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ワールドホライゾン

ゲームマスター
  • 相田紘一
    (あいだこういち)
  • 最終更新日:2021年11月08日
  • 作品数:11
  • シナリオ一覧

プロフィール

はじめまして、2020年4月末よりゲームマスターを務めさせていただきます、相田紘一(あいだ こういち)と申します。

得意ジャンルは、伝奇ものから政治軍事まで広く浅く取り扱っていると思っていますが、実際のところはプレイヤーの皆様に見定めていただけるとまことにありがたく存じ上げます。

アクションについてですが、マニュアルのアクション注意事項を理解・実践されている限りにおいて、マスタリングにおいて著しいペナルティが発生することはありませんのでご安心下さい。逆に言わせていただきますと、アクション注意事項に抵触するアクションには著しいペナルティを課すこともありえますので、その旨ご注意下さい。

基本方針は「ルールを守って楽しいゲームライフを!」です。プレイヤーの皆様に楽しんでいただけるよう、誠意を持ってゲームマスターに取り組ませていただきます。

それでは、これから宜しくお願い致します。

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2021年11月8日

■小世界「テスタメント」設定

◆前文

 小世界「テスタメント」のキャンペーンマスターを務める相田紘一です。よろしくお願いいたします。
 さて、今回の物語を是非皆様と共に致したく、基本コンセプトについて一言申し上げたく存じます。
 このキャンペーンにおいては、ヒトそれぞれの思いや、それぞれのヒトの思いの交錯する局面を重視して描いていこうと考えています。
 参加された皆様のPCは、全てこの小世界にあって唯一無二の価値を持ちながら、同時に他の方やNPC、はてはモブたちとの関わり合いによってその価値を発揮し、高めていくことができる、そんなキャンペーンを目指しています。
 このキャンペーンでは、戦争の英雄も、偉大な指導者も、臆病な兵士も、卑小な侍臣も、市井に生きる人々も、はてはモブひとりに至るまでひとりの「ヒト」です。であれば、それら「ヒト」にコミットせんとなされる皆様のPCもまた、いずれも優劣なく一個の「ヒト」です。
 この関係性の中において、私もまた、その力の及ぶ限り、ひとりの書き手として真摯に相対させて頂くことをお約束申し上げます。
 希くは、この世界の片隅に生を受けた者同士として、そして、三千界の道行を共にする者として、ヒトとヒトの、人間(じんかん)の物語を共に紡いでいただけると、誠に幸いに存じます。

◆テスタメント概要

 テスタメントはテルスの小世界で、「フリートラント」と「ポラニア」の大きなふたつの地域に分かれています。

 ふたつの地域は同じ世界ではありますが、テスタメント世界に迫りくる崩壊の危機をめぐって異なる意見を持ち、それに由来する戦いが起きています。

 そのため、テスタメントはふたつの相争う地域を内包した相克の世界であると同時に、崩壊による滅びの危機に面した世界でもあります。

◆テスタメントの地理と社会

 テスタメントはテルスと異なり、魔力が枯渇した1個の地球規模の宝珠で、その表面に大地や海などが形成されています。

 テスタメント最大の大陸レーベンス大陸には、軍事独裁国家「フリートラント共和国」と、貴族連合国家「ポラニア連合王国」のふたつの国家が存在します。

 レーベンス大陸西側に存在するフリートラントは工業力・科学力に優れた国家です。民選の終身指導者「総統」により指導される統制国家で、巨大な軍事力を保有しています。国民は全体のために奉仕するという全体主義が基礎的な価値観です。
 国民の生活水準は、高度な科学力と工業力にも関わらず、軍事的負担が大きいため、2020年代初頭の地球における東欧の平均レベル程度です。

 レーベンス大陸東側に存在するポラニアはフリートラントほど科学力は進歩しておらず、主産業は農業及びサービス業ですが、バイオテクノロジーが進歩しており潜在的国力はフリートラントに匹敵する国家です。「貴族」の議会から専任される終身指導者「議会王」に指導されていますが、フリートラントと異なり、ポラニア正教と呼ばれる「ひとりは全体のため、全体はひとりのため」に奉仕する協同主義が基礎的な価値観です。
 ですが、ポラニアにおける協同主義は市民階級の台頭のため、個人主義・自由主義に変革しつつあります。
 国民の生活水準は意外と高く、2020年代初頭の地球における西欧の平均レベル程度です。

◆テスタメント崩壊の危機

 テスタメントでは魔力が枯渇しているため、フリートラントとポラニア双方で科学文明が発達していますが、魔力とそれを制御する神格という理が欠如しているため、その代替として人間の意志がテスタメントの世界法則の基軸となっています。

 しかし、テスタメントはあまりにも多くの人間を抱え、発達した科学文明を持つため、世界法則に必要な一貫性・統一性が失われつつあり、世界法則の無秩序化という問題が発生しています。人々が同じ価値観や行動原理を持たないため、世界法則を支える人間の意志が多元化し、その結果、世界法則も多元化して矛盾や衝突を起こし、世界を崩壊へと導いています。

 崩壊の前兆として、テスタメントでは頻繁に時空震が起こり、イレギュラーというモンスターが時空震の発生地域に現れます。
 時空震の発生原因はふたつ以上の異なる世界法則が衝突することによるものです。大規模な時空震は人口密集地域で起こることが多く、最悪の場合都市ひとつが消滅するほどの規模になります。イレギュラーは時空震により生み出されるテスタメントの理の「バグ」とも呼べる存在で、理に縛られず、様々な特異能力を持って人々を害します。
 時空震やイレギュラーの発生確率は、自由主義的価値観の萌芽により価値観が多元化しているポラニアが高く、全体主義的価値観により価値観がそれほど多元化していないフリートラントではそれほどでもありません。

◆人工神格の創造とそれに基づく国際危機、そして戦争

 この状況を打開し、テスタメントを救うべく、長らく対立状態にあり戦争を繰り広げてきた大陸諸国は一旦和平し、この世界において欠如している世界法則を統べる最高存在、すなわち「神」を人工的に創造しようとしました。
 その人工神格「レーゲル」は、レーベンス大陸中央の山岳地帯に建設された軌道エレベータ「ピラー」上に設置され、天空よりレーベンス大陸全土をひとつの世界法則にまとめ上げるものとして企画されました。

 しかし、レーゲルの創造とピラーの建設にはフリートラントの科学力が不可欠であるにも関わらず、反対勢力は「人工神格の創造は、フリートラントに世界の支配権を明け渡すものだ」という輿論を元に「ポラニア連合王国」を結成して計画から離脱、結果的にフリートラントがほぼ独力でレーゲルの創造とピラーの建設を行わねばならなくなりました。
 この状況に不満を抱くフリートラントはポラニアに応分の負担を求め続けましたが、ポラニアはそれに応えず、フリートラントの不満は高まる一方でした。

 そのため、フリートラントはレーゲルの創造とピラーの建設のために必要な資源と資金をポラニアから調達するため、ポラニアに対し宣戦布告。レーベンス大陸統一を目指す「統一戦争」をはじめました。
 当初、質量共にまさるフリートラント軍は電撃的な侵攻を行い、ポラニア南部の大都市圏「ウラニア・メトロポリス」をエアロシップと戦闘機、メックの集中投入による空挺作戦で陥落させ、北部でも快進撃を続けました。
 ですが、ポラニアは大量の人口によるゲリラ戦を占領地で展開しつつ、国内で大動員を行い、一旦戦線を立て直すことに成功します。皮肉なことに、戦争による国論の一致が時空震などの災害を一時的に緩和し、ポラニアはぎりぎりのところで安定を取り戻しています。

◆特異者の出現

 この滅びに向かって突き進む世界を発見したワールドホライゾンは、特異者をテスタメントへと送り込みました。彼らは時空特性上の原因により、ポラニアに到着し、ポラニアは彼ら特異者を歓迎しながらも、対フリートラント戦の尖兵として動員しました。

 特異者たちは、ポラニアの聖女と呼ばれる議会王、エカチェリーナ・ピウスツカ・ソビエツキの直属部隊であり、ポラニア有数の名将にして女傑、アレクサンドラ・フィグネル少将率いる「ポラニア親衛騎士団」に所属し、テスタメントの平和を回復し崩壊を防ぐために戦うこととなります。

 果たして、特異者たちはそれを成し遂げることができるでしょうか?

■主要人物(第1回次)

◆ポラニア連合王国側

●エカチェリーナ・ピウスツカ・ソビエツキ

 ポラニア議会王、通称「ポラニアの聖女」と呼ばれる、少女の面影を残した人物です。当初神輿は軽いほうがいいとポラニア貴族議会から満場一致で選ばれた彼女は、大方の思惑を裏切って聡明でカリスマ性があり、国論を統一してフリートラントに対抗する体制を整え、盟友にして純愛で結ばれたポラニア有数の名将にして女傑、アレクサンドラ・フィグネル少将を中核にした精鋭部隊で反撃に転じました。
 エカチェリーナ本人は戦争を望んでいませんし、戦争の原因がポラニアの優柔不断にあることを反省していますが、まずはポラニア征服を企てるフリートラントに対抗して戦線を押し戻し、その上で和平交渉を行うつもりです。
 個人的にはまだ17歳の少女であり、年相応の可憐さや少女らしさを持っていますが、あえてそれを押し殺し、戦争指導者として毅然と振る舞っています。

●アレクサンドラ・フィグネル

 ポラニア軍親衛隊少将・王冠領ヘトマン(近衛軍司令官)であり、エカチェリーナと純愛で結ばれた盟友であり、なおかつポラニア有数の名将にして女傑として知られています。彼女は「ポラニアの鋭き剣」という通称で両軍に知られ、畏怖の対象となっています。
 アレクサンドラのエカチェリーナに対する忠誠は絶対であり、彼女のためなら時として命をも惜しまない献身を行います。また、戦場では的確かつ苛烈な指揮を取り、自らメックに搭乗して率先指揮を行います。
 個人的には28歳という若さを感じさせない強靭な精神力と、ポラニア騎士特有の誇り高さを併せ持ちつつも、惻隠の情を持つ人物です。

◆フリートラント共和国側

●カール・フリードマン

 フリートラント総統にして統一戦争開戦に踏み切った強力な指導者です。彼はあくまでテスタメント崩壊を防ぐため、レーゲルの創造とピラーの建設を目的としており、ポラニア征服はそのための手段でしかありません。
 冷徹かつ有能な政治家であり、フリートラントの戦争体制を整え緒戦の電撃的な侵攻を成功させた立役者ですが、戦線の膠着によっては、このままポラニアを征服する前にテスタメントが崩壊するのではないかという懸念を抱いています。戦況と政治交渉次第では、ポラニアと和平し、かつての共同体制を取り戻すことも視野に入れています。

■フリートラント・ポラニアの既存メック

◆フリートラント軍メックLfPzシリーズ
 フリートラント軍はテルスではメックに値する兵器として歩行戦車(LfPz)を配備しています。テルスの優れたメック技術から比べればその性能は著しく劣りますが、テルスの基準では考えられないほどの多数が配備されており、物量は侮れません。また、フリートラントの優れた科学力はさらなる高性能メックを開発しうる余力があります。
LfPz1「カニス」
フリートラント史上初のLfPz。テルス水準からしても小型で軽快な機動性を誇りますが火力・格闘力ともに著しく貧弱です。主に偵察用として用いられます。
LfPZ2「ウルペス」
フリートラント初の本格的LfPz。汎用性に優れますが能力的に優れた点はありません。サクセサーやトランスヒューマンの搭乗するテルスのハイエンドメックの相手にはなれないでしょう。
LfPZ3「ルプス」
ウルペスの改良型。機動力と火力に重点を置いた改良がなされていますが、1対1ではテルスのハイエンドメックの相手にならないのは同じです。ただフリートラントのパイロットは機動力と火力を駆使した連携戦闘に長けているため、数で優位に立たれた場合は脅威度が上がります。
LfPz3L「ルプスL」
ルプスの改良型。指揮官用に指揮通信統制能力を拡張した他、機関出力と装甲の増強も行っています。
LfPz4「レオ」
拠点攻撃型重歩行戦車。各戦線に少数配備されています。強大な火力を持ちますが、特殊用途のため戦線で遭遇することは少ないでしょう。

◆ポラニア軍の既存メック
PLT1「ウーラン」
ポラニア史上初の歩行戦車。フリートラントのカニスを参考に設計製造されました。主に偵察用に使われます。
PLT2「フサリア」
ポラニアの主力歩行戦車。機動力と攻撃力に重点を置いていますが、防御力は脆弱なため、腕の良いパイロットしか乗りこなせません。ポラニアの各貴族領にはフサリアを使いこなせる優秀なパイロットによる部隊が複数存在していましたが、現在ではアレクサンドラ率いるポラニア王冠領軍に再編成されています。1対1ならばフリートラントのルプスLまでを圧倒でき、特異者のハイエンドメックにも準ずる能力ですが、ピーキーなのが難です。

参考イラスト

サンプルイラスト