※このシナリオは、学び舎ギルド「ザンテンブルク校」で
所定の条件を満たした方向けのシナリオです。
招待された人以外はリアクションに登場することが出来ませんのでご注意ください※
人が“闇”に抗う剣と魔法の世界ローランド。
六つに分かれた大陸の地域の一つ、砂漠地方。
そこでは機械と魔導技術が融合した『機導』が発展していました。
砂漠の連合国家であるビュステラント連合国は、魔王の支配を離れた機械族との交流を通じ、
技術を進歩させてきました。
しかし500年の時を経て魔王ターレックに代わる新たな魔王、ナイトロードが出現。
機械族は彼の支配下に置かれ、
機械帝国(マキアスライヒ)を建国。
再び魔王と人界との戦いが始まろうとしていました――。
■□■
――ヴュステラント連合国、【学び舎】ザンテンブルク校
首都
ザンテンブルクの一角に、ワールドホライゾンは拠点の一つである学び舎を作りました。
学び舎は冒険者ギルドの協力により、様々な世界から招かれた者たちを受け入れ、必要な知識や経験を積んでもらっています。
「皆、冒険者としての経験や心構えは得たようだね。これなら大丈夫そうだ、今日は実戦といこう!」
集まった学び舎の冒険者たちにそう言ったのは、ウォーロックのコルルです。
ザンテンブルク協会(冒険者ギルド)から派遣された彼女は、【学び舎】ザンテンブルク校の教官を務めています。
明るくでフレンドリーな彼女は、学び舎の冒険者たちをよく気にかけてくれていました。
「丁度ギルドに依頼が入ったんだ。
とある小さな街がはぐれ機械兵の群れに襲われて、女の子が取り残されちゃったんだって。
早く助けに行ってあげないと危険だ!
だけど、この機械兵がちょっと厄介でさ。機械兵の中でもリーダーっぽいやつがいるみたいで、結構統率された動きをするみたい。
だからリーダー機械兵を引き付ける戦闘班と、女の子を救出する救出班に分かれて、
機械兵たちを倒しつつ女の子も助けてあげようって作戦だよ!
ただ、リーダー機械兵はある程度頭が切れるようだし、それ以外の機械兵も頑丈な上に意外とすばしっこいみたい。
駆け出しの冒険者は油断するとちょっと危ないっていうか……
力押しだとやられる可能性があるから、よーく考えて依頼に当たるんだよっ」
「
最前線で戦うヴァンガード、後方から援護するウォーロック、それらをサポートするエンジニア……
この依頼は、ローランドの砂漠地方のアバター、全ての力が必要となるのですね」
「その通り!ある程度個別に動いても問題ないけど、せっかく学び舎で一緒に学んでいる仲間なんだ。
相談して役割分担を決めてもいいと思うよ」
学び舎の講師
春待 日向の助言に、コルルは満足そうに頷きました。
「魔王ナイトロードが機械族の主になってから、砂漠地方は不穏な空気でみんなピリピリしてる。
今回みたいな依頼は冒険者ギルドでも多かったりするから、冒険者として慣れて欲しいところだ。
あたしも同行するから安心してね!」
「そうですね……わたしもフォローします!」
杖をくるりと回してみせるコルルに、日向はコクンと頷き、学び舎生に向き直りました。
「大丈夫です。仲間と一緒に頑張りましょう!」