シナリオガイド
結婚式のために巨大火ネズミを討伐して!
シナリオ名:巨大火ネズミの白無垢作り / 担当マスター:まりるり
ワンダーランドの田舎町、そこにある小さな屋敷で男が婚約者に未来を語っています。
「カグヤ、結婚式はどんな感じにしたいんだい?」
カグヤと呼ばれた婚約者は楽しそうに笑みながら
「そうですね、ミウシ様、ワタクシは火ネズミの衣で作った白無垢を着たく存じます」
と言いました。
それを聞いたミウシと呼ばれた男は一瞬固まります。
「……え……? 火ネズミってあの……?」
「えぇ、ワタクシのうちは代々、旦那様が火ネズミで白無垢を作ってくださる仕来りですので。……もしかしてお出来にならないとおっしゃるのですか?」
「そ、そんなことは……決して……。ち、ちなみに出来ない場合は……?」
引きつった笑顔でミウシは聞いてみるが、それに気づかないのかカグヤは夢見る瞳で語ります。
「出来ないのであれば、この話は破談させていただくしかありません。けれど、勇敢なミウシ様であれば余裕かと存じます」
「あ、あぁ。お、俺に出来ぬことなどないから……な!」
ミウシは昔からかっこつけるために自分の英雄譚(嘘)をカグヤに聞かせていたので、出来ないなどと断ることは出来ませんでした。
「おおお、大船に乗ったつもりでまっているとよい」
そう言ってその場を後にし、自宅の使用人たちに
― 協力者求む。 巨大火ネズミ退治 又は 染料集め ―
という瓦版をこっそり町に配ってもらうのでした。
担当マスターより
今回のシナリオ目的は「巨大火ネズミの討伐及び染料の収穫」になっております。
舞台はワンダーランドの昼、とある田舎町での出来事。
婚約者カグヤの代々のしきたりのためミウシは巨大火ネズミの討伐し白無垢を作らなくてはならなくなってしまいました。
彼は2年もの間カグヤに求愛し続けてやっと受け入れてもらえたので、婚儀をどうしてもあきらめ切れず、しかし一人では退治どころか染料の収穫すらままならないので皆様に助けを求めたしだいです。
巨大火ネズミは小火ネズミ郡とともに炎が燃え続けるゆらめきの炎森林に潜んでいます。よって火傷にも注意が必要です。
また討伐とは別に火ネズミの皮を白く染める染料も確保しなければなりません。
是非2年以上も彼女を思い続けた彼の結婚がうまくいくよう出助けしてあげてください。
◆ゆらめきの炎森林について
木々の変わりに炎が永延と燃え続けている森林です。
火の粉が爆ぜるその度に小さな炎の芽を作り出しています。
空を飛んでいる鳥は焼き鳥に、魚は焼き魚になって落ちてくることもしばしば。
ネズミ達は食料に困らない様子です。
◆巨大火ネズミについて
火に焼けることはない皮をもつ火ネズミ達の親玉です。
攻撃は体当たりや噛み付くなどの物理攻撃、そして火を吹きます。
今回は皮が必要ですのであまり傷つけない方法をとらないと綺麗な白無垢は出来ないことでしょう。
◆小火ネズミについて
巨大火ネズミの小さいもので、攻撃方法はほぼ同じですが、火を吹くことはありません。
時折、炎森林の爆ぜた火の粉を身にまとって火達磨で突進してくるので気をつけてください。
さして強くはないですが、数だけは多いので巨大ネズミ討伐の邪魔になることでしょう。
◆ミウシについて
大事な婚約者のため巨大火ネズミの討伐に向かいますが、そこまで強くありません。
小ネズミには苦戦しない程度の腕だと思って置いてください。
素手で攻撃しますので、前線に出るようです。
無事に結婚式をさせてあげるには怪我をさせないよう誰かが守ってあげることも必要になるでしょう。
◆染料について
竹林の中に光る竹がいくつかあるようです。その中にある白い花が染料になるとのこと。
竹は武器で簡単に割れますが、白い花はさほど大きくないので数を集めねばなりません。
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・【昼】巨大火ネズミの討伐をします 【現在のMC参加人数:3】
・目的
巨大火ネズミの討伐
・動機
ミウシさんを助けてあげたいから
・手段
ミウシさんを防御魔法で怪我しないように守ります
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・【昼】小火ネズミを討伐します 【現在のMC参加人数:2】
・目的
小火ネズミの討伐
・動機
巨大火ネズミを討伐するのに邪魔者の殲滅をします
・手段
大きなチーズを置いてネズミを集めて一斉攻撃します
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・【昼】染料を集めます 【現在のMC参加人数:1】
・目的
結婚式のお手伝いです
・動機
綺麗な白無垢を着させてあげたいので
・手段
光ってる竹を片っ端から割ります
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