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ワールドホライゾン

ゲームマスター
  • 日下智
    (くさかさとし)
  • 最終更新日:2024年10月28日
  • 作品数:14
  • シナリオ一覧

プロフィール

<10月30日 シナリオ公開!!>

 プライベートスペシャルシナリオ
 キサナドゥの宴③ 狭間なる上都にて
 - Hero’s & Heroine’s Journeys -

 ※ 承前: 頁頭シナリオ一覧参照

 よろしくご縁お願い申し上げます。


 …………

 以下、蛇足戯言。
 旧マスコメ等、由無し事ジャンク再録です。

******


「『<世界>も無ければ、
   <物語>も無い。
   ……<詰まらない>』じゃと?

  其処に在るじゃろうが。
   <数多の世界>が。
   <終わり無き物語>が。
  まさに、お前さんの中にこそ」
  
   * * *
 
 『振り返れ
  貴方の想いの果てを、見遥かせ
  そこに観えるもの
  それは<鏡>にして<門>
 
  信じろ
  貴方は確かに其処に居る
  数多の世界の中、
  無限のアバターで以って
  
  In the answer to a
  Three-thousands-worlds story…』


******


 実は、日下的には前々から、
「<三千界>の世界設定的、あるいは物語的な構造自体、メタ要素孕んでね?」
 とか思っており、ソコを殊更にも<皆さんのアバター観点>でコミットして頂く方向性で、やってみたかったから、でもあるんです。

 勿論、メタであろうがパロディではないのですから、あくまで『キャラや世界には誠実に』では、ありますが。
 
(まあ、そこで変テコなペダントリィやシンボリズム、そして<ネタ>が混信してくるのは、<メタ>ってよりは<ヲタ>の業と言うか……ご寛恕下され。;)


■ 追伸:「キャラ解釈リセット」について

 ガイド中で、「連続参加のPCについても、前回やりとりが無かったことにしても可」的なことを申し上げた下りについて、補足です。

 前話中、彼・彼女達はああいう風にも語った語られた語らいあった呈になっておりますが、実際の所は「違った」のかもしれません。
 双方の主観認識のズレ、描写の際に更に加重されるマスター側からのバイアス……何れも、中々に避け難いことではありますので。
 とはいえ、リアクションというものが単独の話中でもそれなりにアクションに対する応答として成立してなければならないことから、あの場では当座ああいう風にも解釈を返してはいるわけではありますが……一般的なシナリオでの様に「行為の成否」の記述はまだしも、或いは「その過程の描写」もともかくも、「キャラの解釈」だけでリアを埋めるともなれば、それは本来はマスターの権能と言うよりかは、ロールプレイにおけるPCというものの根本、かつ、PLの権利であると思うのです。そんな中で、当方の返しを安易に既成事実的なものにしてしまうのは結構、「重い」のではないか、とも、感じました(まあ、セッショントーク、という形式で多少緩和してはいますが。)
 にも拘らずシナリオやらシステムの構成上、フィードバックを取るのが難しい(少なくとも単話中で取れない)ので、せめて「キャラ解釈リセットあり」を物語の構造内に取り込む形でリカバリさせて頂きたいと、考えた次第です。(シナリオテーマ的にも親和的ですし。)
 
 まあ、くだくだしく申し上げはしましたが、まずはそんな感じで、宜しくご了解お願い致しますと共に、一時のキャラブレにつきましては「ミラーハウス中の鏡像の一つ」だとでも、ご寛恕頂ければ、幸甚にございます。<(_ _)>


******


「ああ、お仲間(LC)と連れ添ってのご来場も大歓迎じゃ」
 いやだから、LCとか言うなし。
「<近しい他者>こそが最良の鏡、かもしらんしの」
 …………それは、まあ。
「関係性でも、その各々についてでも、どっちでもよいぞ。観てしんぜよう。いずれにせよ、全てはアナタのアナタたるにこそ、収斂されるべき術の一つ、なるが故に、の」


******


『数多の世界連なる<三千界>。
 しかし、通常宇宙が、いかに広大なれど高々3°Kの温度しか持たぬ如くに、この世界でも熱持ち輝くは太陽……即ち、<特異者>たちである。
 その熱、想いこそが、世界に輪郭を与える。
 故にこそ、世界のカタチを求めるのならば、むしろ、その定義者の心底に遡及するこそが、早道となるであろう。』

 ……WH 某シンギュラル研究家


******


 日下 智です。
 
『夢中にて、往相を探し求め、
 世界には、還相を志さん』(挨拶)

 ……さて。
 皆様の素晴らしいキャラ・アクションのお陰を持ちまして、ヤガ婆さんの水鏡②、無事脱稿いたしました。
 有難うございます。
 
 
 しかし……思いまするに。
 
 一方にまず、皆様がこれまでの人生で培っておいでになった感性、価値観、考え方、等々がございまして。
 他方、ほぼ10年になんなんとするCRPGというゲームプラットフォームがある。
 そして、その出会いの間にこそ、皆様方がお創りになり、育まれ来たキャラクターたちの、三千界という<世界>の中での<人生>というものが、在る。 
 今回のリア作成にあっては、そんなことを、強く感じました。
 
 言えばまあ、あくまでも物語・エンタメ上のことではありますし、また、日下の能力的にもそこまで大仰な言い方をするような物は、お返しできてないとも思います。しかしそれでも、書かせて頂く中で、私はそう感じました。
 
 或いは逆に、であればこそに、お気に染まぬ描写等もあったやもしれません。
 その際にはお詫び申し上げます。ただ、下手不勉強はともかくも、キャラを毀損する積りがなかったとだけは、ご了解頂ければ幸甚です。
 
 ともあれ、この場を機会をご縁を頂けましたこと、皆様方のキャラクターをお預かりさせて頂けましたこと、厚く御礼申し上げます。
 
 改めて、有難うございました。


******


『他者・状況はどうあれ、我は我。
 故にこそ、世間(せけん)人間(じんかん)にも、立つことができる。
 まさに、それこそが、<個の特異性>というものなのだ。』 

 ……WH 某シンギュラル研究家

   ◇

「……儂も、の、この<三千界>の何たるかは知りたいわい。
 じゃが、それはあくまでも、<儂にとって、どうであるか>という点において、じゃ。
 お前さんら特異者とは毛色が違おうが、儂もまた、この世界に吹き寄せられてきた可能性の一つゆえに、の。
 一体、何の為にここにやってきて、何をしたいのか。それが、いっとうに、知りたい。
 <世界の真実>なんぞ、そのためのマクラに過ぎん、さね。」
 
   ◇

「森羅万象、鏡にして卦に非ざるは無い。そう見れば。世の由無し事も、寧ろ忝いというものじゃろうて」

「……おかしなことを、言う。大は天の星回りから小は手中の札、天下国家から隣人や家族の顔色にまで、自分を映して覗き込むのはヒトの常、じゃろ?」

   ◇

「<アバター>とは<化身>じゃ。しかし……なれば、<本身>は何処にあるのか、の?」
「俺は……<俺>だ」
「なら、儂も、<ヤガ>じゃよ。ババをやっておる。自分というものの視座を疎かにしては、観るも観ないも定まらんから、のう。」

   ◇

「難儀、よの。想いを<掛ける>には対象物が要る。だが、それは仮令、想定上のものであれ<自分以外の者>であるからには、そもそもに意の儘になろう筈もない。にも拘らず欲する。知りたい、自分のものにしたい、と、思う」

「そして、<得て>しまえば……自らの内へと取り込んでしまったなら、それはもう<他者>ではない。結局は、次の対象が必要になるだけじゃろう」

「しかしながら……その。自他の対置構造からすれば、如何に想いを掛けようとも<他者>は、あくまで<他者>。言えばその<想い>もまた、自己の投影に過ぎない、のやもしれぬ」

「だが……それでもなお、その<他者>同士が想いを<掛け合う>ことで、そこには確かに、<コミュニケーション>が発生するのだ、と、儂は、思う……思いたい、のじゃよ」

   ◇

「<審神者>とは……こと、巫覡の類に連なる者らは本来、独り唯、自らの成就あるいは救済だけの為に神を探し居るのではない。<カミ>と<ヒト>とを繋ぎ仲介する者、なのじゃ」

「故にこそ、彼彼女らは常に、自らの上下内外両側に、言問い……問い掛けて答えを得べき、言ノ葉を交わずべき<相手>を必要とする」

「しかし……言えば、それは、別に審神者に限った話でもあるまい。ヒト誰しも<状況>と<真実>の間にて<自ら>を探求し、証かそうとするものではあるのじゃが、その<自ら>がそもそも、一人では全うし得ぬ。<唯の独善>でそうは完結できるもので無し、結局<他者の眼差し>による反照がなければ、アイデンティティも何もあったものでないのじゃよ。難儀なことに、のう」

   ◇

「表に裏、大世界に小世界……各世界の内にも伴世界を内包するものも多い。更には、自分で創る新世界というものまで出てきた。まさに、名の如くもの<三千界>。<可能性>は分かたれて果てしなく、また、想いによって成る世界であるなら、ヒトの数だけ、セカイのカタチも真実も、あろうかというものよ……」

※注 :
 トレイラー各シーンは、実際のシナリオ展開とは(かなり)異なる場合があります(;


******

 ……とか、なんとか。