【はじめに】
はじめましてまたはこんにちはゲームマスターの夜月天音と申します。
まだまだ稚拙な上に誤字脱字が多々あり何かとご迷惑をお掛けする事もあるかと思いますが皆様に楽しんで頂けるよう精進していくつもりです。
今後ともよろしくお願い致します。
【不得意得意分野・リアクションの傾向】
・戦闘系統は苦手ですが、頑張ろうと思っています。反対に日常系統は得意です。
・キャラクター同士を絡ませて楽しいものにしようと心掛けています。
・上記の理由のためアドリブが多めになる時がありますがご了承下さい。
【アクションについて】
・『マニュアル』の『アクションを入力する際の注意事項』を守って頂ければと思います。
・判定は割と甘い方だと思います。
*ザイト
長文となり大変申し訳ありません。
ザイトでの活動方法と下記のリアクション最終ページの報告をいくつか省略して簡単にまとめた物となります。
『【時翔け】ようこそ、ザイトへ!』(【ザイトの調査報告】)
『それぞれの世界で冬のひとときを・8』(【ザイトの調査報告・2】)
『【時翔け】ようこそ、星霊石粉見本市へ!』(【ザイトの調査報告・3】)
『【時翔け】ようこそ、我が新聞社へ!』(【ザイトの調査報告・4】)
『それぞれの世界での夏祭り・8』(【ザイトの調査報告・5】)
【ザイトについて】
ガイアの小世界で、19世紀頃の世界観。
幻獣、魔物、星霊石や星導石など、基本的な世界設定はガイアに酷似している。
違うのは現代と20年前の過去を行き来し、過去改変が出来る事。
・種族
人間、妖怪など人間以外の存在である妖人(ようじん)、魔物、幻獣がいる。
(幻獣)
多くは見た目がほぼ変わらず長命。天変地異や加護をもたらすなど不思議な力を使える。
(妖人)
寿命はバラバラ。見た目の変化の有無も色々。力が強いや歌声に魅了する力があるなど人間より凄い程度。
・過去へ行く方法
アバターチェンジをする事。
現代から過去に行った際はサブアバターに、過去から現代に戻る際はメインアバターになります。サブアバターが装備されてない場合は『地球人』になる。
人だけではなく、物を過去や現代に持ち込む事も可能。
希望の過去に行くには、行きたい場所に立ち、行きたい時間を頭に思い浮かべる事。思い浮かべない場合はランダムに。
・改変した後で覚えている過去について
住民は改変した過去のみ、特異者は改変前と改変後を覚えている。
・過去改変について
過去改変は何度でも行えるが、住民が覚えているのは一番新しい記憶だけ。
特異者の活動によっては、失った命や建物を取り戻す事が出来るが新たな命や店の存在を消す事も出来てしまう。
特異者が過去で活動している間の現代の様子は、変更がされておらず、現代に異変が起きるのは変更を行った特異者が帰還した時になる。
・連絡手段
同じ時代であれば普通に端末機などを使用可能だが、違う時代同士では不可能。
・特異者に対する住民の認識
人間以外であれば、妖人と認識し過去と現在で姿が同じでも違和感は感じない。
人間であった場合はおかしく感じる住民もいるかもしれない。
・現代について
星霊石を粉末にした星霊石粉(マナストーンパウダー)が当たり前となっており、長所短所がある。
幻獣の存在がほぼなくなった一方で魔物が増加しています。そのため幻獣に関わる品は高価。
幻獣が社会にかなり入り込んでいたため、農作物の収穫量が減ったり幻獣メインの歌劇が披露出来なくなったりと支障が出てきていますが、星導技術の発展や妖人の活躍で何とかなっている模様。
・20年前の過去について
星霊石粉が出始めた頃。
幻獣が住民達と寄り添い様々な恩恵を与えている。
魔物の数は少ないですが、増え始めている頃。
別の種族へと細胞ごと一瞬で変化する程の強力な星霊石粉が作られ、一般に出回り、自身の種族に不満を持つ者達の救済となっている。
【魔物と幻獣の異変の推測】
魔物増加と幻獣減少に関係性がある可能性。
魔物と幻獣の異変に星霊石粉が関わっている可能性。
【ヨウドゥの魔物増加の急激だった場所と緩やかだった場所の相違点】
匂いのあるなし関係なく人間に好意的だったり人間に嫌な思いを抱く者が多かったりと人間と交流がある村の近くに多く出現する。
少ないのは島の奥地。匂いのある魔物の出現数が人間と交流を持つ村の周辺に比べて極端に少ない。妖人至上主義の村だったり外部との交流に疲れて完全に引きこもっている者が多い村で。住んでる幻獣もが少ない。
至上主義と引きこもり以外は種族変えのを含めて星霊石粉を使っている。ミモレと取引している事もあり将来的にはいずれは島全体に星霊石粉が広まるだろう。
【星霊石粉精製販売企業】
過去も現代も大中小様々な規模の企業がこぞって星霊石粉を販売中。
ヒクセンとミモレに限らず、依存性を起こす素材が入っている場合もある。
天然は人工に比べて値も張り基本効果も弱い。
過去にて、人に金を渡して裏で販売するように促している企業が存在する。販売する者には一切の追及を許さない模様。
種族替えの星霊石粉も15年前の販売中止から裏ルートで出回るようになったが、一般で出回っているよりも値段設定がかなり高い。
(大企業)
・ヒクセン
種族替えの星霊石粉など。
人工が主で価格は安くて質と効果は高い。
成分は全て不明とされている。
20年前から匂いを持つ魔物を生死に関わらず捕縛を高額報酬で魔物専門ギルドに依頼しているが、実験か素材か鑑賞なのか利用法は不明。
20年前から現代において魔物引き取りに関して、ミモレと揉める。ヒクセンとミモレは仲が悪いように見えるが、実際の内情は不明。色々訊ねたとしても簡単には話さない模様。
社会によく貢献しており、貧しい者達の衣食住を無料で支援したり自分の企業に雇ったりと色々。
(過去)
種族変えの星霊石粉を精製販売していた。5年後に体調不良と不信感が広がり中止となったが、中止にした本当の理由は不明。
種族変えの星霊石粉を幻獣が服用すると能力が大幅に上昇する。販売後の研究で判明した。
ジュロッス郊外の工場では水耕栽培で様々な植物を育てている。その植物はザイト製ではないものもある。
社長がシンフォア歌劇場のファンのため、歌劇場関係者に無料で星霊石粉を配っている。
・ミモレ
幻獣の一部が使われている事は公には素材不明とされている。成分に幻獣があるため魔物を抑制しているらしい。
幻獣から高額で素材を引き取っている。
ベジィザやヨウドゥなど、ミモレ製星霊石粉が出回る地域は魔物の発生が少ない。
幻獣が減って来てから匂いを持つ魔物を絶対に生け捕りをと高額報酬で魔物専門ギルドに依頼しているが、実験か素材か鑑賞なのか利用法は不明。
20年前から現代において魔物引き取りに関して、ヒクセンと揉める。ヒクセンとミモレは仲が悪いように見えるが、実際の内情は不明。色々訊ねたとしても簡単には話さない模様。
・ウルギア
20年前に自然系に方向転換を行い、特異者の協力もあり化粧品以外に安全な人工星霊石粉と人工の混ぜ物を入れて採算を取ろうとしたが、資金や精製方法面とかで内部で揉めたりと難航して中小になって数年して倒産した。
倒産してからは元社長星霊石粉から離れてゆっくりしていたが、星霊石粉の被害を耳にしてもう一度始めよて多くの人のために安全な物を届けたいと考えている。現代、ベジィザの南方にあるフローリアンにある食用の花を扱う喫茶店『ハワリィ』に通っている。
(過去)
主な商品:化粧品など。
備考:化粧品部門のモデルを雇うと決めた。
二代目の息子になって売り上げが落ちて、そのままだと倒産の可能性。
企業内部も方向転換で反対派と賛成派に分かれて揉めてたり馴染みの客や支援先も減ったり。以前は何もかも他の企業同様利益優先だったが、何か嫌な感じがした二代目社長が星霊石粉を人工のみから混ぜ物も含めて天然のみに方向転換をし、全ての素材を明示する。
二代目はイヴァン・グルダン。23歳の人間の好青年。
特異者の説得により化粧品以外の商品を安心安全の人工の物(星霊石粉や混ぜ物)を作る事を考えるようになったり、化粧品部門を強化しモデルたる特異者の提案と宣伝により見本市での売り上げは上々だった(『【時翔け】ようこそ、星霊石粉見本市へ!』より)。
(見本市で披露された特異者が作製した商品)
薬用ハーブ、海藻、オリーブ油など昔から今も使われている物を配合。
メイクにはムーンライトや星霊石の煌きを施して、既存の化粧品も見直しして配合し、工夫している。
労働階級は肌荒れの緩和としてのハンドクリーム、上流階級は指先のお洒落としてのネイル、メイクの方はアイシャドウは多彩な色展開をして付けまつげは上の目尻先端に数粒の星霊石を使用。
ネイルと目尻用アイシャドウとまつげの雫は蓄光で夜に輝くようにしている。
(中小企業)
・工房『カラリア』
(過去)
主な商品:天然星霊石と混ぜ物の星霊石粉が主。
備考:ネーヴィアのエストアにある小さな工房。
毒だったり面白効果など混ぜ物で色々お遊びをしており、効果に差があるため値が安い。
・フラッフ
(過去)
主な商品:星霊石粉の瓶詰『マナセラピー』。
使用方法:星霊石粉に手や足を埋める。
効能:血行や肌の向上、精神の安定など含有する混ぜ物の種類によって変わる。
備考:ミュージの『リグ』にある。含有素材はフラッフオリジナル。当企業が選び調合した混ぜ物。詳細の記名は無し。
・ルルフゥ
(過去)
主な商品:香水、アロマキャンドル、匂い袋など匂いに関する星霊石粉。全て混ぜ物あり。
備考:ベジィザの南方にある花で有名な『フローリアン』にある。
星霊石粉により匂いが長く持続し精神を一層安定させる。
混ぜ物に使う植物は丹精込めて育てた自家製。
・オールダール
(過去)
主な商品:混ぜ物無しの星霊石粉。
備考:ミュージの『シンフォア』に店を構える星霊石老舗大手。
・グッツエ
主な商品:星霊成分は安くて品質もまあまあで少ない。混ぜ物の方が天然人工関係なく大量。庶民が手を出せぬほど高価。素材表記一部有り。
備考:ネーヴィアの『ヴィンサ』にある。
星霊石成分が少ないため星霊石粉として販売する事に批判的な声がある。
客層は富裕層。商品の品質に不釣り合いな客層の理由は不明。
【種族変えの星霊石粉】
星霊石以外が含有している混ぜ物。
他の星霊石粉よりも強くマナを感じる。
原料は不明だが、マナが乱れた物が混じっている。
過去と現代では質が違う。特にマナが乱れている素材の量が違う。現代の方が多い。
大量のマナであり、体に負担が掛かり、摂取の回数も重ねたらよくはない可能性。
ザイト製以外の材料が含まれている。
依存性がある。
「ヒクセンはやめた方がいいよ。妹の恋人が結婚の際に種族変えを使ったら5分後に突然心臓が止まってそのままだし、私の友人は種族変わったけど、頭痛がずっと続くし、二人共企業に訴えても使用者の体質だと言われて、企業から賠償金も無いし販売停止にならないしで……」(『【時翔け】ようこそ、星霊石粉見本市へ!』の30歳の人間の女性より)
普通のより種族変えの星霊石粉を多く使っている幻獣が不調になったり行方不明が増えたり。
幻獣になりたい妖人用が無いのは妖人と幻獣は似ているようで違う故か、本能が禁忌だと訴えるのか無理だったため。幻獣が他の種族になるのも同じだった(『それぞれの世界での夏祭り・8』より)。
【幻獣の誕生について】
幻獣が生まれるにはマナの安定に加えて、ひとの思いや不思議な現象とか、何かしらがあって生まれる。一部の妖人も。
【魔物関係の機関『ネジカ』】
20年以上も前から創立されている。
魔物専門に調査や退治を行うギルドであり、ザイトのあちこちに支部があり、ネーヴィアに本部がある。
現代世界のギルド長は65歳の人間の男性ラング・ラガー。
【魔物について】
姿形は、四足獣だったり人型だったり形容できないほどの醜い外見だったり体長も能力も様々。
星霊石粉が流行してから、マナが乱れだすのと同時に増加を始めた。
魔物や重度の星霊石粉使用者が行方不明になる事件はあった。
星霊石粉の登場と共に魔物の中には果物が腐敗したような甘い匂いがするものが現れた。匂いが微細過ぎるために幻獣か妖人にしか確認出来ない。人間はギアなどがあれば可能。
全体的にどこもかしこも増加しているが、最初に増え始めたのはネーヴィアとミュージの首都から。増え方が緩やかなのはベジィザとヨウドゥ。
匂いの無い魔物の身体を包むマナの色は、禍々しく不愉快な色ではあるが、匂いのある魔物に比べて多少の明瞭さを持つ。
【魔物の新たな発見について】
左目が潰れた二組の腕を持つ匂いがある巨躯な魔物。潰れた個所は最近のものではない。
潰れた上から蝶の焼き印がある。魔物専門機関『ネジカ』の一人によると何かの団体の印と思われるが、その団体には魔物はおらず、魔物自身が自ら団体に入ったり焼き印を入れるはずがないそうだ。
【幻獣減少と魔物増加に関する事柄】
(過去)
・ネーヴィア
種類問わずに星霊石粉を服用して貧民区域にて慈善活動をしていた幻獣のカリカンジャロスが、ある夜、種族変えの星霊石粉を服用した瞬間、おかしくなって、暴れ出し自宅の窓を壊して通りに飛び出して大きな建物を飛び越えて消えてしまった。その時の幻獣は理性を失ったかのようで、マナもかなり乱れており、体から果物が腐敗したような甘い匂いがした。目撃者である幻獣のエインセルは突き飛ばされて意識を失っていた。特異者の通報により、過去改変前よりも早く警察と魔物の専門家が駆け付け、匂いを持つ魔物の存在など諸々の事情を知った。
特異者が、元記者の木の妖人青年に目撃者から得た幻獣のカリカンジャロス失踪事件の情報を知らせて、星霊石粉への警告を促す事を託した(『それぞれの世界で冬のひとときを・8』より)。
20年前と15年前とで肌で感じるマナの状態の差異があり、20年前の方がまだ幻獣もおり明るい(『【時翔け】ようこそ、星霊石粉見本市へ!』より)。
15年前の新聞の見出し:
新聞の見出しは幻獣減少と魔物増加
誠心誠意の謝罪会見と販売中止(種族変えの星霊石粉の販売中止の知らせが発表された当時)(幻獣のテイレシアースのティーレより)
・ベジィザ
農業関係者のほとんどが星霊石粉の服用者。様々な効果を得ている。
農作物の出来は豊作。
育ちの速さ、高糖度を得るために肥料に星霊石粉を混ぜている所もある。魔物の抑制の物を利用する者もいる。
星霊石粉の効果で土壌が通常以上に活性化しており、土壌を無理に働かせて栄養分を生み出す事になり、星霊石粉の効果が消える度に散布を幾度も繰り返すと生み出す栄養を失い、疲弊している畑がある。一部の田畑に関しては特異者の助言により自然肥料変更で対処をするだろう。
【メディアにおける星霊石粉の扱い】
(過去)
元記者である外見26歳の全身木の妖人青年からの証言によると、多くの新聞紙には、星霊石粉の危険性は取り上げておらず、掲載されているのはメリットばかり。
危険性を訴えるネタを持ち込もうとしても、断られるか事実を捻じ曲げられる可能性がある。特に大企業が絡んでいる大手の新聞社では顕著。
【ファミリーについて】
ファルク新聞社を襲撃して新聞社の命を奪った可能性)がある(『【時翔け】ようこそ、我が新聞社へ!』)。色んなどのファミリーが存在するがどこが手を出したかは不明。
結構な見返りの代わりに汚れ仕事を引き受ける。
富裕層や色んな機関に繋がっている者もいる。
色んな種族が所属がしているが、多いのは二つの種族の血を持つ者。
一般人に紛れてたり表通りに住んでる者もいる。
実行しても形跡を残さないようにするのも出来る。
【警察関係者との接触について】
(過去)
上層部に企業とよろしくしているためか、種族変えの星霊石粉関連の捜査は適切にされていない。その事に関して、33歳の人間男性サヴィル・ドーイを含む一部の心ある警察関係者は不満に思っている。特異者により、種族変えの星霊石粉関連の事件の増加とファルク新聞社の記事ある事が事実の可能性がある事を念頭に置いておく事を伝える。
サヴィルはファルク新聞社の記事を周知済み。
(過去改変後)
上の対応は変わらないが、特異者の言った通りとなりサヴィルを含む一部の者達は密かに動き出した。やりすぎて解雇になった者もいる。
【国や施設について】
『【時翔け】ようこそ、ザイトへ!』のリアクションの最終ページの【ザイトの調査報告】におけるのんびりとした街『ウォンカ』の位置が誤りました事、大変申し訳ありませんでした。
本当の居場所はミュージにある街です。リアクション本文内に誤りはありません。
・ネーヴィア(首都:ジュロッス)
ザイトの中央に位置する地球のイギリスのような国。
ネーヴィアの中心にある首都は、多層構造ではなく現代でも20年前でも星導技術が最も発達しており、研究者や企業が多く居を構えている。時計塔があり貴族や立身出世をした人が住んでる大きな屋敷があったり裏路地には貧民区域に馬車や蒸気自動車や現代とそっくりの自転車などがあり、どれもこれも動力に星導石が使われている。
ネーヴィアの南方には、田園風景が美しい田舎のエストアという村がある。
喫茶店『シュザリス』
ジュロッスで経営する上品な外観をした。現代は67歳の人間の女性店長。既婚者。
星霊石粉専門店『セーレー』
大手から中小、星霊石のみもあれば、混ぜ物含有、人工に天然に何でもござれ。過去は50歳の人間の男性店長。
飛行船ホテル『フリィディ』
20年前は種族様々な従業員が働いており、客室やバーや食堂など豊富な施設が揃っている空を飛ぶホテル。現代でも営業しているが過去に比べサービスは縮小している。
ジュロッス警視庁
ネーヴィアの首都にある警視庁。
ネーヴィア大図書館
新聞も読めるネーヴィアで一番大きい図書館。
ヴィンサ
ネーヴィアの東方にある見本市のために整えた街。
宿泊施設、娯楽施設、商業施設など、高級仕様の施設が多数。
20年前は年中何かしら見本市が行われていたが、現代では下火に。
ヴィンサ会場
ヴィンサの中央にある様々な催しや見本市が行われているネーヴィアで一番大きなドーム。ただし、星霊石粉が出始めてから、本や宝石など他の見本市はしなくなった。
星霊石粉見本市
ヴィンサ会場で開催される星霊石粉を扱う大企業から中小企業だけでなく、客をも巻き込んだ市。開催時間は朝から夜。
多くの企業は資金、宣伝、顧客の獲得のため必死に活動を行い、客は買い物に精を出す。
取り扱っているのは、星霊石粉が関係していれば何でも。例えば、美容系、医療系、飲食物、種族変えの星霊石粉など。企業によっては試飲が可能な場合もある。
スペースは狭いが、人工や天然の星霊石と星導石、星導器も取り扱っている。
・ベジィザ(首都:グィザ)
ザイトの南方に位置する農業が盛んな国。穀物や野菜や果物が栽培されており、どれも美味しいと評判。20年前は幻獣の協力があり現在よりも収穫量と質が上だった。
首都では毎日ある朝市が大いに賑わっており、想定以上に育った野菜や果物や例年以上に甘い物とか色々並んでいる。
あたたかい所。
フローリアン
ベジィザの南方にある花で有名な街。
郊外に『ミモレ』の研究所がある。
喫茶店『ハワリィ』
ベジィザの南方にあるフローリアンにある。
食用の花をふんだんに使用した料理が豊富。
工芸茶がある。
家族経営をする薬草工房
解毒排毒の薬草を取り扱っており、星霊石粉も使えないかと研究している。首都にあり。
・ミュージ(首都:シンフォア)
ザイトの東方に位置する芸術が盛んで劇場や美術館などが多くあり、路上パフォーマーも活発的で観光するだけで一日があっという間に過ぎる程楽しい国。20年前は幻獣が舞台に立つ演目が沢山あった。
ミュージはネーヴィアより東にあるためあたたかい。
ウォンカ
首都から離れた所にあるのんびりとした街。
リグ
首都に近い華やかな街。
シンフォア歌劇場
首都にあるミュージ最大の歌劇場。劇場に必要な物を製作する工房が隣接している。
公演は年中無休。演目は、朝昼夜と全て演目が違っていたり、同じ演目をずっと一定期間やったり1シーズン中に複数の特定の演目をいくつか回してやったり、内容も期間も結構自由。
舞台裏見学ツアーがあり、朝昼晩、どの時間も開催していて、参加証があれば大抵の所は自由に入れる。通常案内役がつくが忙しい場合は無い事がある。ツアー参加証は紐を通しており首から下げておくタイプ。
ボックスオフィスがある。売店にはブロマイドやパンフレットや雑貨などがある。
パトロンや援助者は、星霊石粉企業『ヒクセン』が筆頭。社長は歌劇場のファン。富裕層。個人でパトロンをもってる者もいる。中にはヤバイ世界のパトロンもいる。
・ヨウドゥ
ザイトの最北に位置する周囲を海に囲まれた小さな島国。妖人のみが住まう自給自足を行う小さな村が点在している。人間を嫌っていない者、人間に嫌な思いを抱く者、妖人至上主義の者、外部との関係に疲れて引きこもっている者など主義主張は様々。20年前は幻獣も住んでいた。
(過去)
ヨーキー
心根優しい住民が多い小さな村。
ディド
人間との間に差別や違いに思う事がある者の小さい村。
キルター
人間を好む妖人と幻獣住まう村の中で一番大きい村。
魔物専門ギルド『ネジカ』のヨウドゥ支部がある。
【ヒクセン企業の工場潜入報告】(『【時翔け】ようこそ、星霊石粉見本市へ!』より)
下記の情報と写真は過去にいる23歳の人間の女性記者に託す(大手の新聞社に在籍するも星霊石粉企業との腐敗した関係に嫌気をさして辞職し友人の妖人の元記者の誘いを受ける模様)。
事務室に潜入。フィルムカメラで証拠を撮影。
事務室の責任者の机にある小包の差し出し先がヴィンサ郊外の研究所。中身はマナが乱れた物。
幾つかのメモ(『研究所からサンプルが来る予定』。『数不足』。『ミモレに融通の交渉要』。『ネジカに一報の優先順位の交渉要』。『本社への報告要』)
『種族変えの星霊石粉と混ぜ物の予想有害事象』20年前と21年前(棚の書類ファイル)
中身:頭痛、眩暈、幻覚、素材の効能の変化など、星霊石粉と混ぜ物にする素材の組み合わせで発生する可能性がある有害作用が色々書かれているが、素材名と含有量が黒塗り。新旧関係なくだが、作用は種族に関わらず。企業側は流行する前に発生する有害事象を、おおよそを知っていた可能性がある。
21年前:20年前の物より素材の数も効能も少ない。問題点は種族変化に要する時間は個人差有るが数週間、短縮に改良要。
20年前:素材の数に変化がある故、ガイア製以外が含まれていると推測。流行した物。問題点の記載無し。
【持ち帰った証拠と手に入れる予定の証拠】
ベジィザのグィザ郊外の田畑の土壌サンプル。
ホライゾンカムコーダで録画した映像。ネーヴィアのジュロッスの風景と喫茶店『シュザリス』の店内を映した過去改変の瞬間。
C-CLEFに録音した幻獣のカリカンジャロス失踪事件の目撃者である幻獣エインセルのエーカの証言(『それぞれの世界で冬のひとときを・8』より)。
過去のヨウドゥの『ディド』にて匂いのある魔物を映したホライゾンカムコーダの映像(星霊石粉やマナの影響を受けた事を示してマナと思われる禍々しい不愉快な色に身体を包まれた魔物の姿)。
ヒクセン企業の事務室に潜入してフィルムカメラで撮影した物。
ホライゾンカムコーダで録画した過去のヨウドゥで退治した匂いの無い魔獣の映像(禍々しく不愉快な色ではあるが、匂いのある魔物に比べて多少の明瞭さを持つ魔物の姿)。
過去の『ミモレ』の研究所で研究員が落とした『マナを安定させる新たな方法の開発』の計画書の一部である紙一枚(『マナの安定率が高い素材の一覧』)。
星霊石粉専門店『グッツエ』にて、店頭の星霊石粉とは質と値が違う予約品を調査用と資料用で特異者が二つ予約した。
星霊石粉専門店『グッツエ』の見本市に出展した星霊石粉を一本(もう一本はファルク新聞社に特異者が託す)