クリエイティブRPG

邪なる豊穣の女神

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邪なる豊穣の女神
基本情報

マスター:蘭鈴六
ワールド:ゴダム
 
 

料金

MC参加:100ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:不可

スケジュール

2014年07月17日公開!

シナリオガイド

実りをもたらすのは邪神?

シナリオ名:邪なる豊穣の女神 / 担当マスター:蘭鈴六



 荒れ果てたゴダムの大地。
 どんな草木も育たぬ荒れ果てたこの荒野ですが、そのど真ん中には緑に溢れる森が育っています。
 人々はこの森の周りに住み、恵みを受けながら暮らしていました。
 森は恵みをもたらし、この森には女神が住んでいると人々は口にしています。

 ですが、それは今までの事でした。
 森から現れた触手を持つ怪物。
 それが人々を襲いだしたのです。

「邪神を討ち滅ぼせーっ!」
「俺達の森を返せーっ!」

 今では森の入り口に武装した村人達が集まり、今にも攻め込まんとしています。
 しかし、彼らは精々邪神の配下を撃退するのが限界で、迂闊に攻め込めば容易に犠牲となってしまうでしょう。

「皆さん、落ち着いて! 相手は邪神ですよ!」

 誰も犠牲は出させまいと、川端 詩織はその身を挺して村人達を制していました。

「さっき、変な仮面を付けた人が森へ入っていっちゃったし、大丈夫なんでしょうか……」

 詩織はつい先ほど、ピエロの仮面のような物を顔に付けたスーツ姿の男が森へ入っていくのを確認しています。
 只ならぬ雰囲気と風貌によって、話しかけることは出来なかったのですが、その姿は非常に印象的でした。

「ば、化け物が出たぞー!」

 村人の1人が声を張り上げると、森からは触手の蠢かせる小型の化け物の姿が無数にありました。
 形容しがたいその姿は、無機質の様に蠢き、村へ、村人達へと向かってきています。

「ど、どうにかしないと……!」

 詩織はこの状況で村を守るためにも、知り合いの特異者達へと急ぎ連絡を取るのでした。 

―――――――――――

 恵みをもたらす豊穣の森。
 一切の光が差し込まないこの森の最奥では、形容しがたい邪神のモノと思われる触手が蠢いていました。
 木々を這い、迷い込んだ者を絡め取ろうとするそれからは無機質な恐怖さえ感じます。
 しかし、そこに邪神の姿はありません。

「ふむ、一体どうしたのでしょうかねぇ」

 仮面を付けたスーツ姿の男はその状況を見て、何か考えているようでした。

「ねぇ」
「おや?」

 突如、何者かに話しかけられ、視線を送った先には一糸纏わぬ姿をした黒髪の少女が座り込んでいました。
 
「貴方?貴女?ううん、あなたがほしいの」

 甘美な声と共に、すり寄ってくる少女からは逆らい難いものを感じます。
 まるで、悪魔の誘惑の様な。

「おやおや、私にその気はありませんよ? 黒き豊穣の女神『シュブ=ニグラス』さん」

 ―――シュブ=ニグラス。
 名前を言われた少女は少し眉を動かしますが、特に狼狽えた様子は見せません。

「あなたの苗床になる気はないんです。それでも、これから来る人たちならわかりませんけどね?」

 森の、闇へと消えていく彼をシュブ=ニグラスは止める気配は全くありません。
 まるで興味を失ってしまったかのように。

「ですが、彼女無くしてこの森はない。 貴方達はどうしますかね? ふふっ……」

 男は狂気を感じさせる笑いを、仮面の奥から響かせていました。

担当マスターより

▼担当マスター:蘭鈴六

マスターコメント

■現在の状況について

ゴダムのとある荒野にぽつんと広がる森。
今回の舞台はこちらの森と周囲の村となります。

いつの頃からか広がっていたこの森は恵みをもたらす森として重宝され、
人々はこの周囲に村を作り、生活を行ってきました。
しかし、つい最近になって邪神の眷属と思われる怪物が森から現れ、村を襲いだしています。

それによって住民達は殺気立ち、森の奥に居るはずの邪神を討てと騒ぎ立てています。

今回の目的としては、
『邪神と眷属をどうにかする』
『村人達を落ち着かせる』
の2つがあります。


■村の状況

森の入り口付近に建てられたそれなりに大きな村です。
森の恵みを受け、様々な物で生活を成り立てていましたが、最近は邪神の眷属によって生活が危ぶまれています。

NPC、川端 詩織は村人と村を守っており、
彼女にアクションをかける場合、パート【1】に参加する必要があります。


また、それによって殺気立っており、半ば暴徒と化しているところもあるでしょう。
邪神の力を持ちいて戦う場合、彼らに敵意の視線を向けられる可能性もあります。



■邪神『シュブ=ニグラス』について

ゴダムの荒れ果てた荒野に生い茂る大きな密林に潜んでいた邪神群の一種です。
黒い仔山羊とも言われる落とし仔を率い、勢力拡大の為に近隣の村を狙ったようです。

また、豊穣の女神として知られ、大地に実りをもたらす力を持っています。

この個体は、大地に実りをもたらしてはいますが、
仔を成し、勢力を広げることしか頭にないように感じられます。

その為、力の強い特異者を誘惑する為に人間の女性へと変身しているようです。
ただ、変身の際に知能までも人間に変身したようで、多少感情に身を任せるところがあります。

邪神としての力は相変わらず保持している為、気を付けねばならないでしょう。


■化け物について

『千なる母』の落とし仔である『黒い仔山羊』とでもいうでしょうか。
ただし、その姿はフェローとして存在している黒い仔山羊とは全く異なり、
黒い異質な胴体に触手を備えた文字通りの怪物です。

個体差はあるものの平均として3m程の大きさを持ち、
その巨体から繰り出される触手の一撃は太い樹も一撃でなぎ倒すほどです。

森の入り口で確認できたのは3体程ですが、
森の奥にはまだまだ居る様に感じ取れます。


■森について

荒れ果てた荒野に存在する、ある意味では異常な森です。
見事に生い茂る木々は、太陽の光を完全に遮っており、奥に進めば昼でも光源が必要になります。

森の中には、多種多様の木の実やキノコなどが実っており、
それらは取り尽そうとしても取り尽すことは出来ないでしょう。

反面、森の中には鳥や狼といった動物達は一切存在しておらず、なんの鳴き声も聞こえません。
否、形容しがたい邪神のうめき声だけが森には響いています。


■仮面の男について

仮面を付けた、スーツ姿の男のように見えます。
どうやら、邪神の正体を知っているようですが、逆に正体や目的は全くわかりません。

『シュブ=ニグラス』の近くで身を潜めているようですが、
特に戦いを仕掛けてくるわけではなく、あくまで特異者達を傍観しているようです。

彼は一体何者なのでしょうか?
少なくとも、事件との関連性は無さそうです。


村と村人をどうにかする 【現在のMC参加人数:3】

1

森の中に邪神の眷属を討伐する 【現在のMC参加人数:6】

3

邪神と相対する 【現在のMC参加人数:11】

2