※このシナリオは、学び舎ギルド「コスモスアカデミー校」で
所定の条件を満たした方向けのシナリオです。
招待された人以外はリアクションに登場することが出来ませんのでご注意ください※
“カオス”が振りまく滅亡因子に蝕まれ、
崩壊の危機に瀕している“混沌の世界”
アトラ。
カオス第一次危機(ファースト・クライシス)を生き延びた人類は、
世界の崩壊を防ぐべく『コスモス機関』を設立し抵抗を始めました。
地上を跋扈する、滅亡因子が生み出した怪物
「混沌の獣」を倒せるのは、
コスモス機関で開発された対カオス武装「コスモスアーム」を扱える戦士、
特異者のみです。
ワールドホライゾンの特異者はコスモス機関に協力し、メディエーターとなって混沌の獣、
そしてその先のカオスそのものとの戦いに身を投じる事となったのです――。
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――新東京、【学び舎】コスモスアカデミー
コスモアカデミーは、混沌の獣と戦う戦士「メディエーター」の養成所です。
ここではコスモス機関の運営のもと教育・訓練を経て「適性有」と判断された者が、正式に実戦部隊に入隊する事になります。
「皆、メディエーターとしての経験や心構えは得たようだな。これならまあ大丈夫か、今日は早速実戦といく」
集まった学び舎のメディエーターたちにそう言ったのは、ワイズのフリードリヒです。
コスモス機関から派遣された彼は、【学び舎】コスモスアカデミー校の教官を務めています。
厳しくぶっきらぼうに見えるフリードリヒですが、実は面倒見がよく学び舎のメディエーターたちをよく気にかけてくれていました。
「お前達の初陣にちょうどいい難易度の作戦への参加要請が来た。
とある小さな街が第二種『ヤクシャ』の襲撃にあい、その際女児が1名が取り残されたらしい。
早く救助に行かねえとそいつが危険だ。
だが、この“獣”が少し厄介だ……。『ヤクシャ』はワイズっぽい能力を使うやつらしい。
よって『ヤクシャ』を引き付ける戦闘班、女児を救出する救出班に分かれ、
混沌の獣たちを倒しつつ女児の救出も並行して行う作戦となる。
ただ、『ヤクシャ』はある程度頭が切れる上に、すばしっこく読めない動きをすると聞く。
駆け出しのメディエーターは油断すると少し危ねぇ敵だ。
力押しだとやられる可能性がある、よく考えて行動しろ。いいな」
「
最前線で戦うブレイブ、後方から援護するワイズ、それらをサポートするタクト……
この依頼は、アトラのアバター全ての力が必要となるのですね」
「その通りだ。ある程度個別に動いても問題ねぇが、せっかく学び舎で一緒に学んでいる仲間なんだ。
相談して役割分担を決めてもいいだろう」
学び舎の講師
蘭野 しずくの助言に、フリードリヒは静かに頷きました。
「今回のような作戦はコスモス機関でも多い、メディエーターとして慣れて欲しいところだ。
ま、俺も同行するから安心しろ」
「そうですね……わたしもフォローします!」
銃を構えるフリードリヒに、しずくはコクンと頷き、学び舎生に向き直りました。
「大丈夫です。仲間と一緒に頑張りましょう!」