちらにも属しません。可能なら第三勢力として止めに入りたいと思っています。
あなたは誰の味方をしますか?
◆クロを含む攻撃部隊
クロを含め3人で構成されている部隊です。
主な戦闘スタイルは真正面からの殴る蹴るなどの力技や武器を使う近距離攻撃型です。
盾など防御をすることより、攻撃で罠や敵を壊していく、攻撃こそ最大の防御だと考えています。
ご協力される方は思いつく限りの攻撃、攻撃を兼ねる防御をご使用ください。
◆シロを含む戦略部隊
シロを含め3人で構成されている部隊です。
主な戦闘スタイルは罠や遠距離武器、その辺の石を投げたりする遠距離攻撃型です。
その辺の残骸などに身を潜めたり盾などを使い防御しつつ、安全に戦うという、防御こそ最大の攻撃だと考えています。
ご協力される方は知力を生かし、安全に勝てるよう戦略を組んでください。
◆ライとレフを含む第三勢力
ライとレフのみの2人で構成されています。
全く戦闘能力はありませんので、なんとか足止めして言葉などで仲裁をさせたいと考えています。
ご協力される方は、両部隊がケガしない足止め及び、両部隊が納得できるであろう説得等を考えてください。
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・攻撃部隊に協力する 【現在のMC参加人数:3】
・目的
攻撃部隊に協力する
・動機
何かあった時大事なのは戦闘できる人間だと思うので
・手段
罠をすべて叩き潰す
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・戦略部隊に協力する 【現在のMC参加人数:2】
・目的
戦略部隊に協力する
・動機
何かあった時大事なのは安全に勝てる戦略を練れる人間だと思うので
・手段
罠をたくさんしかける
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・第三勢力に協力する 【現在のMC参加人数:5】
・目的
第三勢力に協力する
・動機
喧嘩で体力を無駄に消費させたくないので
・手段
とりあえず足止めをして言葉で説得する
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