Fate of Conflict『スクラヴィア』
「Fate of Conflict」概要
■「Fate of Conflict」について

「Fate of Conflict」は「三千界のアバター」プラットフォーム化後の十つ目の新規シリーズです。
宇宙に広がる生活圏「スクラヴィア」を舞台としたシリーズです。

「三千界のアバター」のストーリーとの繋がりはありつつも、
当シリーズの舞台となるのは、三千界とは異なる次元に存在する世界「スクラヴィア」となっています。
また、ワールドホライゾンと特殊な繋がり方をしたため、詳細は分かっていませんが、
シナリオの結果次第では14番目の大世界テルスをはじめ、
テルスに関連する世界(裏世界のアーク、繋がりのあるジーランディアなど)の
主要人物が忽然と消えるなど、少なからず影響を与えるようです。
※場合によっては「共演のフェロー」などが一時的に消えることもあります。

ただ、スクラヴィアのスキルやアイテム以外ほぼ使用できない高い独立性を持っており、
これまでの三千界のアバターや、
プラットフォーム化後の各シリーズを知らなくても支障なく遊ぶことができます。

・「三千界のアバター」をはじめとするクリエイティブRPGを既に遊んでいる方
・新たにクリエイティブRPGを遊びたい方


いずれの方でも楽しめますので、ぜひご参加ください

■「Fate of Conflict」の要素

「Fate of Conflict」では以下の要素が追加されています。

・地形適応

スクラヴィアの機動兵器
タクティカルジャケット、タクティカルストライカー、スカイフォートレスには
「地形適応」という、「得意な地形」「苦手な地形」が存在します。
陸=陸上、空=空中、水=水中、宙=宇宙(スクラヴィア)の4つがあり、
得意な順に S>A>B>C>D>E>―(=運用できない) で表示されます。
また、陸上でも特に得意な地形がある場合、(砂漠)(寒冷)と書かれます。
強力なタクティカルジャケットでも、地形適応が合っていない場合、
格下のタクティカルジャケットに敗れてしまう場合がありますので、
どの機体で、どの地形で戦うかが勝利の鍵となるでしょう。

・ナビゲーションAI

PCたち特異者や契約者、アイドルたちが協力する『スクラヴィア連邦共和国軍』は、
“ノーブル”と呼ばれる一般人が機動兵器を操縦したり操船したりします。
一方、相対している『アルクティカ統合国軍』は、
“エボリューショナー”と呼ばれる肉体や精神感応力を強化した人種が
機動兵器を操縦したり操船したりしているため、
操縦や操船においてはどうしても“ノーブル”の方が劣ってしまいます。

それを補うために、『スクラヴィア連邦共和国軍』の機動兵器には
【ナビゲーションAI】と呼ばれるAIが搭載されており、
操縦や操船のサポートを行います。

ナビゲーションAIは機動兵器に標準装備されていますが、
反応は味気ない端的・淡泊なものとなっています。
ただ、ナビゲーションAIは日々進化しており、
載せ換えることでより人間らしいやり取りができるようになるでしょう。
※ナビゲーションAIとやり取りを行うには、
 文字数追加をして頂く必要がございます。予めご了承ください。


・スクラヴィア連邦共和国とアルクティカ統合国

PCたち特異者や契約者、アイドルたちは、
ワールドホライゾンの市長明夜・ワーグナーの指示で、『スクラヴィア連邦共和国軍』に協力します。
相対している『アルクティカ統合国』に協力することはできませんので予めご了承ください。
「Fate of Conflict」の世界
●二つの勢力が戦い続ける宿命の世界スクラヴィア

「Fate of Conflict」の舞台となるのは、スクラヴィアと呼ばれる宇宙に浮かぶ生活圏(=スペースコロニー)です。
その形状は浮遊島にも似ています。

●紀元前

スクラヴィアの人々は紀元前から二つの勢力に分かれて戦いを続けていました。
既に機動兵器を開発し、使用して戦っていたとも言われています。
紀元前なので正確な記録は残っていませんが、
150年以上前に片方の勢力の都市が丸々一つ忽然と姿を消してしまったという出来事があったようです。
その勢力は相手側の勢力の新兵器の仕業だと信じてやまず、
その結果、人類を破滅に導く兵器を生み出してしまいます。
そして、その兵器を起動させる「押してはいけないボタン」を押してしまい、
総人口の9割を失うことになりました。

●エクソダスプロジェクト=エクソダスセンチュリー(E.C.)元年

アルクティカ(=地上)の環境はとても人の住めるものではなくなり、
生き残ったエイヴァリー教授の提唱により、
環境的な綺麗なスクラヴィア(=宇宙)へ脱出する『エクソダスプロジェクト』が行われ、
特権階級“ノーブル”が住む第二の故郷となりました。
一方、アルクティカに残された人々は、
汚染の中でも住める強化人間(新人類)“エボリューショナー”が生み出され、
アルクティカに残った人々は汚染された環境の中でも住めるよう
次々と自分たちを強化していきました。

●エクソダスセンチュリー(E.C.)104年の悲劇

エクソダスセンチュリー(E.C.)104年、『エクソダスプロジェクト』から1世紀あまり、
“エボリューショナー”の国であるアルクティカ統合国の人々は、
スクラヴィアへの移住を要求しますが、スクラヴィアに住む“ノーブル”たちの国、
スクラヴィア連邦共和国は「まだ早い」と拒否し続けました。
事実、スクラヴィアには“エボリューショナー”を受け入れるだけの土地が不十分だったからです。

その時、悲劇が起こってしまいます。
歌でスクラヴィアへの移住活動をしていた稀代の歌姫ステラ・マリスが、
何者によって殺害されてしまったのです。

スクラヴィア連邦共和国政府は“ノーブル”の殺害の関与を否定しますが、
アルクティカ統合国内では「“ノーブル”の仕業に違いない」と
スクラヴィアへの穏便な移住から強硬的な入植運動へと切り替わり、
アルクティカ統合国はスクラヴィア連邦共和国政府に入植戦争を宣戦、強制入植を開始します。

●スクラヴィアへの侵攻

当初、物量で勝るスクラヴィア連邦共和国の勝利で終わると予想されていた戦争は、
“エボリューショナー”の強化された身体や精神反応能力と、
人型兵器タクティカルジャケット全領域支援機タクティカルストライカー
新型の飛空戦艦スカイフォートレスといった新兵器の投入により激化。
旧兵器しか持たないスクラヴィア連邦共和国の半分がアルクティカ統合国に奪われる事態となり、
11か月が経過していました。

E.C.105年、スクラヴィア連邦共和国軍は遂に人型兵器タクティカルジャケットと
全領域支援機タクティカルストライカーの開発に成功し、
また、新型の飛空戦艦スカイフォートレスの建造も行われ、
反撃の烽火を上げることになります。

その時、ワールドホライゾンのさんぜんかいいきたねこの鍵穴にゲートが現れ
ワールドホライゾンの特異者はスクラヴィアへとやってきます。
そしてワールドホライゾンの市長明夜・ワーグナーの指示でスクラヴィア連邦共和国へ協力し、
スクラヴィア連邦共和国とアルクティカ統合国との戦争の趨勢に関わってゆくことになります。
スクラヴィアの各地域
■スクラヴィア連邦共和国

宇宙に浮かぶ浮遊島や浮遊大陸(=スペースコロニー)です。
大きさはまちまちですが、佐渡島から沖縄本島、最大でも東京都くらいの大きさです。
それが複数まとまって、『スクラヴィア連邦共和国』を形成しています。

浮遊島には空気や自然、そして人々が住まう街や村があり、
それぞれの島ごとに自治権が認められています。

ですが、最初からこのような姿だったわけではありません。
エイヴァリー教授の提唱した『エクソダスプロジェクト』で主要都市を宇宙船に改造してスクラヴィアへ来たものの、
最初は住める環境ではなく、“ノーブル”たちは半世紀掛けてテラフォーミングを行い、
今の姿にしたのです。

それだけに、“エボリューショナー”たちの強制入植には異を唱える者が多いですが、
中には「“エボリューショナー”たちにも土地を明け渡してもいいのでは?」と考える
稀有な“ノーブル”たちもいるようです。

■アルクティカ統合国

アルクティカ(=地上)は人類を破滅に導く兵器によって大気汚染が激しく、
酸素マスクや防護服なしでは生きていけない世界と化してしまいました。

半世紀が経った頃には酸素マスクや防護服なしでも生活できるようになりましたが、 自然や生態系は壊滅的で、人々は比較的汚染の少ない場所で住んでいます。
そのため、共同体として食料や技術などを融通し合う
『アルクティカ統合国』を形成しています。
1世紀経った今も紀元前の遺物である鉄骨や建物の残骸が手つかずのまま残されています。

そんな汚染した大気の中でも生活できるよう身体能力や精神反応能力を
強化されたのが“エボリューショナー”であり、生活圏を増やすために造られたのが
人型兵器タクティカルジャケットと全領域支援機タクティクスストライカーです。
また、スクラヴィアとアルクティカを明確に分けている
『汚染された成層圏』を抜けるために飛空戦艦スカイフォートレスが製造されました。

ただ、武力による入植は“ノーブル”の反感を招きかねないと、
稀代の歌姫ステラ・マリスは歌による移住推進を“エボリューショナー”だけではなく
“ノーブル”にも働き掛けました。
しかし、歌姫ステラ・マリスは志半ばで何者かによって命を失ってしまいます。
スクラヴィア連邦共和国政府や“ノーブル”の殺害の関与を否定しますが、
皮肉にも歌姫ステラ・マリスの死が
入植戦争へと繋がってしまう結果となってしまったのです。

今は歌姫ステラ・マリスの妹ヴェロニカ・マリスが姉の遺志を継ぎ、
歌による入植推進を訴えています。
歌姫ステラ・マリス

Illustrator : 沙那珂

スクラヴィアの機動兵器(6/20 追記)
■タクティカルジャケット

全長10m前後の人型兵器です。イオンバッテリーを動力源としており、
機体にもよりますが、概ねイオンバッテリー1本で1~2時間程度の稼働時間があります。
タクティカルジャケットの出現は紀元前から続いてきた戦争のスタイルを一気に変え、
アルクティカ統合国の主力として、
11カ月でスクラヴィア連邦共和国の領土の半分を奪取するだけの威力があります。

特筆すべきはその汎用性にあり、元々の地形特性はあるものの、
武装やナビゲーションAIを変えることで、あらゆる戦局・地形で活躍する力を有しています。

タクティカルジャケットを当初甘く見ていたスクラヴィア連邦共和国は、
11カ月かけてタクティカルジャケットを開発し、反抗作戦を開始しています。

スクラヴィア連邦共和国のタクティカルジャケットは型番のみで、
ユニーク化することで、タクティカルウォーリアーが自分の愛機に名前を付ける傾向にあります。

汎用機:RJ、陸戦機:DC、空戦機:MB、水戦機:HL、宙戦機:GZ
タクティカルジャケット:J、タクティカルストライカー:S、スカイフォートレス:F
試作機:P(prototype)、量産機:G(generic)、先行量産機:A(advance)、専用機:E(exclusive)、
訓練機:T(training)、再利用機・近代化改修機:K(junk)
スクラヴィア連邦共和国軍:S


型番例)
スクラヴィア連邦共和国軍汎用型タクティカルジャケット訓練機→RJJ-104TS
スクラヴィア連邦共和国軍宙戦型タクティカルジャケット量産機→GZJ-104GS
スクラヴィア連邦共和国軍陸戦型タクティカルストライカー試作機→DCS-104PS
スクラヴィア連邦共和国軍空戦型スカイフォートレス再利用機→MBF-58KS

※型番が被った場合、-2、-3と年号の後に新たな番号が振られます。
例)DCS-105-2PS

※アルクティカ統合国軍は機体名を付けています。
例)ブラバム、トーラナック、フルム


■タクティカルストライカー

全長10m前後の全領域支援型戦闘機です。
空中給油機能・簡易整備装置を持ち、
戦闘中であってもタクティカルジャケットのバッテリー交換や修理が可能となっています。

特筆すべきはホバリング機能と「腕(=マニピュレーター)」にあります。
大抵のタクティカルストライカーはホバリングが可能で、
かつ「腕」を搭載しており、腕を使用して補給や修理を行います。

また、名前の通り、武装次第で全領域で支援が可能なことから、
タクティカルジャケットやスカイフォートレスの直掩機としての役割もあります。

■スカイフォートレス

巨大な飛行戦艦です。
スクラヴィア上での飛行はもちろんのこと、アルクティカでも航行可能です。

ナビゲーションAIが搭載されており、
操船や砲撃までアルバール一人で行うことが可能です。

飛行戦艦の大きさや種類によって
搭載できるタクティカルジャケットやタクティカルストライカーの機数が決まります。

スクラヴィア連邦共和国軍も元々所有していましたが、紀元前の旧世代のもので、
アルクティカ統合国の最新鋭のスカイフォートレスとは性能にかなりの開きがあります。
そのため、スクラヴィア連邦共和国では新造と同時に近代化改修を行い、
旧世代のものも実戦投入しているのが実情です。

■ウォーカータンク
“シュピーロイテ”が使用する自走砲で、
タクティカルジャケットの下半身が無限軌道や歩行可能な短い脚になったものです。
ロケット砲やMRSIを搭載し、タクティカルジャケットやタクティカルストライカー、
スカイフォートレスの支援を行います。
支援機に過ぎませんが、シュピーロイテの実力次第では、
アルクティカのタクティカルジャケットを撃墜することも可能です。
※シュピーロイテはフェロー専用のアバターです。

■スクラヴィアの通信について
タクティカルジャケット、タクティクスストライカー、スカイフォートレスには
基本的に無線通信機能が搭載されており、
これらのアイテムを武装に装備することで、スクラヴィア内で無線通信を行うことができます。
シナリオでは明記がない限り無線通信の使用に制限はありませんが、
スキルやアイテムなどで補強されていない通信は、盗聴・妨害の可能性があります。
機動兵器2

Illustrator : もりさわともひろ

スクラヴィアのプライベートシナリオ(6/20 追記)
スクラヴィアのプライベートシナリオは、主にスクラヴィアが舞台となります。
スクラヴィアの半数近い諸島がアルクティカ統合国軍に強制入植されており、
住んでいた人々は強制労働させられたり、収容用のスカイフォートレスへ送られたりしています。
スクラヴィア連邦共和国軍は失地回復を主目的としており、
人々の救出は二の次になっています。
そのため、スクラヴィア連邦共和国軍に協力しているゲリラ的なシュピーロイテを通じて、
ワールドホライゾンの特異者へ依頼するという形式を取られることが多いようです。
それらの依頼には以下のようなものがあるかも知れません。

・アルクティカ統合国軍の進軍を止める
・アルクティカ統合国軍の動向のを偵察する
・アルクティカ統合国軍の前線基地(キャンプ)を攻撃する
・アルクティカ統合国軍に捕らわれた人々を救出する
・アルクティカ統合国軍に強制労働させられている人々を救出する
・スクラヴィア連邦共和国の諸島(村)を防衛する
・スクラヴィア連邦共和国軍の新兵を鍛える
・スクラヴィア連邦共和国軍の試作機のテストを行う

※試作機の意見会は不定期的にトークで行う予定です。

(6/20 追記)
プライベートシナリオでも戦功を挙げることが可能です。
プライベートシナリオで戦功を挙げた場合、
その戦果に応じて以下の報奨が配布される場合があります。

1.専用ナビゲーションAI
2.二の名(能力値称号)
3.意見会への招待

※1は参加されたアバターに適したものなります。
※戦功につきましては、リアクション公開から1カ月以内に付与や実施などを行わせて頂きます。
 意見会はパブリックシナリオの意見会に参加して頂く形になります。

服飾設定(6/20 追加)
●スクラヴィア連邦共和国制服(ジャケット+制服)
※主にアルバールが着用しますが、タクティカルウォーリアーやメカニカルパーサー、“シュピーロイテ”も着用します。

スクラヴィア連邦共和国制服

●スクラヴィア連邦共和国 タクティカルスーツ
※タクティカルジャケットやタクティカルストライカーを操縦する際に着用するもののため、共通のデザインになっています。

パイロットスーツ設定

※クリックすると大きいサイズで表示されます。

Illustrator : ぺいゆ / あず松


イラスト関連情報
「Fate of Conflict」のイラストをオーダーされる際、以下の項目にご注意ください。

●タクティカルジャケット、タクティクスストライカー、スカイフォートレス
シンプルな形状の「タクティカルジャケット」「タクティクスストライカー」「スカイフォートレス」は基本レギュレーションで描写可能です。
しかしながら、「タクティカルジャケット」「タクティクスストライカー」「スカイフォートレス」は構造が複雑になりやすいため、エクステンドレギュレーションでのご注文を推奨とさせていただきます。
また、キャラクターが別途描写されているもの(顔のみ出す場合を含む)についてはエクステンドレギュレーションのみの対応となります。
「Fate of Conflict」FAQ(6/24 項目追加)
1.「蒼空のフロンティアRe」や「ヒロイックソングス!」から新規で始めた契約者/アイドルもスクラヴィアで活動できるでしょうか?
1.できます。いずれの場合もワールドホライゾンを経由してスクラヴィアに来たことになります。
2.スクラヴィアに人間以外の種族はいるでしょうか?
2.いません。そのため、異種族の形を取りたい場合、パイロットスーツなどをユニーク化して着ぐるみなどにしてください。
3.スクラヴィアに一般的なタブー(禁忌)はあるでしょうか?
3.あります。半世紀掛けてテラフォーミングを行ったため、小動物を含むと動物の捕獲は法律で禁止されています。
  ただし、アルクティカ統合国軍との戦闘に巻き込んでしまった場合等、不可抗力の場合はその限りではありません。
  なお、“ノーブル”の間では小動物の代わりにペットロボットが流行っています。
4.スカイフォートレスにサイズLLの機動兵器を搭載した場合、制限などはあるでしょうか?
3.基本的にはありません。スカイフォートレスにスカイフォートレスを搭載する、といったことはできませんが、
  解説に「タクティカルジャケット2機分を使用する」といった特別な記載がない限り、1機分としてカウントされます。