リビルトテイルズ『マグメル』
『マグメル』

Illustrator : もりさわともひろ

「リビルドテイルズ」概要
■「リビルドテイルズ」について


「リビルドテイルズ」
正式名称
「リビルドテイルズ  ~チートスキルを考えたら異世界の最強英雄たちが押し寄せてきたので真の最強を決めることになった件~」
は「三千界のアバター」プラットフォーム化後の十一つ目の新規シリーズです。

「三千界のアバター」のストーリーからは独立しており、
当シリーズの舞台となるのは、三千界とは異なる次元に存在する世界「マグメル」となっています。

そのため、マグメルのスキルやアイテム以外は基本的に使用できない高い独立性を持っており、
これまでの三千界のアバターや、
プラットフォーム化後の各シリーズを知らなくても支障なく遊ぶことができます。

・「三千界のアバター」をはじめとするクリエイティブRPGを既に遊んでいる方
・新たにクリエイティブRPGを遊びたい方


いずれの方でも楽しめますので、ぜひご参加ください。

■「リビルドテイルズ」の要素

「リビルドテイルズ」では以下の要素が追加されています。

・天技(チートスキル)
「リビルドテイルズ」では、PCはその人固有のスキルを一つ、自由に設定する事ができます。
これは天技(チートスキル)と呼ばれる切り札となり、
さらに選んだ系統に応じて能力値にボーナスを得る事もできます。

詳しくは「天技(チートスキル)」をご覧下さい。

・種族
「リビルドテイルズ」では、PCは

「人間」「獣人」「エルフ」「ハーフハイト」「ドワーフ」「ゴーレム」

の中から好きな種族になることができます。
マグメルのアバターにチェンジ後、種族設定ページからご選択頂けます。
この種族に応じて能力値にボーナスがつき、種族によっては専用のスキルやアイテムが存在します。
なお、マグメルのフェローをパートナー化した場合、種族はフェローに設定されている種族がそのまま引き継がれます。
変更する場合は種族設定ページからご選択頂く必要がございます。
種族はアイテムによって変更可能です。

詳しくは「種族(リビルトテイルズ)」をご覧下さい。

・職能(クラス)
「リビルドテイルズ」では、アバターの他に「職能(クラス)」を設定する事ができます。
これはPCが身につけている技術であり、冒険者としての立場以外でのPCのバックグラウンドや個性を示すものとなります。
この職能に応じて能力値のボーナスと、シナリオで使える技能がつきます。
また、レベルによる成長要素もあります。
詳しくは「職能(クラス)」をご覧下さい。
「リビルドテイルズ」の世界
●栄光の大陸マグメル

「リビルドテイルズ」の舞台となるのは、マグメルと呼ばれる輪の形をした大陸です。
マグメル大陸には東西南北の領域を均等に分割するようにして四つの大国が存在し、
それらの中心には「バージス海」が広がっています。
厳密には湖なのですが、広大さゆえに海と呼ばれています。
土地によって違いはありますが、おおむね中世~近世ヨーロッパを思わせる景観が広がり、
農牧畜を中心とした素朴な産業が営まれています。

マグメルという世界、そして大陸は、創世神フィルマによって秩序と調和のある理想郷を目指して生み出されました。
「レベル」と「ステータス」の加護で素質を保証された人々は、種族や国家を超えて互いに協力し、
緩やかに発展していきました。
しかし「魔族」と呼ばれる異界からの侵略者の出現により、一変します。

魔族との戦いは“魔王”が死んだ事で終結しましたが、
今度は人類同士による争いが勃発してしまいます。
現在は四大国がそれぞれの領域を統治する事で多少は落ち着いているものの、
魔王の復活が囁かれており、様々な不和と混乱を抱えた世界となっています。

創世神フィルマは、そんな混沌としたマグメルにかつての秩序が取り戻されることを願って、
別世界から「来訪者(ゲスト)」を召喚しています。
そして彼らとマグメルの一部の人々に「天技」を授け、
世界を救う「勇者」となることを求めているのです。
創世神フィルマ

Illustrator : サカイ

●魔族の侵攻と「レベルアップ」

マグメルでは、すべての生命は創世神フィルマからの加護、
恩恵として「レベル」と「ステータス」をもって生まれてきます。
それらは生涯にわたり不変と考えられていたため、仕事や役割の適性を示す絶対的な指標となり、
多くの人に安定をもたらしました。

しかしその安定は、別世界からの侵略者「魔族」の出現によって終わりを迎えます。

魔族の多くはマグメルの人々よりも高い「レベル」や「ステータス」を持っており、
その侵攻を止めることはできませんでした。
とくに「魔王」とその配下は、圧倒的なまでのレベルを誇りました。
しかしマグメルの人々も生き残るために魔族と必死に戦い……その中で、ある事実を見出しました。

『自身より強い敵と戦って勝つとレベルが上がる』

生涯不変と考えられていた「レベル」は、本当は戦いによって成長するものだと、このとき人類は気づいたのです。

この発見によってマグメルの人類はレベルアップを重ね、魔族を徐々に追い詰めます。
そして魔族の指導者“魔王”が討たれたことで、魔族と人類の戦いは終わりを迎えました。

ですが、戦いはそれで終わりませんでした。
魔族

Illustrator : 店長

●混迷の時代

魔族を駆逐したマグメルに待っていたのは、
戦いによってレベルが上がることを知ってしまった人類同士による戦争でした。
さらなるレベルアップを求めた人々により、多くの血が無為に流れたことが、
様々な物語や資料によって語られています。
長く凄惨な戦いの果てに、人類最強となった“勇者”が争いの終結を宣言。
勇者は創世神の名のもとに大陸を統一する国を興し、
その王によって「強き者が弱き者を守る」世界秩序が築かれたのでした。

それから数百年後。
勇者の興した統一国家は文化の違いより再び分かれ、4つの国となりました。
かつて勇者によって布かれた「強き者が弱き者を守る」という世界秩序も、
強者による支配と抑圧の方便となり果てています。
そして4つの国は「勇者」の神話によって緩やかに協調しながらも、過去の戦いの痛みを忘れつつありました。
そんな乱世の兆しが垣間見えるマグメルに、さらなる災いが降りかかります。

それは――魔族の復活。

敗北しながらも少数が逃げ延び、歴史の陰で息をひそめていた魔族が、再び人類に牙をむいたのです。

●創世神によって招かれし者――来訪者(ゲスト)

人類同士による争いや魔族の来襲で、マグメル大陸は再び乱れようとしています。
その現状を打開し、秩序あるマグメルを取り戻すべく、創世神フィルマは異なる世界に助けを求めました。

その求めに応じてマグメルに召喚されたのが「来訪者(ゲスト)」と呼ばれる者たちです。
来訪者となった者は、マグメルを救う「勇者候補」として扱われます。

「来訪者」はマグメルとは違う世界から、様々な形で招かれます。

現代日本のような世界でトラックに轢かれて転生するよくあるパターンのほか、
マグメルとはまた別の中世風ファンタジー世界などから召喚されることもあります。
そして「来訪者」の経歴は様々ですが、元いた世界で何か秀でた能力を持っていた者や、
何らかの分野で活躍した者が多いようです。

そして「来訪者」は全員、創世神フィルマから固有の「天技」を授けられます。
初めのころはひとりひとりに見合った能力を与えていたものの、
ぶっちゃけメンドくさくなって来訪者自らが望んだ力のほうがポテンシャルが引き出されるとわかり、
系統を選択した後は自由に決める現在の形に落ち着きました。

●異世界との繋がり

マグメルにおいて魔族ははじめからいたわけではなく、もともとは別の世界から侵略してきた異種族でした。
魔族と戦う「来訪者」も、創世神フィルマが別世界から招いた「勇者候補」です。
そして本人ははっきり言わないものの、創世神フィルマ自身もまた、
別の世界から抜け出てこのマグメルを創ったらしいことが伝わっています。

創られた世界であり、ゲーム的なパラメータを指標にしていることや、
別の世界からの来訪者が多く存在するという点から、
『三千界』の“オンラインの世界”「レディアントワールズオンライン(RWO)」
と表裏の関係にあるという可能性も考えられますが、
マグメルはゲームではなくあくまで“そういう世界”であるため、繋がりがあるかは定かではありません。

●冒険者

冒険者は旅をしながら各地の困りごとを解決したり、未踏の場所の探検を行ったりする職業です。
「来訪者」のもっとも一般的な職業でもあり、
天技を授かったマグメルの人も冒険者となることが多いと言われています。

冒険者は一般的に、「冒険者ギルド」と呼ばれる組織から斡旋された依頼を達成して報酬を得て暮らしていています。

ギルドといっても中世の徒弟制度のような厳格な組織はありません。
冒険者のサポートと情報共有を目的としたゆるやかなつながりを持つのみです。
そして町や村、宿場などに拠点が存在しており、多くは創世神フィルマの熱心な信者が拠点を管理しています。

なぜならば、冒険者という職業は“勇者”を見出すために創世神フィルマが創り出したものだからです。

「来訪者」を含む勇者候補は、どこにいるかわからない魔族や、魔物(魔族が持ち込んだ生物)と戦い、
各地の争いを防ぐ役目を帯びています。
その役目を全うすることができる仕組みとして、創世神フィルマは冒険者という枠組みを作り、使徒に冒険者ギルドを組織させました。

現在では、冒険者やギルドはごく当たり前の存在として認知されています。
国や土地のしがらみもないわけではないようですが、
冒険者をサポートするという基本的な役割は共通しているといっていいでしょう。
冒険者ギルドは大陸全土に国の垣根を超えて点在していますが、それら全てを一人のエルフ『ギルドマスター』が統括しています。

ギルドマスター

Illustrator : 店長

マグメルの四大国
●“北王国”

マグメル大陸の北に位置する、寒さの厳しい国です。
数百年前に「勇者」の興した統一国家の首都テスラが現在の王都になっており、
国王も「勇者の末裔」を名乗って国を治めています。
そのため「強き者が弱き者を守る」という秩序が本来の形を残しており、それに基づいた封建制度で治められています。
しかし自衛の精神が強いことが災いして、冒険者ギルドとトラブルになることもあるようです。

屈強な武人を多く擁する騎士の国として知られており、魔族の被害が大陸で最も少ないとまで言われています。
しかし他国に比べると資源が乏しく産業も後れを取っているため、
国境付近の村々はいつ攻められるかおびえる暮らしを送っています。

●“西部共和国”

マグメル大陸の西にある国で、一年を通して気候の安定した平地が広がっています。
大陸の中でもっとも国民が多く、それを支える大規模な農業のほか、政治や芸術といった文化が発達しています。
よそ者を気にしない自由な国風に加え、魔族と対する武力の増強が人口増に追い付いていない状況から
冒険者を歓迎する傾向にあります。
また国として歴史が浅く、権威の象徴となるものが不足しているため、
魔族を再び駆逐する「勇者」を擁立したいという国民感情もあるのかもしれません。

土地から代表を選び、その代表が政治を行う「共和制」を唯一取り入れている国ですが、
実質的には昔からの大地主たちがそのまま支配階級になっていることが多いようです。
さらに近年は、他国との貿易で財を成した大商人も政治にかかわるようになり、
伝統的な大地主と対立するようになったため、内乱が起こるという噂もあります。

●“東方帝国”

マグメル大陸の東に位置し、強大な兵力を有する軍事国家です。
急峻な山間に帝都を構えているほか、要所には強固な砦を築くなど、厳重な防衛体制が敷かれています。
それは東方帝国が北王国と同様「勇者の末裔」を皇帝としている国家であり、
北王国とは正統性を争って緊張関係が続いていることに起因します。

加えて大陸東側の土地はかつて魔王城が存在し、魔族の領地だった地域です。
人類と魔族が最も激しく争った場所でもあるため、魔族の遺跡や、創世神が残した強力な遺物が数多く眠っています。
東方帝国はそれらを発掘・収集していく中で、大昔の砦を修復・改築して軍備を整えていったのです。
こうした経緯から、東方帝国は鍛冶・冶金や土建といった職人の技術が秀でた工業の国でもあります。

また険しい土地が多く、また過去の遺跡や遺物を積極的に調査しているため、冒険者ギルドとは強く結びついています。
厳しい自然の中で暮らしを維持するためには、冒険者の助力が欠かせません。
その一方、帝国政府とギルドのつながりも他国より深いため、きな臭い依頼が舞い込むこともあるようです。

●“湖南連合”

マグメル大陸南方の砂漠が広がる国です。
いくつかの都市国家が結びついた連合国で、それぞれの王が議会に集って政治を行っています。
これは土地の多くが砂漠に覆われているため、それぞれの国としての力が小さかったことに由来しています。
その始まりは、かつて南部で大きな力を持っていた
「マナナン」と「マクリール」の二つの都市国家の協力にあったと言われています。

連合東側のマクリールは豊かな海産資源に恵まれた漁師町で、古くから漁業を営んできました。
一方、西側のマナナンは大陸屈指の航海技術を有した船乗りの街で、
それを活かした海運業によって不毛な砂漠に国を築いています。
本来どちらも欠かすことのできない車の両輪ですが、
近年は魔族の出現や他の国の不安定化のあおりを受けて政治的に対立しつつあるようです。

冒険者に対する態度は柔軟で、市民から国王までとても頼りにしているようです。
しかしそれは、マナナンとマクリールがそれぞれ「勇者」を擁立しようとしている
企みの表れだと考える冒険者もいるようです。
マグメルの特殊ルール
マグメルでは創世神フィルマが定めたルールにより「レベル」が絶対的な指標となっています。

マグメルではアイテムやスキルにもレベルが設定されており、
素材の質や相性は「レベルが同一」の時以外はほとんど意味をなしません。
例えば「木の剣LV5」と「鋼鉄の盾LV1」がぶつかれば、木の剣が鋼鉄の盾の防御を破る事となります。
また、スキルで攻撃を行う時は武器ではなくスキルのレベルを参照し、防御手段がそのレベルより高ければ成功する、となります。
ただしレベルの高いスキルで攻撃を行う場合、武器のレベルも同等以上のものでないとスキルによる負荷が大きくなり、破損リスクが生じる事となります。

基本的にアイテム・スキルのレベルは設定されたものが適用されますが、レベルを増減する手段が存在します。
ただしシナリオにおいては一時的にレベルを操作するものとなり、実力差を覆せるかはその手段の使いどころ次第となります。
なお、レベルが高いアイテム・スキルほど、使い手自身のレベル(アバターレベル)も高く要求される事となります。

レベルが上の者に勝つのが事実上不可能なのは、レベルが高い者ほど所持しているアイテムやスキルも高いためですが、裏を返せば「持っているアイテムやスキルのレベルに低いものがあれば、そこが隙になる」事にもなります。
敵の装備構成を探るのも重要な要素となるでしょう。

このルールの外側に「天技(チートスキル)」が存在します。

天技は創世神フィルマが混迷する世界情勢を変えるべく、一部の素養ある者たちに与えた特典(ギフト)であり、一種の切り札です。

天技には天技でしか対抗する事ができないため圧倒的なレベル差も覆せる可能性があります。
一方、天技にもレベルが設定されているため、
天技持ち同士が衝突した場合、レベルが高い方が優位である事に変わりはありません。

マグメルのプライベートシナリオ

マグメルのプライベートシナリオは、四大国のいずれかが舞台となります。
基本的には冒険者として、冒険者ギルドから依頼を受けるという形式が取られます。
それらの依頼には以下のようなものがあるかも知れません。

・魔物の退治
・旅人や隊商を野盗から護衛
・創造神の遺物の探索
・魔族遺跡の調査
・遺物修復の手伝い
・レベルアップ目的の凶行の阻止
・「天技」を悪用する勇者候補の無力化
・村などを襲う魔族、魔物との戦い
・魔族の軍勢との戦闘

シュネー

Illustrator : けんこ

イラスト関連情報
リビルドテイルズのイラストをオーダーされる際、以下の項目にご注意ください。

●天技(チートスキル)の表現
エフェクトを伴わないものであれば基本レギュレーションで描写可能です。
何らかのエフェクトを伴うもの(全身を覆うもの、形状変化が大きいもの、宙に浮遊しているもの、オーラや炎などのエフェクトが含まれるもの)については、エクステンドレギュレーションでのご注文を推奨とさせていただきます。

【!】マグメルの種族描写を希望する場合、必ずオーダー内容に明記いただきますようお願い申し上げます。
基本・かんたん・エクステンド問わず、必ずオーダー内容に明記ください。


【!】マグメルの職能に関する描写を希望する場合、必ずオーダー内容に明記いただきますようお願い申し上げます。
基本・かんたん・エクステンド問わず、必ずオーダー内容に明記ください。

「リビルドテイルズ」FAQ
1.マグメルの種族が「なし」の場合は、どういう外見になるのでしょうか?
1.MCなら人間、LCなら元フェローの種族として扱われます。ただし、ステータスの補正を受けることは出来ません。
2.種族を変更した場合、イラストオーダーのイラストはどうなるでしょうか?
2.イラストオーダーをする際に、オーダー文に「変更後の種族」を明記してください。
3.「蒼空のフロンティアRe」や「ヒロイックソングス!」から新規で始めた契約者/アイドルもマグメルで活動できるでしょうか?
3.できます。いずれの場合もワールドホライゾンを経由してマグメルにやってきた「来訪者」になります。
4.「天技」にはどんな能力でも設定できますか?
4.はい、「天技」はどんな能力でも設定することができます。ただし、リアクションでそれが成功するかどうかは天技のレベルなどによって判定されます。詳細は「天技」のページをご確認ください。
5.「木の剣LV1」で「メガブレイクLV5」を使って攻撃し、敵の持っている「木の盾LV4」に命中するとどうなりますか?
5.攻撃スキルである「メガブレイクLV5」が「木の盾LV4」より高いため、敵の防御を破ってダメージを与える事ができます。ただし武器が「木の剣LV1」であるため、スキルによる負荷が大きく武器の破損リスクが生じます。ただしこれは一例であり、シナリオの状況や攻撃以外のアクションで結果が異なることにご注意ください。
6.天技(チートスキル)について「所持しているが装備していないアイテムやスキルを使えるようにする」といったものは可能ですか?
6.いいえ。内容自体は自由に設定する事は可能ですが、原則として装備を含め天技の解説内で完結していない場合、リアクション上で描写ができなくなります。