※このシナリオは、学び舎ギルド「ナイトアカデミー校」で
所定の条件を満たした方向けのシナリオです。
招待された人以外はリアクションに登場することが出来ませんのでご注意ください※
1000年前に創造神“神竜”との間に結ばれた契約により、神竜の加護によって守られた国、リュクセール。
その1000年間平穏を保ち、千年王国としてその名を世界に轟かせていましたが、神竜の加護はその力を失い始め、リュクセールに再び戦乱の時代が訪れようとしています。
神竜の加護を受けた英雄王ディグランツによってその礎を造られた王国――しかし、時代は新たな変革者を求めています。
その変革者とは――あなたかもしれません。
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――首都
ソヴェンナの軍務区画にナイトアカデミーという騎士養成校があります。ソヴェンナでの拠点の1つとして、ワールドホライゾンでも【学び舎】ナイトアカデミー校を作りました。
学び舎はナイトアカデミーの協力により、様々な世界から招かれた者達を受け入れ、必要な知識や経験を積んでもらっています。
「今日は皆さんにぜひ協力頂きたい依頼がありますわ。実戦も兼ねて解決して頂きたいのです」
集まった学び舎の冒険者たちにそう告げたのは、ナイトアカデミーの生徒である
アスターです。彼女はナイトアカデミー生徒であり、学び舎の先輩として派遣されていました。
高い理想の持ち主ですが、後輩となる学び舎の冒険者たちのことはよく気にかけているようです。
「先日、許しがたい事件が起きましたわ。
ここ、ソヴェンナと南東にあるノイエ・ゴルドバールの中間地点にある交易都市、セロナブルで行われるオークションへの参加に向かっていたある貴族を襲い、令嬢を攫った盗賊団が判明――盗賊団の捕縛と令嬢の救出が今回課せられるミッションですわ。
調査の結果、盗賊団のアジトも判明していますけど令嬢は近く行われる闇市での商品とされる可能性が高いとのこと……そのため、盗賊団を捕縛する戦闘班と令嬢を救出する救出班に分かれて動いて頂きますわ。
盗賊団の主な構成は人間――ただ、中にはドワーフやラオプティーアも居る様子……身体能力は若干人間より高いでしょう。バランスの良い役割分担が必要になりますわ」
アスターの説明に、学び舎の生徒が質問を投げかけました。
「その、令嬢にもきっと見張りはついているよね? その見張りもどうにかしないといけないって事かな」
「いい質問ですわ、勿論どうにかして頂きますわよ。ただ……盗賊団自体はそれほど人数は居ない様子が見られますわね、盗賊団のアジトを急襲すれば、見張りのメンバーも引き付けられるとみていますわ。令嬢の救出はその間に目指して頂きたいの」
アスターの説明に学び舎の講師
蘭野 しずくが助言しました。
「
最前線での戦いを担う冒険者や傭兵、ナイトアカデミー生徒、後方からの支援やサポート役の探求者……この依頼はカルディネアのアバター、全ての力が必要となる、そういう事ですね」
「その通りですわ、個別に動いても問題ないと思いますけれど……せっかく学び舎で一緒に学んでいる仲間なんですもの。
相談して、役割分担を決めても良いと思いますわ」
アスターは改めて、学び舎の後輩達に告げました。
「今回の依頼は人助けと同時に、街道で悪事を働く輩を捕縛する事――まずは冒険者としての一歩ですわ。わたしくしも同行するので、安心して下さいませ」
「そうですね……私も勿論、フォローに向かいますよ!」
装備した剣へ片手を置くアスターに、しずくはコクンと頷き、学び舎生に向き直りました。
「大丈夫です。仲間と一緒に頑張りましょう!」