クリエイティブRPG

ユーラメリカ

悪の組織「ダークサテライト」を狙う者

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悪の組織「ダークサテライト」を狙う者
基本情報

マスター:フィア
ワールド:ユーラメリカ
 
 

料金

MC参加:100ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:不可

スケジュール

2017年03月31日公開!

シナリオガイド

その少女、悪の組織を暴かんとする者

シナリオ名:悪の組織「ダークサテライト」を狙う者 / 担当マスター:フィア


 デルタシティのオフィス街にある、ごく普通の雑居ビルの地下。そこに秘密結社ダークサテライトのアジトがありました。
 朝十時。
 作戦会議室のホワイトボードに、サイボーグの女がつらつらと文字を書き込んでいきます。
 新人研修の座学が行われているのです。

「えー。とっくに知っているとは思うけど、ウチは表向き、数々の悪行をなしてきた悪の組織ってことになってるから。実際は必要悪を『演じる』ことで平和活動してるエンタテイメント集団なんだけれど」

 やる気のなさ全開で講師を務めているのは人事部のルナティ・フランケンです。
 そして汚い字を解読しようと必死に目を凝らしているミュータントその人が、新人構成員の神明輝昭です。
 彼がメモを取る間もなく、あっという間にホワイトボードの字は消されてしまいました。

「ここまでで質問は?」
「あ、あの――」
「ないね。ハイ次」

 すげなく言葉を遮られて、講義は次に進んでしまいます。

「ウチの組織構造は一般企業とほぼ変わらないから飛ばすとして……組織の理念? ヘェ、こんなのあったの。アタシが知らないので割愛」

 神明には目もくれず、彼女の手元にある資料が瞬く間にめくられていきます。やがて五分もしないうちに、資料も最後の一ページになってしまいました。

「一日の流れも……まあ実際に働きゃあ分かるわね。よし、おしまい。そんな感じなんであとはヨロシク」

 さっさと部屋から出て行こうとする彼女に、

「ま、待ってください! 今日の仕事内容についてまだ何も聞かされていないのですが」
「あぁ? アタシが知るわけないだろ。ウチのボスにでも――あの人いま胃潰瘍で病院か」

 フランケンは盛大に舌打ちをもらすと、おもむろに携帯端末を取り出しました。なにやら操作をしています。
 なぜ組織のトップが新人教育の内容を知っていて当の人事が知らないんだ――とは、神明は口に出しませんでした。

「いま出てる出動依頼はっと。……新人で、ドジ……まあこんなところか」

 画面を見ていた彼女が顔をあげました。その起源の良さそうな笑みに、神明が総毛立ちました。

「アンタ、今日から実働部隊に配属ね。あそこはなんたって万年人手不足だから」
「えっ!? そんな急に、今週末まで座学の研修があったはずですが……」
「五分で終わる内容を一週間やったってムダだろ? アタシもそんな暇ないし。そんなことより、あとで出動依頼刷ってやるから取りに来な。新米怪人のお披露目会にはうってつけの、チョロそうなところを見繕ってやったから」

 研修を「そんなこと」呼ばわりした人事担当は、さっさと資料とノートパソコンを片付けて出口の方へ歩いていってしまいます。
 ドアノブに手をかけてふと、

「そうだ、企画部からアンタのコードネーム伝えろっていわれてたの忘れるところだった」

 と、振り返りました。

「“デモニック・ダイモン”だそうな」
「デモニック……悪魔……?」
「アンタの見た目にピッタリじゃないか」

 うんうんよく似合ってる、と真顔でうなずく失礼千万な悪魔に、神明はふつふつと殺意が湧くのを感じました。


 ――そのころ。
 オフィス街の路地を怪しい人影がうろついていました。真っ赤な全身タイツに、赤い仮面。手には王道RPGの主人公がよく持っていそうな剣。

「……今日こそ絶対に正体を暴いてみせるんだから! 首を洗って待っていなさい、悪の組織ダ――あいた!」

 落ちていた空き缶を踏んで、小柄な人影はもんどりを打って引っくり返りました。
 後頭部を押さえて涙ぐみながら立ち上がると、彼女は路地の向こうへ消えていきました。
担当マスターより

▼担当マスター:フィア

マスターコメント

 本シナリオをご覧いただきありがとうございます。
『悪の組織奮闘記』シリーズ第三弾です。(内容は全て一話完結ですので、お気軽にご参加ください。)

 悪の組織「ダークサテライト」の新人構成員、神明はいきなり実働部隊に配属されてしまいました。
 これから街に出て、悪の怪人として「活動」しなければなりません。
 フランケンから渡された資料によると、活動内容は以下の通りです。

○活動内容【遊園地を襲ってヒーローに倒されろ】
 前提としてまず必要なことは、悪事をはたらいてevilに対する恐怖心を市民に植えつけること
 そしてその上で正義のヒーローたちに倒されることで正義が必ず勝つことを見せつけることです。
 神明とともに悪行を行う悪役、あるいはそれを打ち倒す正義のヒーローに分かれて『新米怪人のお披露目会』を成功させてください。
 
 なお、悪役にはいくつか注意事項があり、
・悪の組織に対して市民に嫌悪感を与えるため、できるだけ凶悪にふるまうこと。
・一般人に演出を超えた損害を与えてはならない。
・悪は必ず正義に倒されるお約束なので、悪役側は戦闘後上手く退場しなければならない。

 ということが必要となります。

 また現在、ダークサテライトを独自に調査するヒーローが確認されています。
 ヒーロー名“ローズレッド”という少女で、どうやら組織の秘密(悪の組織を演じているが実は善良な秘密結社)に勘づき証拠となるものを探しているようです。
 組織側はこれを問題視しつつも相手が未成年の新米ヒーローであること、加えて証拠を押さえられそうなレベルには達していないことから危険性は低いと判断し、泳がせている状況です。
 フランケンから渡された資料によると、
・戦隊モノの主人公のような正義に燃える熱血少女。
・組織の構成員を捕らえて情報を吐かせようと企んでいるらしい。
・しかし肝心なところが抜けており、いままでの調査はすべて失敗している。
・剣と炎系のスーパーパワーが武器。
・正義の心に火がつくと何度でも立ち直る不屈さを持つ。

 といった情報があるようです。
 今回の戦闘でも姿を現す可能性があるので、秘密を暴かれないよう注意してください。
(ただし相手はヒーローですので表立って倒すことはできないと資料に明記されています)


○遊園地について
 遊園地にはあらかじめ犯行予告が送られています。
 しかし予告状の手配を担当する広報部は神明に対して恨みがあり(※第二弾参照)、嫌がらせに通常の倍以上の予告状が送られてしまいました。そのため、想定よりも多くの一般ヒーローが遊園地に集結中です。
 このままでは悪役側の危険度が高すぎます。彼らが遊園地に到着する前に一定数足止めし、追い返してください。
 ただしこちらは素性を隠してこっそりと、かつ確実に完遂する必要があります。


○「ダークサテライト」について
 デルタシティで悪行の限りを尽くす秘密結社。しかしその実体は、ヒーローたちを成長させるため悪として勝手に活動している至って健全な組織である。
 あくまで「悪役のフリ」なので本物のevilの秘密結社とは違い、人を傷つけたり無駄な破壊は行わない。ただし「全力で悪役を演じきる」ことをモットーとしているため、必要とあらばビルの一つや二つ吹っ飛ばすことは是としている。


○NPC紹介
神明輝昭:ダークサテライトの新人構成員。平和のために戦う真面目で善良なミュータントだが、「いかにも」な悪人面のせいでいままでgoodとして見られたことがない。ダークサテライトに採用されたが、むちゃくちゃな上司たちに早くも後悔中。

ルナティ・フランケン:ダークサテライト人事担当のサイボーグ。周囲に被害を及ぼすタイプのゴーイングマイウェイ。勢いと決断力と破壊力だけで組織の幹部にまでのし上がった。

(ソレイユ・マルヴェヤン:ダークサテライトのトップ。度量はあるが甲斐性はないごく普通の人間。常にストレス過多でげっそりとしており、現在心因性胃潰瘍で入院中。)

※彼らの遍歴が気になる方は以下をご参照ください。
第一弾【面接編】
第二弾【初出社編】

神明を援護する 【現在のMC参加人数:6】

2

ローズレッドと戦う 【現在のMC参加人数:3】

3

一般ヒーローの足止めをする 【現在のMC参加人数:5】

2