クリエイティブRPG

【ヴァラス】滅びの世界の物語:3

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【ヴァラス】滅びの世界の物語:3
基本情報

マスター:泉 楽
ワールド:アルテラ
 
 

料金

MC参加:100ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:不可

スケジュール

2015年10月07日公開!

シナリオガイド

乏貴族の花嫁道中と謎の魔物たち

シナリオ名:【ヴァラス】滅びの世界の物語:3 / 担当マスター:泉 楽


 ここはアルテラ小世界、ヴァラス。たった一つの大陸に、たった一つの国しかありません。
 ヴァラスの魔物は、ただ人間を襲うだけの存在でしたが、実は会話の可能なものもいることが分かりました。それを逸早く知ったのは、スクート山に程近いザラスに駐屯しているギュンター・ダールマンです。彼はヴァラス騎士団の第一中隊中隊長でした。
「面白い。話の出来る魔物、か。ぜひとも自分の目で確かめたいもんだな。――おい、いっちょ団長が来る前に調べてみようぜ!」
 ギュンターの呼びかけに、騎士たちは「おお!」と応えました。 


 ――その頃、首都イゼル
 ヴァラスの王女・ジェルトーデ姫は、数少ない友人、シーラとの別れを惜しんでいました。
 バウマン家の娘であるシーラは、アルガンダを治める地方貴族・ブルーキンクと結婚するのです。おめでとう、と言うジェルトーデにシーラは震えながら答えました。
「冗談ではありません。ブルーキンクはわたしより、三十も年上なのですよ。それも兄の話によれば、粗野で、太った醜い小男だと言うではありませんか。借金がなければ、どうしてそのような男の元へ……」
 バウマン家は、格こそ王家に近いものの貧乏貴族なのです。後を継ぐ兄のため、シーラは泣く泣く縁談を受けましたがどうにか逃げ出せないものかと考えていました。
 ジェルトーデには慰めの言葉も見つかりません。好きな男性の元へ嫁げたらこれほど幸せなことはないでしょうが、逆なら――。
 ふと、ジェルトーデはシーラの首にかかるペンダントに目を止めました。水晶のような、透明な石のついたペンダントです。
「もしかして、フォティア……?」
「ええ、そうなんです。母の形見なのですが、不思議なことにこれを付けていると魔物に襲われにくいのです」
 しかしシーラの母は、これを置いて外へ出たときに殺されてしまいました。
「だから、父がこれを持って行くようにと……」
 ジェルトーデはシーラの手を握り、せめて幸せになれるようにと祈るのでした。
担当マスターより

▼担当マスター:泉 楽

マスターコメント

泉 楽です。アルテラ小世界≪ヴァラス≫の物語、三回目です。初めての方でもご参加になれますが、第一回第二回に目を通されたい方はどうぞ。また、マスターページでもざっくりとしたあらすじがご覧になれます。


今回のメインは二つ。
一つ目は会話の可能な魔物の存在を知った一部の騎士たちに絡む話。ギュンターは騎士団の中隊長の一人です。スクート山を見張るのが仕事ですが、ちょっと出掛けてみるか、と思っています。
騎士団長のデューレンはスクート山に程近い場所にいます。こちらは皆さんのアクション次第で、イゼルに帰るか、別の行動を取るかが決まります。
基本、やむを得ない事情を除いて騎士団と行動を共に出来るのは騎士とその仲間だけになります。ご注意ください。
また、デューレン配下の騎士は、馬車か馬、ギュンターの配下は馬か徒歩の移動となります。
騎士であっても、馬を自在に操れるかは分かりません。

二つ目は、バウマン家の花嫁道中(?)です。イゼルからヴァラス北のアルガンダに向かいます。経路としては、イゼルの西のミズルを経由することになります。バウマン家は、道中の護衛として、傭兵を雇う予定です。このパートでは、NPCの傭兵デュークが参加します。
傭兵はテストがありません。いきなり登録して、仕事にかかれます。ただし、傭兵としてのランクは一番下になります。
こちらでも馬のみを貸し出しますが、自在に操れるとは限りません。

もちろん、それ以外のアクションもOKです。「その他」の選択肢を用意しました。他パートと違う行動の場合はこちらを選択してください。ただし、難易度は仮のものとなります。行動次第では、難しい場合もありますのでご了承ください。


イゼルには、デューレンの代わりに副団長のエドヴァルド・ヴィレンが残ります。今回から騎士になりたい人は、こちらで試験を受けることも出来ます。
その場合は「イゼルの街に残る」のアクションパートを選び、実技(どんな内容かは任せます)と志望動機を記入してください。


城には騎士ならば誰でも入れますが、王族に会えるとは限りませんし、自由にどの部屋にでも行けるわけではありません。ただし、何らかの理由があり、認められれば可能です。
大神殿には、よほどのことがない限り、PCさんは入れません。大神官に会うのは現段階では難しいでしょう。


なお、このヴァラスでは、デモニス(もしくは近いアバター)は魔物として認識され、退治対象です。見た目が明らかに人外であった場合、NPCに襲われる可能性があるので気を付けてください。また、スクート山ではデモニス(メインアバターに限ります)は自由に動けます。それ以外のアバターは、通常の半分も動けないものと思ってください。

アーライル、セリアン、エルフは人間とそれなりに上手く付き合っています。


地理
スクート山:ヴァラスの最北端にある山と樹海。魔物の本拠地――らしい。デモニス以外のアバターでは自由に動けません。
ザラス:スクート山に最も近い町。ただし、騎士団一個中隊が常駐しているのみ。
イゼル:首都。ヴァラス中央よりやや北にある。城、大神殿などがあります。
ミズル:イゼルの西にある三番目に大きな街。神殿があります。
アルガンダ:ミズルの北の港町。今回、シーラ・バウマンはこの地方を治める金持ちの地方貴族に嫁ぎます。


登場予定のNPC

ギュンター・ダールマン:ザラス駐屯部隊隊長。騎士団第一中隊中隊長。36歳。
デューレン・オルディアス:新しい騎士団長。20歳。
デューク:ベテラン傭兵。酒飲み。35前後。
シーラ・バウマン:16歳。王家に血筋の近い貧乏貴族の娘。
ブルーキング:アルガンダ地方を治める地方貴族。金持ち。

会話の出来る魔物について調べる 【現在のMC参加人数:18】

3

シーラを護衛してアルガンダまで行く 【現在のMC参加人数:10】

3

イゼルの街に残る 【現在のMC参加人数:12】

2

その他 【現在のMC参加人数:10】

1