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神聖エテルナ帝国100年祭

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神聖エテルナ帝国100年祭
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:アルテラ
 
 

料金

MC参加:50ポイント
LC参加:50ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2014年07月15日公開!

シナリオガイド

ついに開催! アルテラ最大の国家の祭典を楽しもう!

シナリオ名:神聖エテルナ帝国100年祭 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



 ――神聖エテルナ帝国、帝都ノウス・テンプルム。

「いよいよ開幕ね」

神聖騎士第三席メリッサこと、皇女メリシアーナは、大聖堂から帝都の街並みを見下ろしていました。
普段の倍以上の行商人が露店を構え、中央広場は早くも賑わいを見せています。

「つい先ほど、サンドレア、アルトルークを結ぶ転移門が開通した。100年祭の間だけとはいえ、三大都市圏を容易に行き来できるようになったわけだ」

メリッサにそう告げたのは、神聖騎士第七席のカスパーでした。
『100年祭』は神聖エテルナ帝国の建国百周年を記念した祭典ですが、同時に「世界に対し帝国の魔導技術の高さを知らしめる」ためのものでもあります。

「元老院のガキ共もよくやるもんだ。反帝国連合の動きもあるってのに」
「その『万が一』が起こらないために、わたしたちがいる。それに、警備には正規帝国軍の半数が動員されているわ。そして何より、元老たちの多くは大賢者の位階。コルリスの“預言者”ロートゥスほどとは言わないまでも、並大抵の実力じゃローブに傷をつけることさえかなわないわよ」
「そういや、あの“凍壊”――第一魔導師団長イスラも北方山脈から呼び戻されてるんだよな。ま、あの人は例の催しのために来た節があるが。
 いずれにせよ、賊に毛が生えたような連中じゃどうしようもねぇな」

カスパーの言う「例の催し」とは、“公開魔導騎士登用試験”です。
これは魔導騎士としての素養のある者、あるいは既に魔導騎士としての力を持つが正規の認定を受けていない者を見出すために、帝国元老院が主催するものです。

「『魔導騎士は全世界で百人にも満たない』って言われているけど、正確には『確認されているのが』なのよね。 ご老人たちは、市井に埋もれた『優れた人材』と『潜在的な脅威』を把握しておきたい……といったところでしょう」

アルテラ各国からの要人たちもそれを見学する事になっているため、魔導騎士として認定されてもその場で帝国への恭順を強制されることはないようですが、顔は覚えられることでしょう。

(ん、あれは……)

* * *


帝都ノウス・テンプルム、中央広場。

「あなたがコルリス王国のユリウス様ですか。お噂はかねがね」
「ええ、“初めまして”。かの神聖騎士のお一人とこうしてお会いできるとは光栄です」

ユリウスとしては初対面である神聖騎士に対し、彼は挨拶をしました。

「こういう機会は少ないことでしょう。ぜひわが国の祭典を満喫なさって下さい」

“青の王”、と去り際に小さく呟き口元を緩めたのを、ユリウスは見逃しませんでした。

「神聖騎士第十席、ヨエルか。ユリウス、彼はどんな人物だ?」
「メリッサの次に新しい神聖騎士で、紳士的な人物だけど……正直、何を考えてるか分からない、油断ならない男だよ。それと」

真剣な顔で、ユリウスはルキアに告げます。

「メリッサから聞いたけど、帝国が復元に成功した古の魔剣――“緑の魔剣”の適合者って話だ」
「魔剣を扱う神聖騎士、か……」

* * *


帝国領、水上都市アルトルーク。
アルテラの各地から多くの人が帝国に集まりつつありますが、その中には特異者の姿もありました。

「おお、もうほとんど海だねっ!」
「まったく……ルキアたちは直接帝都に入れるのに、俺たちは遠回りしなきゃならねぇなんて」
「仕方ないでしょ。ルキアはジュ……ユリウス王子の護衛役って事になってるんだから」

リンシア一條 勇人星川 鍔姫の三人は、帝都への中継地点であるこの街でゴンドラに揺られていました。

「にしても、この街から移動手段があるって話だが……」
「『転移門』さね。そこをくぐればあら不思議。あっという間にノウス・テンプルムってなもんよ」

勇人の疑問に答えたのは、同じゴンドラに乗り合わせた女の子でした。
小柄な鍔姫よりもさらに一回り小さいですが、どこか老獪さを感じさせます。

「転移って……最上位魔法の一つじゃない。それを発動した状態で固定するって一体どんだけ高度な技術が必要だと思ってるの?」
「それだけの技術がエテルナにはあるってことさね。ま、元老院のことだ。色々と悪知恵を働かせてはいるんだろーけどねぇ」

彼女がかっかと笑いました。

「アタシはベル。こうして会ったのも何かの縁さね。よろしく」

ベルと名乗った女の子は、岸辺に視線を送り、呟きました。

「……反帝国連合の輩は案の定ってとこかね。ま、大したことはできないだろうけど」

停泊している貨物船に多数の魔器が運び込まれていくのを、彼女はただ笑って眺めているのでした。

担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

アルテラのイベントシナリオ『神聖エテルナ帝国100年祭』をお送りします。
このシナリオはイベントシナリオとなり、参加人数は無制限となります。
グランドシナリオとは異なり採用不採用はなく、基本的に全ての参加者が登場します。
どなたでも自由に参加できますので、お気軽にご参加下さい。

これまでのアルテラのシナリオの流れを汲んでおり、アルテラのNPCも多数登場しています。


★報酬について
シナリオに参加すると、
EXP:600
G:600
を獲得できます。
※LCを参加させている場合、LCも同じ報酬を受け取ることができます。
※社会性は獲得できませんが、フェローを参加させるとMC・LCの報酬社会性が+1されます。(フェローを何名参加させても+1となります)

シナリオに参加した後、自分の行動に合わせて「アクションパート」のいずれかを選択してください。
自分の行動したい物がない場合でも、活動場所が近い物を選択してください。

アクションパートはクエストと同様の難易度が設定されていますが、
シナリオではアクションによって難易度の差を埋める、あるいは戦闘能力に左右されない行動をとることも可能です。

具体的なアクションの書き方が分からない方は、プレイガイドをご覧ください。

■神聖エテルナ帝国について
当シナリオの舞台となる『神聖エテルナ帝国』は、コルリス王国、グラナート同盟と並び「アルテラ三大列強」と呼ばれる大国の一つです。
建国から百年とアルテラの中では比較的新しい国家ですが、他国の追随を許さない高度な魔導技術を持っており、軍事力に関しては「アルテラ最強」とも言われています。
その力をもって中央大陸ロディーナの国家を併合し、現在は大陸の約三分の二が帝国領となっています。
意外な事に直接的な戦闘が起こった例は少なく、併合された国の大部分はすすんで帝国への恭順を示しています。
しかし、ここ最近になった帝国の実質的な政治を行っている元老院が強硬姿勢を強めており、それに危機感を抱いた者たちや帝国に不満を持っている者が「反帝国連合」を結成し、水面下での活動を始めています。

今回のシナリオで行くことのできる街の概要は以下の通りです。

●ノウス・テンプルム
「地上の楽園」と呼ばれるほど治安も景観も優れている帝国の首都です。
最新の魔導技術が各所に導入されており、文明水準はアルテラの他国の数百年先を行く、とまで言われています。
この街は幾重にも重なった結界で守られており、通常は自由に出入りする事ができません。
入るには元老院が発行している許可証が必要となっており、その発行条件が厳しいために、帝都を訪れる行商人はごく少数です。
「帝国100年祭」の間も結界は維持されていますが、アルトルーク、サンドレアの二都市から「転移門」を通じて自由に出入りできるようになっています。

●アルトルーク
アルテラ最大の内海、ネプティア海の海上とその沿岸一帯に広がる水上都市です。
湖の街ラクスに近い雰囲気がありますが、こちらは音楽よりも「大道芸」が盛んで、様々な旅芸人が自身の芸を披露しています。
かつてはアルトルーク王国として隆盛を誇っており、帝国に併合されるまでは「中央大陸一の海洋国家」でした。また、亜人(アーライル、セリアン、デモニス)も多く暮らす他民族都市でもあります。
ネプティア海は海の巨獣と言うべき「海獣」の巣窟でしたが、アルトルーク人たちはそれを手なずけ、一帯に国を築きました。この海獣はアルトルークの武力であり、また市民への「見せ物」でもあります。
旧アルトルーク王国は帝国の歴史において唯一の「神聖騎士を殺した国」であり、それゆえ帝都を除き、現在最も強い支配を受けている帝国領となっています。


●サンドレア
ロディーナ大陸西部に広がる、広大な砂漠地帯にある町です。
オアシスの町であり、元々はサンドレア公国という国の首都でした。
武闘派が多く、帝国領でありながら帝国軍の兵士が一切駐留していないのが特徴です。そのため、自治領という扱いとなっています。
これはかつて帝国に帰属する際、条件として「帝国軍を駐留させない」事を提示し、納得させたためです。
公認の闘技場があり、腕っ節に自信がある者はここで戦いに明け暮れています。
闘技場で常勝を誇っている者たちの多くは魔人を筆頭とした高位のデモニスとなっています。
また、この闘技場には「魔法や魔器は一切使用してはならない」というルールが存在しています。


アクションパート別の注意事項は以下のようになります。


【1】公開魔導騎士登用試験を受ける 難易度:6
登場予定NPC:ルキア、ユリウス、メリッサ、カスパー、イスラ、ヨエル、フランク、ラルフ、ブルーノ(【2】と共通)

帝都ノウス・テンプルムの中央広場で行われる「公開魔導騎士登用試験」を受けるパートとなります。
帝国元老院が主催となっていますが、シナリオガイドにある通り魔導騎士として認められたとしても、帝国所属となるわけではありませんのでご安心下さい。
試験は「実戦形式」で行われ、帝国軍の魔導騎士や魔導師が試験官を務めます。そしてその様子を神聖騎士や元老の他、各国の要人たちが見学することになっています。
ガイドに出ているNPCの他に、グラナート同盟からは、三獣士のフランクとラルフ、リヴァージュ共和国からは大統領のブルーノが来ています。

魔導騎士を目指すにはアルテラの剣士や魔法使いとして高い実力を備えている必要がありますが、「元素(エレメント)への理解」も重要となります。

なお、当シナリオで見事に魔導騎士として認定されたPCには、
今後実装予定の上級アバター

「魔導騎士」

の覚醒に必要なアイテムをプレゼント致します!


試験への参加は「剣士」「魔法使い」のアバターでなくても構いません。
ただし、上級アバター「魔導騎士」の覚醒にはアイテムの他にも条件が必要となります。
詳しくはアバター実装をお待ち下さい。

※帝都観光、試験の見学等を行う場合は【2】のパートとなりますのでご注意下さい。

【2】帝都ノウス・テンプルムへ行く 難易度:2
登場予定NPC:ルキア、ユリウス、メリッサ、カスパー、イスラ、ヨエル、フランク、ラルフ、ブルーノ(【1】と共通)

公開魔導師登用試験は受けず、帝都の100年祭を楽しむためのパートです。
普段は自由に出入りできないこともあり、街ではここぞとばかりに行商人が露店を開いています。
また、帝国の精鋭である正規軍人が巡回しているため、不審な行動をすれば拘束される可能性は高いです。


【3】サンドレアへ行く 難易度:2

登場予定NPC:クリス、サラマンド

砂漠の町サンドレアへ行くパートです。
武闘派で荒っぽい人達が多い町ですが、普通に町を歩いている分には絡まれる危険性はほとんどありません。
また、酒場が多く、祭の間は屋外で飲み食いできるようにしているところも多いです。

闘技場に参加する事も可能です。
闘技場の対戦相手はランダムなため、人数次第では特異者同士の組み合わせが多くなる可能性もあります。

また、サンドレアには神聖騎士の一人であるサラマンドと、諸国を旅している“鋼の魔女の娘”クリスが来ています。

【4】アルトルークへ行く 難易度:2

登場予定NPC:一條 勇人、星川 鍔姫、リンシア、ベル

水上都市アルトルークへ行くパートです。
内海沿岸と海上に街が広がっていることから、移動の多くは船(ゴンドラ)を使うことになります。
また、沿岸には広い海水浴場もあり、そこで遊ぶ事も可能です。
「大道芸」が盛んな街ということもあり、街のいたるところに簡易ステージがあります。そちらで芸を披露する事もできます。

【5】不審な貨物船に乗り込む 難易度:4

登場予定NPC:リンシア、ベル

アルトルークの沿岸に停泊している不審な貨物船に潜入するパートです。
貨物船に多数の魔器が運び込まれていくのを、勇人や鍔姫が知り合った少女(?)ベルが目撃しており、この船は反帝国勢力が何らかの目的のために利用していると推測しています。
仮に100年祭でテロを起こそうとしているようであれば止めなくてはなりません。
リンシアはベルと共に、途中で鍔姫、勇人と別れてこの船に乗り込もうとしています。


それでは、皆様の参加をお待ちしております。


【2014年6月23日16:10 追記】公開魔導騎士登用試験の参加条件について追記を行いました。

【1】公開魔導騎士登用試験を受ける 【現在のMC参加人数:89】

6

【2】帝都ノウス・テンプルムへ行く 【現在のMC参加人数:42】

2

【3】サンドレアへ行く 【現在のMC参加人数:22】

2

【4】アルトルークへ行く 【現在のMC参加人数:39】

2

【5】不審な貨物船に乗り込む 【現在のMC参加人数:18】

4