クリエイティブRPG

ダブルフェイスゲーム ~完結編~

リアクション公開中!

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ダブルフェイスゲーム ~完結編~
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:バイナリア
 
 

料金

MC参加:0ポイント
LC参加:50ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2022年01月18日公開!

シナリオガイド

混迷の東オデッサと侵略の危機。A機関は事態を収束させるべく、【表】と【裏】の戦いに臨む!

シナリオ名:ダブルフェイスゲーム ~完結編~ / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



“壁”に分断された大陸、バイナリア

かつて存在した超大国『オデッサ連邦』は、
壁の東側の東オデッサ連邦と西側のオデッサ共和国に分かれ、長きに渡り対立状態にあります。
壁の存在によって仮初の平和が保たれていますが、
その裏では東西による情報戦――“見えない戦争”が繰り広げられていました。

戦争の再開を望む者、真の平和を望む者。
そして、世界のあり方自体をひっくり返そうとする者。

様々な思惑を抱えた者たちにとって鍵となるのは、壁で世界を分断した“A”が遺した遺産です。
東西陣営の和平派によって秘密裏に立ち上げられた秘密組織、『A機関』は、
壁の撤去と和平による終戦を目指し、両国にエージェントを送り込んでいます。

東オデッサを騒がせる人工種族の闇組織『純血同盟』
彼らは存在を公にできず、正体を隠して生きなければならない人工種族の現状を打破すべく、
自分たちが人間を支配する側になろうと目論んでいました。
“A”の遺産を追いながら、違法薬物を東オデッサに蔓延させ、同族の選別を進めます。
しかしそれは、純血同盟の幹部すらも知らぬうちに、別の組織の計画に利用されてしまっていました。

『再生公社』

東オデッサ市民の味方であり、都市の整備と美化を担う組織ですが、彼らにも裏の顔があります。
公社は人工種族の犯罪者に非人道的な実験を行い、ライカンスロープの力を抑制する「銀の弾」や、
魔素汚染への治療薬の開発・改良を行っていたのです。

公社の暗部を取り仕切っていた人物の名は、ホロ。
その正体は、かつて任務中に死亡したとされたA機関のエージェント渡鴉(ワタリガラス)でした。

――オデッサを浄化し、世界のバランスを取る。
 『バイナリア大陸再生計画』を成し遂げ、“壁”のない、均衡のとれた世界を作り上げる。

それが彼の目的です。
そのためにA機関と手を組もうとしたホロですが、A機関東トリス支部長の夜鷹(ヨタカ)はこれを拒みました。
純血同盟を裏から操っているという疑いを保安局にかけられ、A機関にも拒絶されたホロは、
自らに“進化薬”を投与し、超竜ズメイへと姿を変えました。

突如伝承の存在が出現し、それが多くの市民の目に留まったことで、
東トリスは混乱に陥りました。


■□■


『ご覧下さい! あの怪物は再生公社の地下から飛び出してきました!
 頭が三つある竜。あの姿は、伝承に出てくるズメイそのものではありませんか!?』
 
再生公社の中に、純血同盟と繋がっている者がいる。
それを確かめるべく保安局が調査に入ると聞いて公社の本社前には多くのメディア関係者が集まっており、
ズメイの威容は瞬く間に、人々の間に拡散していきました。

『速報です! たった今入った情報によると、あれは公社が秘密裏に研究を進めていた生物兵器とのことです。
 生物兵器はかつて戦争でも使用されましたが、人道的な見地から戦後すぐに廃棄され、
 研究自体が禁止されています。
 公社の上層部は組織ぐるみであることを否定し、一人の幹部が隠れて行っていたこととしていますが、
 市民からの公社の信頼は大きく失墜することとなるでしょう』

公社の屋上から中継を眺めつつ、イングリッド・ヴァルツァーこと鶯(ウグイス)は、
コンピュータで東西オデッサのリアルタイムでの様子を窺っていました。

「裏の世界では公然だったけど、表にも人工種族や魔獣が今も実在していることが知れ渡ったわ。
 さすがにもう、誤魔化しはきかないわね」
「いつまでも隠すことはできない。いつかは公にせざるをえなかっただろう。
 純血同盟にとっては最悪のタイミングだろうがな」

アーシャ・カラシニコワこと夜鷹が呟き、葉巻を咥えました。

「随分落ち着いてますね、夜鷹さん」
「焦ったところで事態は好転しないだろう? まずは状況を見極めるのが大事なのだよ、小鳩」

小鳩(コバト)のコードネームを持つアンナ・ミハイロヴァは、ズメイの飛び去った場所に目を向けます。

「あの方向、月光園ですか」
「ああ、そうだ。伝承の存在がいる場所を決戦の舞台にするとは、気が利くじゃないか」

月光園はサファリエリアの崩落事故の影響で休園中。
今は少数のスタッフがいるのみとなっていると、月光園で働いているエージェントから報告を受けています。

「でも妙ね。魔獣の数がやけに少ない。二度の任務で倒されたにしても、減り過ぎているわ」
「嫌な予感がするぜ。アイツのことだ、こうなった時に備え、何か仕込んでるはずだ」

セルゲイ・シコルスキー――梟(フクロウ)の予感は的中しました。
東トリス市街に魔獣が出現。まるでズメイの咆哮に呼応するように、人々を襲い始めたのです。

「怪物は生物兵器。となれば、あれもまた公社が仕向けたもの、と人々は思ってしまう。
 公社が同盟とグルであるようにも見えるだろうね。市民にはもう、誰が敵で味方かも分からない」
「言ってる場合じゃねぇだろ。街もどうにかする必要がある。
 だが、下にいる蛇女――チェルノボーグは鎮圧するためにもう手当たり次第に狩るだろうさ。
 この状況じゃヤツらを引き付けるのも簡単じゃねぇ」

梟がノウ・フェイスに言い放ちます。

「その蛇女は、僕たちがここにいるのに気づいている。それに、彼女の狙いはズメイだろう」

“名探偵”アーシャと共にホロを確保しようとしたのは、蛇女と呼ばれている保安局の少佐です。
梟のことも知っているため、動けば間違いなく追って来るでしょう。

「大丈夫だ、梟。A機関のエージェントは優秀だ。それに、表の顔で信頼を勝ち取ってる者もいる。
 こういう時、“日頃の行い”がものを言うのだよ」
 
夜鷹は鶯とノウ・フェイスを見ました。

「鶯、君は市民の対処に回ってくれ。
 大鷲(オオワシ)や、外部協力者のハウンド・シャーリィが市民の避難を行っているから、そのサポートだ。
 
 ノウ・フェイス。君は“月”に向かえ」
「月? 今、この時にトーアを月に繋ぐっていうのかい?」

疑問を口にするノウ・フェイスに、夜鷹は「こんな時だからだ」と答えました。

「この騒ぎに様々な勢力が注目しているからこそ、付け入れられずに“A”の謎に迫ることができる。
 “A”の遺志を知る君が適任だ」

ノウ・フェイスが頷いたのを確認し、夜鷹が小鳩と梟、そしてニキータ・ティモシェンコ――燕(ツバメ)に視線を移します。

「私たち四人が月光園だ。ズメイになったホロもだが、カーミラ……六号もいる。
 腕の立つエージェントに出動要請したが、一筋縄ではいかないだろう。
 だが……ここでケリをつける」


■□■


――東トリス市街。

「芸能事務所の横の繋がりはこういう時も役に立つな。
 ……純血同盟が市民を守る側にいるというのも不思議なものだがね」

ヴェレスの社長ハルチェンコこと大鷲は、所属タレントや大手事務所の影響力を利用し、
市民の避難を行っていました。
東トリス高校をはじめとした施設が避難所となっています。

「だが、アイツは少し厄介だ。タラソワ君」
“不死身のコシチェイ”。ヴァンパイアの失敗作、廃棄されたナンバーズ。
 純血同盟の幹部で、“博士”と呼ばれていた者の正体です」

秘書のタラソワこと雲雀(ヒバリ)が説明しました。
しかし博士は仲間であるはずの純血同盟メンバー――タレントやアーティストにも攻撃を行っています。
その顔には仮面のような拘束具がつけられていました。

「あの様子、もう何かされてるな。……!」
「殺気は消したのに……やるじゃん、社長さん」

大鷲を襲ったのは、ムーンチャイルドの殺し屋“蜃気楼(ミラージュ)”でした。
彼女はコシチェイに駆け寄り、その肩に乗ります。

「こっちも仕事だからね。おっと、保安局のイカれた連中もお出でだよ」

蜃気楼の視線の先には、不機嫌な顔の中尉と、彼の率いる保安局特殊部隊チェルノボーグの隊員の姿がありました。


■□■


――西トリス、西オデッサ軍基地。

「調整は完了しましたぞ、“将軍”
『ご苦労だ、“S”。東が混乱している今が好機だ』
「しかしあなたも人が悪い。
 座標を伝えたところで、こちら側が開いていなければ西には来れないでしょうに」

“S”は軍基地内に秘匿されているトーアの一つの調整を行い、東西のゲートを繋ぎました。
東トリスの混乱に乗じて兵士を送り込み、速やかに都市を制圧。
「西の軍事力をもって怪物を撃滅する」と東の政府に対しあくまで救援という体を装い、
そのまま東オデッサを傘下にすることを目論んでいます。

(知ってますぞ、“将軍”。
 あなたが純血同盟の一員で、動員した兵士の多くがライカンスロープとヴァンパイアであることも。
 とはいえ、我々『躍進党』と利害が一致しておりますからな)

しかし“将軍”と“S”の予期しないことが起こりました。
ゲートへ通じる通路に、先客がいたのです。

「西の連中が、この時を逃すわけねぇよな。だが、こっちにも軍への伝手はあんだよ」

“チーム:ムスタング・スリー”
そして、“レギンレイヴ”を携えたブリュンヒルデです。

『こちら“羊飼”。聞こえますか、ブリュンヒルデ』
「はい」
『“将軍”の確保はこちらであたります。兵士と“S”は貴君らに任せましたよ』


■□■


――???

『接続成功。解読した通りなら、そこは月のはずだ。……ん、なんだ今のノイズは?』

ドラグノフ教授こと“D”は解読されたコードを元に、トーアを月に繋げました。

「……懐かしい。またここに帰る時が来ようとはね」

感慨にふけろうとするノウ・フェイスでしたが、
Dが何か異常を察したのに気づき、警戒を強めました。

「転移門からの割り込み……随分研究熱心なことだ、伯爵」
「答えは月にある。そう信じた私は正しかったみたいだ」

何らかの遺産の力でゲートに割り込んできたのは、ダニール伯爵でした。
さらに、もう一人。
チェルノボーグのトップである大佐です。

「手掛かりは旧施設で掴んでいた。伯爵も、貴様らも……“A”も逃がしはせん」


東西オデッサの行く末を決める戦いが今、始まろうとしていました――。


担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

『ダブルフェイスゲーム』のグランドシナリオ
「ダブルフェイスゲーム ~完結編~」をお届けします。

このシナリオは、これまで展開してきたバイナリアの、

●トリガークエスト
「ダブルフェイスゲーム」第1~16話

●パブリックシナリオ

ファースト・ミッション
ムーンライト・ミステリーツアー
月に嗤う 前編
月に嗤う 後編
黄金の林檎は永遠に 前編
黄金の林檎は永遠に 後編
「破壊の女神」奪還作戦
「破壊の女神」起動作戦
エージェントたちの一日

の状況・結果を踏まえた上での最終的なシナリオとなります。

ただし、最低限の情報は本ガイドのみで分かるようになっておりますので、
最近始めたばかりの方も、これまでの経緯が分からない方も、ぜひご参加ください!

■本シナリオの結果とその影響について

本シナリオの結果によって、

・東西オデッサの状況
・三千界との関わり
・今後の新世界での展開


に大きな影響が出てきます。

■シナリオへの参加について
本グランドシナリオは、MCの基本参加料は無料となります。
LC・フェローの追加や、文字数追加する場合は、別途ポイントが必要です。

ただし、グランドシナリオではリアクション本文への
キャラクターの採用・不採用がございます。

参加締切は【2021年12月19日10:30】
アクション締切は【2021年12月20日10:30】です。

また、周辺情報を扱った関連クエストが、
【2021年12月11日】【2021年12月14日】【2021年12月16日】
にリリース予定です。
お楽しみに!

■シナリオの参加報酬について

本シナリオに参加されるともれなく、

・EXP:5700
・G:3000
・社会性:1

が参加キャラクター毎にプレゼントされます。
※LCを参加させている場合、LCも同じ報酬を受け取ることができます。
※フェローを参加させるとMC・LCの報酬社会性が+1されます。(フェローを何名参加させても+1となります)


また、課題から

・EXフェロー『アンナ・ミハイロヴァ』
・エージェントポイント


を課題から取得することができます。
※エージェントポイントは参加アカウントごとに1つまでとなります。

また、シナリオで活躍された方にはチケットアイテム「A機関アチーブメントパス」や、
“遺産”の支給などの報酬が出るかもしれません。


■基本的な状況

バイナリア大陸の東陣営と西陣営の“見えない戦争”の最前線、東トリス。
謎に満ちた壁を取り払い、東西の和平による終戦を目指し組織された『A機関』は、
戦争再開を望む強硬派や、壁を造った“A”の遺産を狙う者たちといった障害を出し抜くべく、
市内にエージェントを送り込んでいました。

東トリスを中心に、表社会の人々にも危害を及ぼすようになった闇組織『純血同盟』。
A機関は彼らを敵と定め、時に表から、時に裏から対処してきました。
同盟はもちろん、秘密警察である保安局にも
A機関の存在やエージェントであることを悟られないよう立ち回っています。
A機関という名こそ知られていないものの、保安局は自分たちに先んじて動いている組織の影を感じ、
諜報員狩りの特殊部隊、チェルノボーグを動員。
共通の敵である純血同盟を共に排除しつつも、数度交戦となりました。

そうした中で、市民に親しまれている再生公社に暗部があり、純血同盟を利用していることを掴みます。
裏で状況をコントロールしていたのは、ホロという人物でした。
彼はナンバーズと呼ばれる戦時中に作られた強力な人工種族の中でも特に危険とされる原初のヴァンパイア、
被検体六号を確保し、カーミラと名付けて側におきました。
ホロの正体はかつてA機関のエージェントで、夜鷹の相棒だった渡鴉です。
元々彼は公社のスパイで、自身の死を偽装して公社に戻りました。

同盟を利用し秘密裏に『バイナリア大陸再生計画』を進めていたホロですが、
チェルノボーグと協力した夜鷹によって公社の闇を暴かれ、A機関との交渉も決裂。
実力行使に踏み切ります。

ホロによって東トリスは混乱に陥ってますが、奇しくもその状況は西オデッサの強硬派にとって好都合なものであり、
密かに東オデッサの侵略を始めようとしていました。


■アクションパートについて

バイナリアのパブリックシナリオは、
状況に応じて「表の顔」と「裏の顔」を使い分けて参加するものとなっています。

アクションパートにはどちら向きか、あるいは両方問題ないかが記載されていますが、
こちらはあくまで推奨であり、強制するものではありません。

詳細はワールドガイドの「★バイナリアのパブリックシナリオとアクションパート」をご覧下さい。

各パートには任務目標がありますが、
そのためのアプローチはある程度自由に行うことができるようになっています。

ただし任務とほとんど関係ない行動の場合、実行前に止められる、注意・警告が入ることがありますので、
シナリオ目的から外れ過ぎないようご注意下さい。



【1】【裏】“月”に向かう 難易度:8

任務内容:月から“A”や“壁”についての情報を持ち帰れ


特別ミッションの結果、月への道が開かれました。
転移先は月面に作られたと思しき研究施設であり、人気はありませんが、現在も稼働しています。
セキュリティは生きており、警備システムやドローン、さらには戦闘用に調整されたサイコアニマルも現れます。
施設内は地上と同じように活動できるものの、魔素濃度が非常に濃くなっており、
汚染対策がなければ長時間いられない環境となっています。
※設定上人間以外の人工種族はある程度の魔素耐性を備えていますが、
種族特性を発揮するためには基本的に対応する耐性系のスキルやアイテムが必要となります。
なお、アバターごとの魔素耐性スキル・アイテムがあれば特に問題ありません。

A機関に一切データが存在しない場所ですが、ノウ・フェイスはここで生まれた(実験を受けた)らしく、
ある程度施設内を把握しています。

本来であればA機関以外がゲートを繋ぐための座標は知らないはずですが、
保安局チェルノボーグの大佐は月光園の東オデッサ軍旧施設で手掛かりを得て自力で導き出したようで、
ダニール伯爵は何らかの遺産の力でゲートに割り込み、無理矢理相乗りして通ってきたようです。
ダニールは月光園から姿を消した時と違い、竜の尻尾が生え、身体も部分的に覆われた竜人のような姿となっています。
また、少しだけ若返っています。

大佐は右目の眼帯の下に義眼があり、右腕が義手ですが、これらは“A”の遺産です。
二人ともナンバーズ級ですが、月の施設からは等しく侵入者として扱われるため、
上手く利用すれば互角以上に立ち回れるだけの余地があります。

施設は屋内ですが、月光園の旧オデッサ軍基地地下よりも広大で、
ある程度大型の乗り物も運用可能となっています。
また、施設そのものも“A”の技術によるためか非常に頑丈なので、
壁等を破壊して月面に投げ出されるリスクは考慮しなくても大丈夫です。


このパートにはノウ・フェイスが登場します。
また、通信のみでその場にいませんが、D(ドラグノフ教授)と連絡を取り合うことも可能です。


【2】【表裏】西オデッサ強硬派の侵攻を阻止する 難易度:7

任務内容:西オデッサの強硬派を制圧し、“S”の身柄を確保せよ


西オデッサ軍の施設内で、“将軍”と“S”の息のかかった兵士・兵器を食い止め、
強硬派『躍進党』の情報を多く持っているであろう“S”を確保することが目標となります。
純血同盟の幹部である“将軍”も捕えることができればなおよいものの、
シナリオ時点で候補となる人物も見出だせていないため、特定は困難でしょう。
なお、名前こそ将軍なものの、
実際に将官ほど高い地位にいるわけではないかもしれないとA機関の“羊飼”は推測しています。

兵士は一見普通の人間ですが、大多数がライカンスロープとヴァンパイアです。
正体がバレないように最新鋭の装備で武装していますが、
正体を見せることになった後も各々の異能と併せて普通に武装も使ってきます。
また、“S”の指揮下のロボット兵も紛れています。

【表裏】となっていますが、これは軍の施設で戦うため、
軍人をはじめとした表の身分の方が内部で動きやすくなる場合があるためです。
職能が軍人かつ職能レベルが高ければ、他の兵士の協力を仰いだり、施設の隔壁を操作したりして、
敵の足止めをしやすくなります。

このパートにはチーム:ムスタング・スリー、ブリュンヒルデ、“羊飼”が登場します。
“羊飼”はエージェントと連絡を取り合えますが、【表】の軍の将官の立場で動いているため、
すぐには現場に駆け付けることができない状態となっています。


【3】【裏】ズメイ&カーミラを倒す 難易度:10

任務内容:月光園でズメイ(ホロ)とカーミラ(六号)を駆逐せよ


「ムーンライト・ミステリーツアー」「月に嗤う 後編」に続く、三度目の月光園です。
月光園は休園中のため一般客はおらず、遊園地からサファリエリアまでの広い範囲が戦場となります。

ズメイは体長20メートル以上ある三つ首の竜の姿をしており、
三つの頭からは異なる属性のブレスを吐きます。
ただサイズが大きいだけでなく表皮も硬く、
遺産である『魔弾の射手』の圧縮魔素砲なら傷を負わせることができますが、
並大抵の攻撃は弾かれてしまいます。
ただ、【銀弾】は問題なく通用するため、ある程度弱らせれば攻撃が通りやすくなるでしょう。
もはや人の面影は目の色くらいしかありませんが、ホロの自我は維持されており、理性を失ってはいません。

ズメイだけでも強敵ですが、彼に近づこうとする者を排除すべく、
カーミラが立ちはだかります。
彼女は初めてライカンスロープから派生したヴァンパイアであり、凄まじい再生能力と膂力、
血液の武器化や操作と、異能も身体スペックも非常に高いです。

チェルノボーグの少佐も追ってきてますが、ズメイとカーミラを倒すまでは共闘も可能です。
ただし彼女はアーシャ(夜鷹)を何が何でも保安局に連行しようとしています。
なお、夜鷹は彼女から逃げ切りさえすれば、
あとはずっと本来の子供の姿(リュドミラ)のままでいればやり過ごせると思っています。

このパートには夜鷹、小鳩、梟、燕が登場します。
小鳩と梟はカーミラ、夜鷹と燕はズメイと戦います。


【4】【表】東トリス市民の避難を行う 難易度:5

任務内容:混乱している市民を落ち着かせ、安全を確保せよ


東トリスの市街はズメイの出現と、それに呼応するようになだれ込んできた魔獣によって、
大きな混乱に見舞われています。
学校を始めとした公共施設が避難所になっているものの、あまり避難は進んでいません。
【表】でそれなりの知名度、信頼があれば市民を落ち着かせることができ、
やむを得ず魔獣と戦うことになったとしても(表の顔が非戦闘系でも)、混乱のせいもあって、
あまり気に留められなくなります。
なお、話を聞いてもらう場合、最低でも職能レベルがLv3でないと難しいでしょう。

また、上記の通り避難所はありますが、
ミッションチームのリーダーは、必要に応じて活動拠点を避難所として活用して構いません。

避難誘導、魔獣(主にオオカミや大型のネズミがベース)への対処であれば表記通りの難易度ですが、
コシチェイ、および“蜃気楼”と戦う場合の難易度は7~8程度となります。
コシチェイは純血同盟の幹部“博士”のなれの果てで、“蜃気楼”が使役しています。
不死身の二つ名の通り、通常の攻撃手段では殺すことができず、仮に原形をとどめない状態となっても、
しばらく経てば復活してしまいます。
ただ、一時的な無力化は可能なため、その隙に倒すことはできます。
蜃気楼はヒットマン上がりのインテリジェンスですが、ムーンチャイルドのため超能力も使えます。

また、チェルノボーグは主に魔獣の排除を行いますが、
中尉は謎の勢力(A機関のエージェント)の正体を暴くのに躍起になっているため、
怪しい者は純血同盟の仲間として攻撃してきます。

このパートには鶯、大鷲、雲雀、シャーリィ、ターニャ(ブラッディ・リリィ)が登場します。
鶯はジャーナリストのイングリットとして芸能事務所ヴェレスの二人(大鷲と雲雀)をサポートし、
シャーリィとターニャは東トリス高校で避難民のケアを行います。


【5】その他 難易度:1

【1】~【4】の内容に縛られない、本シナリオに関わるアクションを自由に掛ける事が可能です。
ただし採用率は非常に低くなります(難易度は仮の物です)。
また、今回のシナリオ内容にまったく関連のないアクションは採用されませんのでご注意下さい。
アクション内容によっては別のパートに振り分けられる事があります。


■アバター死亡/停止
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなどPCが死亡する、
あるいはアバターが機能停止に陥るケースがあります。
そうなった場合、一定期間アバターチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。
ただし、NPCが死亡した場合はこの限りではありません。



それでは、皆様のご参加をお待ちしております。


【2021年12月14日13:15 追記】
【1】の施設・環境について追記を行いました。

【1】【裏】“月”に向かう 【現在のMC参加人数:42】

8

【2】【表裏】西オデッサ強硬派の侵攻を阻止する 【現在のMC参加人数:16】

7

【3】【裏】ズメイ&カーミラを倒す 【現在のMC参加人数:13】

10

【4】【表】東トリス市民の避難を行う 【現在のMC参加人数:58】

5

【5】その他 【現在のMC参加人数:10】

1