「八男って、それはないでしょう！　～ヘルムート王国の冒険者たち～」は、

ＴＶアニメ『八男って、それはないでしょう！』

を元にしたクリエイティブＲＰＧ化したコラボレーションタイトルです。

皆様のキャラクターは「八男って、それはないでしょう！」の世界に
「貴族の三男以下、あるいは女性」として転生し、冒険することになります。

基本的な設定・ストーリーは原作に沿ったものとなりますが、
プレイヤーの皆様が参加することによって、ゲーム独自の展開がなされます。

これまでのクリエイティブＲＰＧの各タイトルとは独立していますが、
既に遊んでいる方もご自身のキャラクターで遊ぶことが可能です。

＞＞アニメ公式サイト

＞＞MFブックス特設サイト

「八男って、それはないでしょう！　～ヘルムート王国の冒険者たち～」の舞台となるのは、
中世ヨーロッパ風異世界のリンガイア大陸にあるヘルムート王国です。

リンガイア大陸は中央部にある『ギガントの断裂』で南北に分断されており、
北側が「アーカード神聖帝国」、南側が「ヘルムート王国」の領土となっています。

●ヘルムート王国
リンガイア大陸の南側を支配する大国です。
都市部は繁栄していますが、領土内には未開発の領域も多く、
最南端のバウマイスター騎士爵領には広大な未開地があるほどです。

この背景には“魔物”の存在があります。

★魔物
大陸には魔物の棲む領域が無数に存在しており、未開の自然と重なる部分も多いです。
魔物は自分たちの領域から出てくることはないものの、侵入者には一切容赦しません。
弱い魔物でも普通の人間では到底歯が立たず、繁殖力の高さゆえにすぐに数も増えるため、これを完全に討伐するのは至難の業です。
その脅威度は正規軍を動員しても相当な打撃を受け、下手をすれば壊滅させられるほどであり、王国の悩みの種となっています。

しかしその分、魔物の領域で得られるものは高値で取引されており、
魔物の討伐を生業とする冒険者が存在しています。

こういった事情から、よほど立地に大きな問題がない場合は冒険者の「狩場」として、
魔物の領域が維持されている側面もあります。

★冒険者
冒険者はリンガイア大陸で一般的な職業です。
主な仕事は魔物の領域に入り、魔物を狩って素材や肉を得たり、植物や鉱物を採取するというものです。
魔物との戦いは命がけで、命を落とす者も珍しくありませんが、その分成功した時の実入りは大きくなります。
このため、危険な仕事にも関わらず高い人気を誇っています。

自分の実力を弁え、無理のない範囲で領域に侵入して狩ってくる者であれば、十分生計を立てることができます。
冒険者として名を上げ、王宮や貴族に仕える者も少なくありません。

魔物の討伐以外にも、旧魔法文明の遺跡やダンジョンなどを捜索し、その古代の遺産を得るという「冒険者らしい」仕事もあります。
しかし、それを成し遂げた冒険者は非常に少ないです。
なお、旧魔法文明の遺跡も魔物の領域内にあることが多いです。

ヘルムート王国の都市部には冒険者を支援・管理するための冒険者ギルドが存在し、
様々な依頼の斡旋も行っています。

★魔法と魔法使い
この世界には魔法が存在しています。
魔法は魔力によって発動するものであり、この世界の住人は誰もが多少の魔力を持っています。
しかし、魔法の才能がある者は非常に珍しく、使えたとしても火種が出せる、コップ一杯の水を出せる、という程度が大半です。
火の玉を放つ、風でカマイタチを起こす、といった実戦レベルの魔法が使えれば、食い扶持に困ることはない、と言われています。

魔法の才能は遺伝することがないため、素質を持つ者は地位・家系に関係なく現れます。
ヘルムート王国では魔法使いを発掘すべく、庶民でも魔法関連の書籍が手に入りやすい環境を整え、才能の有無を多くの者が判断できるようにしています。

魔法には大きく初級・中級・上級に分けられ、属性には無属性と火・水・風・土の四系統があります。
他に、特殊系統として聖・闇もありますが、使えるかどうかは本人の適性次第です。
また、魔法はイメージを魔力によって具現化するもののため、特定の呪文や決まった使い方がありません。
とはいえ、魔法使いの間にはある程度の共通認識はあるようです。

★ヘルムート王国の文化

・言語
ヘルムート王国の地名・人名は地球のドイツ風ですが、使用されている文字は日本語とローマ字です。
識字率は低く、中央の役人や高級貴族を除けば、貴族であっても字の読み書きができない者は珍しくありません。
また、できても「ひらがな」と「カタカナ」であることが大半のため、一般的な文書には漢字が使われていないことが多いです。

・家督の相続
基本的に実家に残れるのは、家督を継ぐ長男と、その予備である次男だけであり、三男以後は成人したら一人立ちすることになります。
女性の場合は相続権がないため、釣り合う家柄に嫁ぐことがならわしとなっています。
しかしタイミングの問題もあって嫁ぎそびれることも珍しくなく、中には自立して生計を立てている者もいます。

・冒険者予備校
冒険者は人気のある職業ですが、冒険者ギルドには成人である１５歳にならないと入れないと、王家の法によって決まっています。
しかし、何の経験もない素人が魔物の領域に行っても、まず生き残れません。
そのため基本的にはギルド主導で基礎訓練を行いますが、より効率的に冒険者を養成するために設立されたのが、
冒険者予備校です。

冒険者予備校では下限１２歳の男女に一年間、冒険者になるための知識や技能を教えています。
卒業後でも短期の講習を受ける事が可能で、
成人前（１５歳未満）の卒業生は通常の狩猟を行って魔物退治に備えます。


★ヘルムート王国の地理

・スタットブルク
ヘルムート王国の首都です。
王城を中心に、貴族街、工業区、商業区、町民街と区分けされており、
郊外には魔導飛行船の港があります。

・ブライヒレーダー辺境伯領
南方地域の貴族の取り纏めをしているブライヒレーダー辺境伯が治める領地です。
領都のブライヒブルクは南部最大の商業都市として栄えており、王都とを結ぶ魔導飛行船の定期便が出ています。

・バウマイスター騎士爵領
リンガイア大陸最南端、ヘルムート王国の貴族領でも最南部に位置するバウマイスター騎士爵の領地です。
広さだけなら大公領に匹敵するものの、大部分が手付かずとなっています。
一番近いブライヒレーダー辺境伯領とは北のリーグ大山脈で隔てられており、移動には月単位の時間がかかるほどです。

「八男って、それはないでしょう！」の主人公、ヴェンデリンの実家です。

・魔の森
バウマイスター騎士爵領にある魔物の領域です。
一万年前、古代魔法文明があった時代から存在し、以後現在に至るまでずっと手付かずだったと言われており、
異質な空気を纏っています。
かつて先代のブライヒレーダー辺境伯が魔物の討伐に乗り出しましたが、軍は壊滅的な被害を被り、辺境伯自身も命を落としています。

ヘルムート王国で活動する冒険者、または冒険者予備校生は、
冒険者ギルドへの貢献によって、アイテム「剣の褒章」が与えられます。

「剣の褒章」を多く集めた者は模範的な冒険者と認められて

「冒険者ギルド貢献度」

が上昇し、シナリオでも実力のある冒険者として認められやすくなるほか
強力なアイテムなどを手に入れることが出来ます。

詳しくは冒険者ギルド貢献度システムをご覧ください。