クリエイティブRPG

レヴァナント・クロニクル 王都決戦

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レヴァナント・クロニクル 王都決戦
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:ローランド
 
 

料金

MC参加:0ポイント
LC参加:50ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2020年01月23日公開!

シナリオガイド

“魔王”ヴェイロンとの対決の時。レガリス奪還の最終決戦が今、始まる!

シナリオ名:レヴァナント・クロニクル 王都決戦 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



人が“闇”に抗う剣と魔法の世界ローランド

“魔王”ヴェイロン率いる魔界の軍勢の侵攻によって窮地に立たされたレガリス王国。
『王都奪還』を掲げ、諸侯たちは劣勢の中で抵抗を続けていました。

テュリン砦の防衛、グランヴィル領ルイス城の奪還、そしてレガリス大橋の確保。
当初は絶望的だった状況は好転し、レガリスの騎士たちの士気も上がりました。
さらに互いに牽制し合っていた六大貴族が手を取り合い、北部の諸国も積極的に協力し始めます。
その裏には冒険者の活躍がありました。

冒険者の中には竜や精霊と契約を果たした者もおり、魔王との戦いに終止符を打つべく立ち上がりました。

人族の希望が集結し、ついに悲願の王都ルクサス奪還――魔王ヴェイロンとの直接対決の時が訪れようとしています。

■ □ ■


――レガリス大橋近郊、“レガリス人族軍”野営地。


「そうそうたる顔ぶれだな……」

人族軍の指揮官となったグランヴィル騎士団のダニエル騎士団長は、
各地から集まったレガリス騎士団の面々と冒険者の顔を見て息を呑みました。

ユーセイカ率いる北部最大の冒険者連合、赤兎団
黄金等級冒険者“金色”のゴールディ
伝説の巡礼者、白銀等級“聖拳士”フィリップ
シャロン・ライトフィールドが正式に加わった、赤銅級パーティ雷電の双星改め雷電の三連星

いずれも北部でその名を知らぬ者はいない、実力者ばかりです。

そして、ダニエルが待ち望んでいた者たちが来ました。
到着したオルフォード騎士団から、騎乗した騎士が前に出て兜を脱ぎます。
騎士の間でざわめきが起こり、やがて歓喜の声へと変わりました。

「レガリスの誇り高き騎士と勇敢なる冒険者たち。よく集まってくれた!」

『ジュリア様だ! ジュリア様が生きておられる!!』
『ああ、立派になられて……。あのジュリエット姫が、こんなにも凛々しく……』

第一王女ジュリア・クローディエ・レガリスの生還。
既に諸侯を通じてダニエル団長たちにも知らされていましたが、実際に彼女の逞しくなった姿を見て、
ダニエルもまた目頭が熱くなりました。
ジュリアに続き、冒険者の一団と教会の聖職者が出てきます。

「あいつらか。姫様を支え、魔王ヴェイロン相手に生き延びた『アカツキ』ってヤツは」
「あちらの方は執行官ですよ。まさかウェール教国から北部まで来て下さっているとは」
「あれが精霊……」

アスト、サラ、モニカ、テッド、アストの契約精霊アンディーン
彼らアカツキの活躍は騎士団の耳にも届いており、注目の的でした。

「な、なんか緊張するな」
「落ち着いて、アスト。いつも通りに」
「あ、あたしたちよりもっとすごい人たちがいっぱいいますからっ!」
「ま、いいじゃねぇか。ここは堂々と胸を張ろうぜ」
『私、隠れていた方がよかったですかね?』

五人が各々、彼ららしい反応をする中、冒険者たちからも声が上がります。

「いいね、彼ら。すごく輝いている。僕ほどではないけどね」
「目が痛くなるので離れてくれませんか、です」
「へぇ、あの人たちが噂の。あの人もあたしとゲッカと同じ精霊使い……」

「まさかまた執行官殿と相まみえようとはの」
「私のことはイレヴンとお呼び下さい。それが執行官としての名ですから」

執行官――リスタ教会の受付嬢リアナの本当の姿もまた、
この場の者たちに言い知れぬ緊張感を与えています。

「私はこの国を魔王ヴェイロンから取り戻す。そのために、騎士ロザリアとしてここまで戦ってきた!
 だが、相手は強大だ。だから私に、貴方たちの力を貸して欲しい。
 そして――共にこの国の闇を払おう!!」

それはただ魔王を倒すだけでなく、この国を変えていくというジュリアの決意の言葉でした。

■ □ ■


「では、現在のルクサスの大まかな状況、および魔王ヴェイロンについてです」

ルクサスの地図を開き、執行官No.Ⅺことリアナが説明を始めます。

「ルクサス城へ到達するには、二つの城壁を越える必要があります。
 一つ目は都市ルクサスを囲う外壁。
 二つ目は市街と王家・家臣団の居住区を分けるための内壁です。
 先行偵察部隊によれば、外壁の周囲には不気味なほどに魔族の姿がなかったとのことです。
 ヴェイロン侵攻時に破壊された場所も、そのまま放置されているとのことでした」
「……誘ってやがるな。連中、市街地で迎え撃つつもりだろう。
 魔王軍も魔王軍で、これまでの戦いでかなりの兵を消耗しているからな。
 俺たちがルクサス一点に絞っているように、ヴェイロンもまた内側に戦力を結集したってわけだ」

市街地での戦いを制し、できる限り多くの戦力を内壁の先へ進ませる。
ここが最も重要だと、ダニエル団長は判断しました。

「ならばそこは、私たち“赤兎”が支えよう。ダニエル団長、今回も宜しく頼むぞ」
「おうよ、ウサ子団長」

グランヴィル騎士団、および赤兎団は市街戦に戦力を集中させます。

「現在の王都は魔界の瘴気と、ヴェイロンの死の魔力に覆われています。
 人族が力を発揮するには、これを取り除く必要があります。
 そのために必要なのが市街地の教会、ルクサス城内の大聖堂、この二つにある守護結界の起動です
 
シャロンが前に出て、以前ルクサス郊外の教会から回収した大宝玉を置きます。

「市街地の結界の起動には、この大宝玉が必要となります。
 ルクサス城の方は大聖堂の装置によって管理されています。
 これらを押さえ、神聖力を活性化させることができれば、魔族を大きく弱体化させることができます。
 ヴェイロンに至っては、“死の理”を司る魔王です。弱体化なしに魔王としての力を発揮されれば、まず勝ち目はありません


「大聖堂は私が行きます」
「殿下、しかし……」
「ダニエル団長。この戦いが終わるまで、私のことはロザリアとお呼び下さい。
 一人の国を守る騎士として、私はあの暗黒騎士と決着をつけて参ります。
 どちらかが“四魔将”シグで、もう一方が“裏切者”と考えられますが、あの男は間違いなく城の方でしょう」
「ロザリアさん。俺たち『アカツキ』もついていく。
 あの人に、俺たちの“答え”をぶつけてやりたいんだ」

アストが旅の仲間として、彼女に告げます。

「じゃ、コイツを預かっている身だ。俺ら三人、雷電の三連星は市街の教会に行くぜ」
「あなたもこっちなんでしょぉ、執行官さん。シグの名前が出た時、ちょっと肩動いてたわよぉ」

リアナが苦笑しつつ、頷きました。

「そうなると、僕たちがヴェイロン担当になるわけだ、フィリップ老」
「そうじゃの。人生最後の相手が魔王というのも悪くないわい」
「縁起でもないこと言わないで下さい、です。執行官様、この者たちには自分が同行しますです」

教会のクレリック、キキが嘆息しながら言います。

市街、教会、聖堂、魔王。

それぞれの部隊に分かれ、作戦会議が進められることとなりました。


■ □ ■


「アーデン候のことは残念でしたわね」
「それは暴走のことか、それともヤツが死ななかったことかな?」
「今はどちらでもいいでしょう、ランカスター侯。
 あの男を見張るために、将軍もグランヴィル伯もアーデンを離れられないのです。
 ティーゼル将軍がこの場にいれば、どれほど心強かったことか。
 しかし……驚いたのは、キャンベル伯がこうして前線にまで出てきていることです」

六大貴族のうち三家、ランカスター、オルフォード、キャンベルの当主もまた、野営地に来ていました。

「ジュリア様は女王陛下になられるお方。挨拶は当然でしょう?
 それと、オルディアの神官隊に呼びかけ、医療部隊を揃えて参りましたのよ」
「こちらも商人ギルドと交渉して、赤兎を借りてきたのだ。
 オルフォード候よ。殿下を見つけたのは見事だが、貴様もまた随分な隠し事をしていたものだ」
 
ランカスター候の目線の先には、奇怪なバリスタが数基並んでいました。

「貴方の協力がなければ、資材不足で形にできませんでした。
 威力こそあの『時の閃』には遠く及びませんが、原理そのものはあれとほとんど同じです。
 時の閃の仕組みを知らなければ、気づくこともなかったでしょう」

記録によれば、大戦時は『恐れなき者(ドレッドノート)』と呼ばれていた兵器のようです。

「設置式だが、時の閃よりも少人数で運用でき、市街戦でも取り回しには困らんだろう。
 原理が同じなら、調整・運用に時の閃に携わった者を充てられる。
 ……そしてこれが活躍すれば、商人ギルドの連中の顔も立てられるというものだ」

■ □ ■


――“魔都”ルクサス。

「ミダス様。我は必ず――勝ツ!」

ヴェイロンから与えられた篭手をつけ、ウォーリア部隊の隊長グレオスは腕を鳴らしました。
彼の眼前にはホブナイト、ホブライダー、オークウォーリアーといった鍛え上げられた戦士が立ち並んでいます。
「確保できた“矢”は一本。使いどころを考えねばな。……シグ、そちらはどうだ?」
『ええ、準備は整っております』

“四魔将”イサカは内壁の上でバリスタを構え、同じく四魔将のシグの放ったゲイザー越しに連絡を受けます。

『こちらは元中央騎士団の者と、アンデッドたちを配備しました』
「……君は相変わらずだな。向こうが容赦なく元仲間を切り捨てても、即アンデッド化か」
『私も回復が追いついてないので、なりふり構ってられないのですよ。
 ヴェイロン様のためにも、ここは死守しなければなりません』

■ □ ■


――レガリス城大聖堂。

「ジュリエット……ジュリア王女は俺が相手をする。お前たちは手を出すな」
「お言葉ですが、人族がここまでたどり着くことはないでしょう」
「……そうだな。だからここは俺だけでいい。お前たちは外の守りか、ヴェイロン様の守りに守れ」

部下の兵士たちを外に出し、裏切りの第二王子ジャイルズは兜を脱ぎ、呟きました。

「俺には分かる。お前は必ず、ここに来る。
 お前の決意と覚悟見せてもらおうか」


■ □ ■


――レガリス城、玉座の間。

「どうした? 我を冷やかしにでもきたのか」
「ん、別にー。ただ、ヴェイロン君は真面目だな、って」

突然現れた珍客の言葉に、ヴェイロンは嘆息しました。

「……五百年前の戦いの後、他の魔王が腑抜けになっただけだ。
 だから奴も“ナイトロード”などと名乗る得体の知れぬ転移者に原書を奪われた」
「あの変態野郎の名前は出さないでよ、寒気がする。
 ヴェイロン君は昔のままだから、色々と安心できるんだよ。だからちょっと応援しに、ね」

女は蠱惑的な笑みを浮かべ、ヴェイロンの隣に立ちます。

「向こうの魔王たちは、あたしに任せて。まぁ、あの変態とは別に、一人どうにもならないのはいるけど。
 そっちはとりあえず、人界のウェール教国に丸投げしたままにするよ。
 じゃ、頑張ってね」

そう言い残し、十三魔王の一人は城から転移魔法で消えました。

「……さて。来るがよい、人界の民よ。我はここで待っているぞ」


レガリス王国の明日をかけた最後の戦いが今、始まります!

担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

『クリエイティブRPG』ローランドのグランドシナリオ
『レヴァナント・クロニクル 王都決戦』をお送りします。

このシナリオは、これまで展開してきたローランドの、

●トリガークエスト
「レヴァナント・クロニクル」1~18話

●トリガー&スペシャルシナリオ
レガリス戦記シリーズ
シャロンの大冒険シリーズ
伝説の冒険者との邂逅
ルクサスの冒険
初代プリシラ公の遺産


の状況・結果を踏まえた上での最終的なシナリオとなります。

ただし、最低限の情報は本ガイドのみで分かるようになっておりますので、
最近始めたばかりの方も、これまでの経緯が分からない方も、ぜひご参加ください!

★関連クエスト
当シナリオの発表と合わせ、

・雷電の三連星

がリリースされております。

また、12月24日(火)には

・ウサ子の憂鬱(仮)

がリリース予定となっております。

■本シナリオの結果とその影響について
このシナリオと、周辺状況を扱った現在リアクション作成中の

魔女とエロスと海の王

の結果によって、

・今後のローランドの展開
・三千界との関わり、裏世界の進展

に大きな影響が出てきます。

■シナリオへの参加について
本グランドシナリオは、MCの基本参加料は無料となります。
LC・フェローの追加や、文字数追加する場合は、別途ポイントが必要です。

ただし、グランドシナリオではリアクション本文への
キャラクターの採用・不採用がございます。


■シナリオ参加の報酬について
本シナリオに参加されるともれなく、

・EXP:5700
・G:3000
・社会性:1

が参加キャラクター毎にプレゼントされます。
※LCを参加させている場合、LCも同じ報酬を受け取ることができます。
※フェローを参加させるとMC・LCの報酬社会性が+1されます。(フェローを何名参加させても+1となります)

また、課題から

・EXフェロー『ロザリア』
・輝神の宝玉


を取得することができます。
なお、課題は12月23日中に追加される予定です。
※輝神の宝玉は参加アカウントごとに1つまでとなります。

また、トリガーシナリオ同じく、
冒険者等級の貢献点(ランクアップポイント)も手に入ります。

さらにシナリオ内で活躍したキャラクターにはリアクション公開後、
シナリオの内容や活躍に応じて、追加の貢献点をはじめとした様々な特典がプレゼントされる可能性があります。
冒険者等級の詳細や貢献点のシステムはこちらをご覧下さい。

★プライベートシナリオでの「功績者追加貢献点」について
プライベートシナリオでも活躍に応じて追加貢献点の付与を行っておりましたが、
本グランドシナリオのリアクションが公開されるまでにガイド発表されるシナリオまでで終了となります。
ご了承ください。


■基本的な状況
剣と魔法の世界の大陸、ローランド。
世界は人界と魔界に隔てられ、人族と魔族は歴史上、幾度となく衝突してきました。

魔王祭と呼ばれる大戦から500年。
小規模な争いこそあれ、大陸の北部地方は比較的平和でしたが、
突如魔界の十三魔王の一人“魔王”ヴェイロンが現れ、大国レガリス王国の首都ルクサスは陥落しました。

ヴェイロンはレガリスに配下を放ち、レガリス国内のみならず、北部地方の広くに恐怖を与えます。
そんな中、辛うじて生きて王都を脱出した王女ジュリアは騎士に扮し、
ロザリアと名乗って「英雄の素質を持つ者」を見出すべく奔走。
リスタの町の冒険者パーティ『アカツキ』を見込み、彼らと共にレガリス領を回り、
諸侯に自身の生存を伝え、レガリスを取り戻すべく協力を要請しました。

彼女の訴えと、冒険者の活躍によるレガリス王国の巻き返し。
それらはレガリスの諸侯たちに希望を与え、アーデン以外のレガリス六大貴族が一つになりました。
そしてついにヴェイロン四魔将の一人ミダスを倒し、王都ルクサスに手が届くところまで来たのです。

一方、元レガリス領であったプリシラ公国では十英雄“剣聖”ルクスの武器であった聖剣グロリアスや、
秘境に住む伝説の竜族を巡って魔王軍との戦いが繰り広げられ、
最終的にヴェイロン四魔将のアラッソとその妹クルエルの“残虐兄妹”を撃破します。

残る四魔将はイサカとシグの二人。魔王軍の戦力も低下しつつある。
魔王ヴェイロンを倒すべく北部地方の各地から戦力が結集し、いよいよ王都ルクサス奪還戦が始まります。

★死亡(アバター死亡)判定
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど、
冒険者が死亡するケースがあります。
世間的に公にはなっていませんが、教会には「死んだ直後」であれば生き返らせる事が可能な蘇生術式があり、
転生者やそれに準じる者が多く死ぬ可能性がある状況での使用が許可されています。
ただし蘇生してもしばらくの間はまともに戦うことができない状態となり、
システム上では一定期間死亡時のアバターにチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。


■各パートについて
アクションパート別の注意事項は以下のようになります。
アクションパートを跨いだアクション、グループアクションはダブルアクションとなり
不採用となる場合がございます。ご注意ください。
なお、難易度は「守護結界起動前」の状態のものです。
【2】【3】の結果次第で難易度は下がります。


★冒険者等級による扱い
パート【3】【4】は、パート【1】の結果次第で採用人数が変動します。
【1】が失敗、あるいは成功しても大きな被害が出ている場合、
等級が高い方が優先して採用されることになります。
ただしアクションの内容によっては限りではありません。

また、「アーデン栄誉勲章」「グランヴィル功労勲章」のような勲章持ちや「英雄装備」の使い手、
二つ名・異名持ちといった方も優先度は高くなりますので、気合を入れて頂けますと幸いです。

★恐れなき者(ドレッドノート)
「時の閃」はレガリス大橋の戦いで破壊されましたが、それとほぼ同じ原理を用いた兵器、
「恐れなき者」が五つ投入されています。

『時の閃』の運用要員だった方たちは、
【1】【2】(市街地にあたる場所)でこの恐れなき者を使用可能です。
なお使用時は、レガリスの騎士NPCの手を借りることができます。
運搬含めて少人数で運用可能なため、時の閃ほど戦力(NPC)減少とはなりません。
ただし取り回しが言い分、威力は時の閃に比べ大きく劣ります。



【1】市街の魔王軍と戦う  難易度:7

オーガの闘士グレオスが指揮を執る、魔王軍の戦士団と戦うパートです。
オーガは格闘に特化したオークの亜種であり、中位魔族です。
グレオスはヴェイロンから武器を授かりましたが、それを抜きにしても先の戦いを糧に成長しています。
モンクをはじめとした「格闘術の使い手」を優先的に狙うことに変わりはありません。

魔王軍の戦力はホブゴブリンとオークウォーリアーで構成されます。
ホブゴブリンは重厚な鎧で身を固めたホブナイトと、馬に乗ったホブライダーがいます。
オーク、ホブゴブリンともに訓練された精強な戦士であり、
ホブナイト一人当たりの強さはレガリスの騎士と同等、あるいはそれ以上です。

市街地の通りは広く建物も多いですが、魔族たちはそこまでルクサスの街を熟知しているわけではありません。
そのため、騎士たちと上手く連携すれば地形を利用し、優位に立ち回れるかもしれません。

内壁の上にはイサカとホブアーチャーがおり、行く手を阻みます。
なおホブアーチャーはマギアシューターではなく、ただの弓矢を使う射手です。
イサカは狙撃がメインですが近接戦もこなせ、
奥の手として射線を定めずに任意の座標に着弾させる「無照準射撃」を持ちます。

対グレオスは難易度9、対イサカは難易度10相当です。

こちらのパートにはグランヴィル騎士団のダニエル団長、
ユーセイカをはじめとした赤兎団の面々が登場します。
今回はこのパートのみ、ユーセイカの力により「高揚状態」となり、
PC/NPCが通常時よりも能力が強化されております。
※ただし対象はローランドアバターのみ。
これにより、通常時よりも攻撃力・魔法攻撃力が2割増しとなります。
(この状態の上に、さらに各々の能力強化スキルを使うことも可能
基礎となる攻撃力・魔法攻撃力が上がっているものとお考え下さい)



【2】教会の結界を起動する  難易度:8

市街地の教会に大宝玉を運び、結界を起動することを目的とするパートです。
教会では四魔将のシグが待ち構えており、結界起動のためには彼女を倒す必要があります。

シグは執行官リアナと戦って重傷を負っており、本来の6割程度までしか力を発揮できなくなっています。
そのため懐柔した元中央騎士団の騎士(洗脳や精神支配は受けていません)や、
戦死した騎士によるアンデッドナイト、霊体であり物理攻撃の効かないウィル・オー・ウィスプ、
目から光線を放つ使い魔であるゲイザーを使役し、こちらを殲滅しようとしてきます。
なお元騎士は力尽きた場合、即アンデッドナイトとなって復活します。

弱体化しているとはいえ、それでも対シグは難易度9相当となります。

こちらのパートには雷電の三連星(レミ、エクレール、シャロン)とリアナが登場します。
リアナはシグを追い詰めるほどでしたが、彼女もまた消耗と制限のため、全力は出せなくなっています。

このパートが成功すると、【1】【3】【4】【5】の難易度が1下がります。


【3】大聖堂の結界を起動する  難易度:9

レガリス城の大聖堂で待ち受けている暗黒騎士ジャイルズを倒し、結界を起動することを目指すパートです。
ジャイルズの配下となっている魔人兵士ヴェイロンガードとダークエルフのマギアシューターもいますが、ごく少数です。
ジャイルズは彼らを頼るつもりはなく、むしろ邪魔だと思っています。

ジャイルズの実力は四魔将に引けを取らず、ヴェイロンの第一形態とも互角に渡り合えるほどです。
ロザリア曰く、「侵攻前とは比べ物にならない」ほど強化されており、
身体能力はヒューマンのそれではないとのことです。
なお、魔族ではないため魔神の加護はありません。
それでもナイトに由来する堅牢な防御と、暗黒騎士由来の剣技を持つため、
彼に有効打を与えるのは容易ではありません。

こちらのパートにはロザリア(ジュリア王女)とアカツキ(アスト、サラ、モニカ、テッド、アンディーン)が登場します。

このパートが成功すると、【4】【5】の難易度が1下がります。


【4】魔王ヴェイロンに挑む  難易度:10

玉座の間で、魔王ヴェイロンと戦うパートです。
ヴェイロンは魔人姿の第一形態と、“死の魔王”としての真の姿である第二形態があり、
両方を倒す必要があります。
第一形態は魔界由来の剣技を中心に戦う剣士スタイルですが、
ジャイルズと違い強力な魔神の加護も備えています。

第二形態は常時死の波動を放った状態であり、並の人族がまともに受けると即死です。
また、死を免れても呪いにかかり、傷を癒すことができなくなります。
神聖術で防ぐことはできるものの、受け続ければ破られてしまいます。
ただしこの力は「魔界の環境」で真価を発揮するものであり、
ルクサスの結界が正常に機能するようになったら本来の効力を発揮できなくなります。
また、第一形態と違い、第二形態はアンデッドに近い性質になるため、
神聖術や光属性攻撃によるダメージが倍化します。
とはいえ、結界を起動しない状態では有効打を与えにくいことに変わりはありません。

こちらのパートにはゴールディ、フィリップ、キキが登場します。


【5】野営地を守る/救護・ルクサス調査  難易度:5

主戦場はルクサスの中ですが、近郊の野営地には後方支援要員が控えており、
六大貴族のランカスター、オルフォード、キャンベルの当主もいます。

魔族は主力を王都内に集約していますが、それでも外に割く戦力がないわけではありません。
訓練されたゴブリンによる別動隊が野営地を狙っており、それに対処する必要があります。
無論、騎士団員も警戒して控えていますが、実力はともかく、数的にはやや心もとないです。

なお、当主たちは基本的に何らかの功績を持つ者や、繋がりがある者以外と顔を合わせることはありません。

また、ルクサスでの負傷兵の救護や、ルクサス市街の街の様子がどうなっているか確かめたい方も、
こちらのパートとなります。
このパートの場合【1】と違い主戦場ではない場所での行動となりますが、
魔界の瘴気やヴェイロンの魔力の影響でスケルトンやウィル・オー・ウィスプが徘徊しているため、
注意が必要です。
アンデッドは【2】【3】で結界が発動すれば消滅します。



【6】その他 難易度:1

【1】~【5】の内容に縛られない、本シナリオに関わるアクションを自由に掛ける事が可能です。
ただし採用率は非常に低くなります(難易度は仮の物です)。
また、今回のシナリオ内容にまったく関連のないアクションは採用されませんのでご注意下さい。
アクション内容によっては別のパートに振り分けられる事があります。



それでは、皆様のご参加をお待ちしております。

【1】市街の魔王軍と戦う 【現在のMC参加人数:48】

7

【2】教会の結界を起動する 【現在のMC参加人数:29】

8

【3】大聖堂の結界を起動する 【現在のMC参加人数:16】

9

【4】魔王ヴェイロンに挑む 【現在のMC参加人数:30】

10

【5】野営地を守る/救護・ルクサス調査 【現在のMC参加人数:95】

5

【6】その他 【現在のMC参加人数:10】

1