第十六世界『エデン』
Illustrator : もりさわともひろ
概要
■エデンとは
エデンはワールドホライゾンが16番目に到達した大世界です。
この世界は過去滅びに瀕していたところを「神々」によって救われ、
神々は彼らを保護するための人工都市を建造しました。
狭義にはこの都市のみをエデンと呼びます。
その後、神々はエデンの民を手厚く保護し、エデンは貧富の差もなく、
秩序の保たれた完成された「理想郷」となりました。
エデンは神によって統治される“天上の世界”だったのです。
やがて神々はその力を後継者として見出した十二人に引き継がせ、姿を消します。
彼らは『十二星』と呼ばれ世界の真実を知るとともに、エデンの管理者としての義務を負うこととなりました。
しかし、ワールドホライゾンが辿り着いた時、この世界はもはや「理想郷」と呼べるものではありませんでした。
エデンは管理局に手厚く保護されている市民階級である「勝者(ウィナー)」と、
市民権を失い、虐げられている「敗者(ルーザー)」に分かれ、
両者が衝突を続ける暗黒郷へと姿を変えていたのです。
そのためワールドホライゾンはエデンを「勝敗の世界」と呼ぶことにしました。
エデンはワールドホライゾンが16番目に到達した大世界です。
この世界は過去滅びに瀕していたところを「神々」によって救われ、
神々は彼らを保護するための人工都市を建造しました。
狭義にはこの都市のみをエデンと呼びます。
その後、神々はエデンの民を手厚く保護し、エデンは貧富の差もなく、
秩序の保たれた完成された「理想郷」となりました。
エデンは神によって統治される“天上の世界”だったのです。
やがて神々はその力を後継者として見出した十二人に引き継がせ、姿を消します。
彼らは『十二星』と呼ばれ世界の真実を知るとともに、エデンの管理者としての義務を負うこととなりました。
しかし、ワールドホライゾンが辿り着いた時、この世界はもはや「理想郷」と呼べるものではありませんでした。
エデンは管理局に手厚く保護されている市民階級である「勝者(ウィナー)」と、
市民権を失い、虐げられている「敗者(ルーザー)」に分かれ、
両者が衝突を続ける暗黒郷へと姿を変えていたのです。
そのためワールドホライゾンはエデンを「勝敗の世界」と呼ぶことにしました。
●ユートピアからディストピアへ
エデンが「勝敗の世界」となってしまったきっかけは、ある一人の人物です。
自らを“真の自由へと導く指導者”であると主張したその者は、
エデンの管理体制に疑問を呈しました。
最初は誰も彼の言葉に耳を貸しませんでしたが、
しばらくするとエデンや、エデンを管理する“十二星”に対し疑問を抱く者が出てきます。
指導者はその者たちを集め、改めて「ある演説」を行いました。
その内容を理解できた者はごくわずかだったようですが、
理解した者たちはエデンの体制に反旗を翻し、エデンの中枢への攻撃を試みました。
それ自体は失敗に終わり、十二星は反抗者たちを「敗者(ルーザー)」として市民権を剥奪、
一般市民の目に届かないよう隔離しました。
そして従来の市民たちは「勝者(ウィナー)」と呼ばれ、従来通りの生活を送ることになりました。
しかし戦いはそれでは終わらなかったのです。
敗者の指導者は、エデンに封じられていた“偉界”と呼ばれる世界の門を開いたのです。
その結果、偉界から解き放たれた偉人と接触し、強大な力“偉能力(いのうりょく)”を手に入れたのです。
偉能力を手に入れた敗者たちは反抗に転じ、十二星の第四席キャンサーを打倒しました。
そしてキャンサー家が管理していた区域「セクターD」を自分たちの拠点としたのです。
十二星は対抗措置として徹底した情報統制を行うと共に勝者から素質のある者を見出し、彼らに“偉人との契約(テスタメント)”を促します。
契約によって偉人から直接力を借りることができるようになった勝者は、敗者を超える偉能力を手に入れることができます。
そうした勝者たちを使って、十二星は反抗勢力である敗者を打倒すべく動き出しました。
しかし、セクターDに集結した敗者たちもまた新たな偉能力者を養成し、戦いを継続しました。
この経緯もあり偉能力を持つ物たちは勝者・敗者関係なく「決闘者(デュエリスト)」と呼ばれるようになりました。
そしてデュエリストたちの戦いが始まり、約5年の間膠着状態が続いています。
戦いに疲れた人々の心は徐々に荒んでおり、
偉能力が歪んだ状態で発現した怪物「フェイル」の存在も人々を苦しめています。
この状態が続けば、いずれエデンは滅んでしまうのではないかと、人々は恐れています。
なお、煽動したとされる人物についての記録は十二星によって抹消され、
姿を見たことのあるルーザーでさえ「はっきりと顔を思い出せない」といい、謎に包まれています。
ワールドホライゾンの市長、紫藤 明夜は三千界統合機関の機関長であるシヴァではないかと推測しています。
エデンが「勝敗の世界」となってしまったきっかけは、ある一人の人物です。
自らを“真の自由へと導く指導者”であると主張したその者は、
エデンの管理体制に疑問を呈しました。
最初は誰も彼の言葉に耳を貸しませんでしたが、
しばらくするとエデンや、エデンを管理する“十二星”に対し疑問を抱く者が出てきます。
指導者はその者たちを集め、改めて「ある演説」を行いました。
その内容を理解できた者はごくわずかだったようですが、
理解した者たちはエデンの体制に反旗を翻し、エデンの中枢への攻撃を試みました。
それ自体は失敗に終わり、十二星は反抗者たちを「敗者(ルーザー)」として市民権を剥奪、
一般市民の目に届かないよう隔離しました。
そして従来の市民たちは「勝者(ウィナー)」と呼ばれ、従来通りの生活を送ることになりました。
しかし戦いはそれでは終わらなかったのです。
敗者の指導者は、エデンに封じられていた“偉界”と呼ばれる世界の門を開いたのです。
その結果、偉界から解き放たれた偉人と接触し、強大な力“偉能力(いのうりょく)”を手に入れたのです。
偉能力を手に入れた敗者たちは反抗に転じ、十二星の第四席キャンサーを打倒しました。
そしてキャンサー家が管理していた区域「セクターD」を自分たちの拠点としたのです。
十二星は対抗措置として徹底した情報統制を行うと共に勝者から素質のある者を見出し、彼らに“偉人との契約(テスタメント)”を促します。
契約によって偉人から直接力を借りることができるようになった勝者は、敗者を超える偉能力を手に入れることができます。
そうした勝者たちを使って、十二星は反抗勢力である敗者を打倒すべく動き出しました。
しかし、セクターDに集結した敗者たちもまた新たな偉能力者を養成し、戦いを継続しました。
この経緯もあり偉能力を持つ物たちは勝者・敗者関係なく「決闘者(デュエリスト)」と呼ばれるようになりました。
そしてデュエリストたちの戦いが始まり、約5年の間膠着状態が続いています。
戦いに疲れた人々の心は徐々に荒んでおり、
偉能力が歪んだ状態で発現した怪物「フェイル」の存在も人々を苦しめています。
この状態が続けば、いずれエデンは滅んでしまうのではないかと、人々は恐れています。
なお、煽動したとされる人物についての記録は十二星によって抹消され、
姿を見たことのあるルーザーでさえ「はっきりと顔を思い出せない」といい、謎に包まれています。
ワールドホライゾンの市長、紫藤 明夜は三千界統合機関の機関長であるシヴァではないかと推測しています。
エデンのキーワード
●偉能力と決闘者
偉能力とは、偉界から召喚される偉人に由来する特殊能力です。
偉能力は形を持たない魔法から、武器として実体を伴うものまで様々です。
ですが、勝者と敗者では能力の引き出し方が異なります。
・勝者の偉能力
勝者は偉人と直接契約することで、直接力を引き出せるようになります。
両者の結束は強く、連携して発動する能力も存在するほどです。
また勝者と契約する偉人は近しい者、寄り添う者となることから「クローサー」とも呼ばれています。
・敗者の偉能力
敗者は偉人の力の結晶である“グローリー”を介して力を引き出します。
グローリーは偉人と共に偉界から流出しており、「栄具」とも呼ばれています。
偉人と契約せずとも使うことができますが、契約によって得られた偉能力に比べ制限されたものとなっています。
しかし複数のグローリーを合成し、同時に能力を発動することも可能となっています。
・偉能力の戦い
偉能力には、能力を有する者同士が衝突する際、世界に影響を与えないよう両者を特殊空間に隔離する作用があります。
この性質から力を持たない者は戦いに干渉することができません。
ただしこれはあくまで「力を持つ者同士」の戦いにおいて発生するものであるため、
かつて偉界の門が開いた直後は敗者が一方的に破壊行為に及んでいました。
勝者も偉能力を手にしてからは、
勝者と敗者の戦いは一種の「決闘」の形式になっていき、
いつしか偉能力の使い手は、
「決闘者(デュエリスト)」
と呼ばれるようになりました。
さらに召喚される偉人や、栄具を残す偉人たちには
生前「勝ち負けにこだわりがあった・執着していた」傾向にあるためか、
決闘者は無意識のうちに“真の勝者”を目指して戦うようになっているようです。
偉能力とは、偉界から召喚される偉人に由来する特殊能力です。
偉能力は形を持たない魔法から、武器として実体を伴うものまで様々です。
ですが、勝者と敗者では能力の引き出し方が異なります。
・勝者の偉能力
勝者は偉人と直接契約することで、直接力を引き出せるようになります。
両者の結束は強く、連携して発動する能力も存在するほどです。
また勝者と契約する偉人は近しい者、寄り添う者となることから「クローサー」とも呼ばれています。
・敗者の偉能力
敗者は偉人の力の結晶である“グローリー”を介して力を引き出します。
グローリーは偉人と共に偉界から流出しており、「栄具」とも呼ばれています。
偉人と契約せずとも使うことができますが、契約によって得られた偉能力に比べ制限されたものとなっています。
しかし複数のグローリーを合成し、同時に能力を発動することも可能となっています。
・偉能力の戦い
偉能力には、能力を有する者同士が衝突する際、世界に影響を与えないよう両者を特殊空間に隔離する作用があります。
この性質から力を持たない者は戦いに干渉することができません。
ただしこれはあくまで「力を持つ者同士」の戦いにおいて発生するものであるため、
かつて偉界の門が開いた直後は敗者が一方的に破壊行為に及んでいました。
勝者も偉能力を手にしてからは、
勝者と敗者の戦いは一種の「決闘」の形式になっていき、
いつしか偉能力の使い手は、
「決闘者(デュエリスト)」
と呼ばれるようになりました。
さらに召喚される偉人や、栄具を残す偉人たちには
生前「勝ち負けにこだわりがあった・執着していた」傾向にあるためか、
決闘者は無意識のうちに“真の勝者”を目指して戦うようになっているようです。
●フェイル
偉界から召喚された偉人はエデンとは別世界の存在であり、門を越えてきた時点では極めて不安定です。
その姿は仮面で顔が隠され、半透明な無個性なものとなっています。
契約(テスタメント)によって初めて仮面が砕け、実体として安定した姿を得ることができます。
また同じく門から流れてくる力の結晶である栄具は契約を必要とせず、触れるだけで手にすることができます。
そうした中、不安定なままエデンを彷徨う偉人が現れてしまいました。
テスタメントがないまま長時間が過ぎると、偉人は自らの偉能力が変質し、異形の姿へと変貌して実体化します。
また一部の栄具も同様に異形となる現象が確認されています。
この異形は「フェイル」と呼ばれ、エデンの市民にとって大きな脅威となっています。
フェイルには偉能力を持たない者は干渉することはできません。
そのためフェイルを倒す、あるいは封じることも決闘者たちの重要な任務となっています。
また「異世界認識者」である特異者はフェイルへの干渉が可能なようです。
それでも、決闘者であるエデンのアバターでなければ対抗するのは困難なのは変わりありません。
なお、一度エデンの住人と契約を交わしてしまえば、何らかの理由で契約が切れてしまっても、
存在が不安定にならずに済むようです。
そのためか、決闘者の中には元々偉人として現界した者も紛れていると噂されています。
偉界から召喚された偉人はエデンとは別世界の存在であり、門を越えてきた時点では極めて不安定です。
その姿は仮面で顔が隠され、半透明な無個性なものとなっています。
契約(テスタメント)によって初めて仮面が砕け、実体として安定した姿を得ることができます。
また同じく門から流れてくる力の結晶である栄具は契約を必要とせず、触れるだけで手にすることができます。
そうした中、不安定なままエデンを彷徨う偉人が現れてしまいました。
テスタメントがないまま長時間が過ぎると、偉人は自らの偉能力が変質し、異形の姿へと変貌して実体化します。
また一部の栄具も同様に異形となる現象が確認されています。
この異形は「フェイル」と呼ばれ、エデンの市民にとって大きな脅威となっています。
フェイルには偉能力を持たない者は干渉することはできません。
そのためフェイルを倒す、あるいは封じることも決闘者たちの重要な任務となっています。
また「異世界認識者」である特異者はフェイルへの干渉が可能なようです。
それでも、決闘者であるエデンのアバターでなければ対抗するのは困難なのは変わりありません。
なお、一度エデンの住人と契約を交わしてしまえば、何らかの理由で契約が切れてしまっても、
存在が不安定にならずに済むようです。
そのためか、決闘者の中には元々偉人として現界した者も紛れていると噂されています。
Illustrator : まれみち / yoshizuki / kiyoponmaru
●十二星
-
エデンを滅びから救ったとされる神々の力を受け継ぎ、エデンの管理を行う十二家門のことを指します。
それぞれ管理担当区域が決まっており、家名は黄道十二星座と一致しています。
数年ごとに交代でエデン全体の統括管理者を務めており、現在は第一席のエアリーズ家が担っています。
なお、席次は統括管理者を務める順番として最初に割り振られたものであり、上下関係はありません。
また敗者によって占拠された「セクターD」を治めていたキャンサー家は現在断絶しており、キャンサー家の神の力も敗者に引き継がれているようです。
十二星が受け継いだ力が具体的にどういったものかは明かされていませんが、
ワールドホライゾンでは黄道十二星座のユニークアバターではないかと考えられています。
Illustrator : 天野岬
都市としてのエデン
Illustrator : kiyoponmaru
エデンは「セクター」と呼ばれる十二の区画で人々が暮らしている、
東京都と同程度の面積を持つ円型の都市です。
中心にはエデン全体を管理する中央管理塔があり、
この区域には十二星の家門の者しか立ち入ることができなくなっています。
かつてはセクター間の移動は自由に行われていましたが、敗者の反乱以後は制限されています。
エデンは高度に科学技術が発達しており、人々の生活の大部分が自動化されています。
衣食住は保障され、娯楽も自由に選択ができるため、心身ともに不自由な部分はありません。
ただし職業選択も含め、本人の適性に合わせて「管理者が選択肢を与える」ものであるため、
本当の意味での自由とは言い難いものとなっています。
それでも一般的な商業施設や飲食店、公共交通機関は存在し、人間らしい営みを送ることは出来ています。
反乱によって勝者と敗者に分かれて以後は、勝者に対して「敗者はエデンの平和を脅かした反逆者」として、
糾弾される存在であるという認識を植え付けられています。
それによって新たな敗者、つまりエデンに管理されない偉能力者が増えないようにしているのです。
また、管理者たちは偉能力の衝突がエデンに及ぼす影響を危惧しており、
セクターDを一斉攻撃して敗者を一掃したいと考えながらも、ある程度決闘を制限せざるを得ない状況となってしまっています。
そのような中、敗者が支配するセクターDと隣接するセクターCとセクターEが、「中立区域」となると宣言しました。
セクターEのレオ家に至っては、「フェイル出現時以外の偉能力使用を禁ずる」と通達するほどです。
これにより、エデンの中にも勝者と敗者が共存可能な場所が生まれることとなりました。
エデンの外には何も存在せず、エデンがこの世界で唯一人が暮らせる場所とされています。
かつて一度だけ都市外調査が行われたものの、調査隊は一人を除いて全滅。
唯一の生還者曰く「黒い怪物」が跋扈していた、とのことですが、詳細は不明なままです。
そのため、都市の外周には厚い壁が築かれています。
・セクターD
かつてキャンサー家が管理していた区域です。
セクターD陥落の直後、キャンサー家の力を受け継いだ者が管理者を名乗り、
他の十二星相手に「独立」を宣言しました。
十二星はそれを認めませんでしたが、セクターDはエデンの中枢システムとの接続を切り、
外部との繋がりを遮断しました。
現在は敗者の拠点となっており、エデンの現状に不満を持つ者たちが集まっています。
断絶から五年が経過しているため、セクターD内部がどうなっているかは、はっきりとは分かっていません。
ただ、全員が決闘者というわけではなく、偉能力を持たないごろつきもいるようです。
また、密かに他のセクターへの道を拓いており、セクターD出身者によるテロが各区域で起こっています。
特に隣接するセクターC、Eではその頻度も高く、対応に手を焼いています。
●中立区域
セクターDに敗者が合流し、結果として敗者が強大な勢力となってしまうこと。
および勝者が大挙して押し寄せ異能力を使用し、“偉能力の暴走を含む想定外の事態”が起こることを防ぐため、
隣接するセクターCとセクターEは、勝者と敗者の両方を受け入れる中立区域となりました。
緩衝地帯とも呼ばれており、ここでは平時における偉能力の使用も制限されています。
敗者も限定的ながら市民権を得られており、一見するとかつてのエデンのような平和な場所に見えます。
しかし、どこかギスギスとした空気が漂っています。
なお勝者にせよ敗者にせよ、他の区域との行き来には許可が必要です。
特にセクターDには勝者も敗者も入れないよう、厳重な警備が敷かれています。
しかし、時折住人が“消失”しており、何者かが密かに手引きしているようです。
また中立区域はセクターDからフェイルが流れていると考えられており、その出現数も多くなっています。
ワールドホライゾンはセクターEを管理するレオ家と接触を行っており、ゲートもつなげて拠点としています。
表向き、特異者たちはレオ家が擁する決闘者となっており、統括管理者であるエアリーズ家も容認しています。
そのためセクターE内だけでなく、必要に応じて他のセクターに特異者を決闘者として送ることもあります。
・セクターC
ジェミニ家が管理する区域です。
勝者と敗者の待遇が全く同一なものの、居住エリアが明確に分けられているのが特徴です。
フェイル出現時も、原則として勝者のエリアであれば勝者が、敗者のエリアであれば敗者が対処することになっています。
ジェミニ家は敗者もまたエデンの貴重な人的リソースであると考えており、他の十二星とは異なり、
極力彼らも保護しようとしています。
セクターDからの侵入者に対しては、『執行者』と呼ばれる専門の決闘者が当たることになっています。
その他の決闘者は対フェイルの訓練を積んでいるため、他の区域よりもフェイルとの戦いに長けています。
そのため「決闘」の経験が浅い者が多く、ポテンシャルは高いものの偉能力者との戦いには劣ります。
こういった状況から、備えとして他のセクターの決闘者を「傭兵」として受け入れており、
執行者の多くも他のセクター出身の決闘者となっています。
東京都と同程度の面積を持つ円型の都市です。
中心にはエデン全体を管理する中央管理塔があり、
この区域には十二星の家門の者しか立ち入ることができなくなっています。
かつてはセクター間の移動は自由に行われていましたが、敗者の反乱以後は制限されています。
エデンは高度に科学技術が発達しており、人々の生活の大部分が自動化されています。
衣食住は保障され、娯楽も自由に選択ができるため、心身ともに不自由な部分はありません。
ただし職業選択も含め、本人の適性に合わせて「管理者が選択肢を与える」ものであるため、
本当の意味での自由とは言い難いものとなっています。
それでも一般的な商業施設や飲食店、公共交通機関は存在し、人間らしい営みを送ることは出来ています。
反乱によって勝者と敗者に分かれて以後は、勝者に対して「敗者はエデンの平和を脅かした反逆者」として、
糾弾される存在であるという認識を植え付けられています。
それによって新たな敗者、つまりエデンに管理されない偉能力者が増えないようにしているのです。
また、管理者たちは偉能力の衝突がエデンに及ぼす影響を危惧しており、
セクターDを一斉攻撃して敗者を一掃したいと考えながらも、ある程度決闘を制限せざるを得ない状況となってしまっています。
そのような中、敗者が支配するセクターDと隣接するセクターCとセクターEが、「中立区域」となると宣言しました。
セクターEのレオ家に至っては、「フェイル出現時以外の偉能力使用を禁ずる」と通達するほどです。
これにより、エデンの中にも勝者と敗者が共存可能な場所が生まれることとなりました。
エデンの外には何も存在せず、エデンがこの世界で唯一人が暮らせる場所とされています。
かつて一度だけ都市外調査が行われたものの、調査隊は一人を除いて全滅。
唯一の生還者曰く「黒い怪物」が跋扈していた、とのことですが、詳細は不明なままです。
そのため、都市の外周には厚い壁が築かれています。
・セクターD
かつてキャンサー家が管理していた区域です。
セクターD陥落の直後、キャンサー家の力を受け継いだ者が管理者を名乗り、
他の十二星相手に「独立」を宣言しました。
十二星はそれを認めませんでしたが、セクターDはエデンの中枢システムとの接続を切り、
外部との繋がりを遮断しました。
現在は敗者の拠点となっており、エデンの現状に不満を持つ者たちが集まっています。
断絶から五年が経過しているため、セクターD内部がどうなっているかは、はっきりとは分かっていません。
ただ、全員が決闘者というわけではなく、偉能力を持たないごろつきもいるようです。
また、密かに他のセクターへの道を拓いており、セクターD出身者によるテロが各区域で起こっています。
特に隣接するセクターC、Eではその頻度も高く、対応に手を焼いています。
●中立区域
セクターDに敗者が合流し、結果として敗者が強大な勢力となってしまうこと。
および勝者が大挙して押し寄せ異能力を使用し、“偉能力の暴走を含む想定外の事態”が起こることを防ぐため、
隣接するセクターCとセクターEは、勝者と敗者の両方を受け入れる中立区域となりました。
緩衝地帯とも呼ばれており、ここでは平時における偉能力の使用も制限されています。
敗者も限定的ながら市民権を得られており、一見するとかつてのエデンのような平和な場所に見えます。
しかし、どこかギスギスとした空気が漂っています。
なお勝者にせよ敗者にせよ、他の区域との行き来には許可が必要です。
特にセクターDには勝者も敗者も入れないよう、厳重な警備が敷かれています。
しかし、時折住人が“消失”しており、何者かが密かに手引きしているようです。
また中立区域はセクターDからフェイルが流れていると考えられており、その出現数も多くなっています。
ワールドホライゾンはセクターEを管理するレオ家と接触を行っており、ゲートもつなげて拠点としています。
表向き、特異者たちはレオ家が擁する決闘者となっており、統括管理者であるエアリーズ家も容認しています。
そのためセクターE内だけでなく、必要に応じて他のセクターに特異者を決闘者として送ることもあります。
・セクターC
ジェミニ家が管理する区域です。
勝者と敗者の待遇が全く同一なものの、居住エリアが明確に分けられているのが特徴です。
フェイル出現時も、原則として勝者のエリアであれば勝者が、敗者のエリアであれば敗者が対処することになっています。
ジェミニ家は敗者もまたエデンの貴重な人的リソースであると考えており、他の十二星とは異なり、
極力彼らも保護しようとしています。
セクターDからの侵入者に対しては、『執行者』と呼ばれる専門の決闘者が当たることになっています。
その他の決闘者は対フェイルの訓練を積んでいるため、他の区域よりもフェイルとの戦いに長けています。
そのため「決闘」の経験が浅い者が多く、ポテンシャルは高いものの偉能力者との戦いには劣ります。
こういった状況から、備えとして他のセクターの決闘者を「傭兵」として受け入れており、
執行者の多くも他のセクター出身の決闘者となっています。
・セクターE
-
レオ家が管理する区域です。
元は同じエデンの市民であるとして、居住エリアに勝者と敗者の区別はありません。
しかし待遇には明確な差があり、敗者は物品の自由購入を制限されています。
勝者には優越感を覚える者が、敗者には不満を覚える者が多いですが、
レオ家は一定の条件を満たせば敗者を勝者にすることを明言しています。
その中で最も重要なのはセクターEへの貢献、とりわけフェイルの討伐数とセクターDによるテロへの対応です。
敗者の中には望まずしてなった者もおり、これをチャンスと意気込む者も少なくありません。
そのためフェイルとの戦いだけでなく、偉能力者との実戦経験も豊富な者が多くなっています。
セクターEの中には「十字街(クロスロードシティ)」と呼ばれる一帯があり、
そこだけは勝者と敗者が同一の待遇となっており、決闘者向けの仕事の斡旋も行われています。
また、レオ家が「決闘」を許可している唯一の場所なこともあり、治安はあまりよくありません。
なお、他のセクターとの出入りを請け負う“運び屋”がおり、他のセクターから非公式に訪れる者もいます。
ここは十二星の監視がないため、外から来たことが発覚しても処分を受けることはありません。
裏を返せば「保護されない」場所ですが、十二星は何らかの考えからこの街を利用しているようです。
Illustrator : 猫月ユキ
●セントラル・セクター
エデンの心臓部とも言える、都市の全システムを管理している区域です。
十二星の家門の者であれば入ることができますが、基本的に統括管理者となっている家門の関係者だけが常駐しています。
エデンの象徴である中央管理塔には“エデンの真実”があるとされていますが、
それを閲覧するには十二星が持つアクセスキーを全て集める必要があります。
しかしただ集めただけでは、「最後のプロテクト」は突破できません。
方法を知るのは統括管理者となった家門の、その代の当主のみであると考えられています。
安易に知るべきものではないことから、鍵は十二星が分割で管理することになったようですが、
当の十二星でさえ、真実の中身は詳しく知らないようです。
エデンの心臓部とも言える、都市の全システムを管理している区域です。
十二星の家門の者であれば入ることができますが、基本的に統括管理者となっている家門の関係者だけが常駐しています。
エデンの象徴である中央管理塔には“エデンの真実”があるとされていますが、
それを閲覧するには十二星が持つアクセスキーを全て集める必要があります。
しかしただ集めただけでは、「最後のプロテクト」は突破できません。
方法を知るのは統括管理者となった家門の、その代の当主のみであると考えられています。
安易に知るべきものではないことから、鍵は十二星が分割で管理することになったようですが、
当の十二星でさえ、真実の中身は詳しく知らないようです。
市民等級
●市民等級の誕生
勝者と敗者に別れた後、十二星は各セクターの市民に格付けとなる「等級」を付与しました。
この等級は管理者からどれだけ手厚い保護を受けられるかというものではなく、
市民の「自由」の制限、とりわけセクター間の移動に関わるものでした。
等級が高いほどエデン内を移動可能範囲が広がります。
具体的には、
・等級F~D:
外周セクター(A~H)セクターへ移動可能となる。
※ただしセクターDは移動許可が基本的には下りない。
・等級C~B:
内周セクター(I~L)セクターへ移動可能となる。
・等級A:
セントラルセクターへ移動可能となる。
偉能力を持たない市民の多くは、最も低い「F」となり、決闘者は基本的には等級「E」以上です。
しかしエデンの貴重なエネルギーの結晶である「スターキューブ」を見つけ十二星に渡した場合、その数に応じて等級があがります。
また等級が上がるだけではなく十二星から様々な褒章が渡されることもあります。
そのため、自由の富の象徴であるスターキューブはエデン市民のあこがれの的ですが、偉能力を持たなければ簡単には手に入りません。
また十二星を含む一部の者には移動制限のない、A以上の等級が存在すると噂されていますが、機密事項とされています。
なお、敗者及びセクターDの住人は「等級外」とされ、許可された場所以外に行くことはできません。
●特異者の等級
特異者はレオ家の庇護下にある傭兵という扱いであり、
勝者・敗者に関わらず初期の等級はFとなります。
ただし報酬として与えられるスターキューブを集め、アイテムと交換することで、等級を上げることができます。
またフェイタル・ゲームには決闘者であれば、セクターに関わらず参加可能ですが、
等級によって有利な状況で始られることもあるようです。
>>市民等級一覧はこちら
勝者と敗者に別れた後、十二星は各セクターの市民に格付けとなる「等級」を付与しました。
この等級は管理者からどれだけ手厚い保護を受けられるかというものではなく、
市民の「自由」の制限、とりわけセクター間の移動に関わるものでした。
等級が高いほどエデン内を移動可能範囲が広がります。
具体的には、
・等級F~D:
外周セクター(A~H)セクターへ移動可能となる。
※ただしセクターDは移動許可が基本的には下りない。
・等級C~B:
内周セクター(I~L)セクターへ移動可能となる。
・等級A:
セントラルセクターへ移動可能となる。
偉能力を持たない市民の多くは、最も低い「F」となり、決闘者は基本的には等級「E」以上です。
しかしエデンの貴重なエネルギーの結晶である「スターキューブ」を見つけ十二星に渡した場合、その数に応じて等級があがります。
また等級が上がるだけではなく十二星から様々な褒章が渡されることもあります。
そのため、自由の富の象徴であるスターキューブはエデン市民のあこがれの的ですが、偉能力を持たなければ簡単には手に入りません。
また十二星を含む一部の者には移動制限のない、A以上の等級が存在すると噂されていますが、機密事項とされています。
なお、敗者及びセクターDの住人は「等級外」とされ、許可された場所以外に行くことはできません。
●特異者の等級
特異者はレオ家の庇護下にある傭兵という扱いであり、
勝者・敗者に関わらず初期の等級はFとなります。
ただし報酬として与えられるスターキューブを集め、アイテムと交換することで、等級を上げることができます。
またフェイタル・ゲームには決闘者であれば、セクターに関わらず参加可能ですが、
等級によって有利な状況で始られることもあるようです。
>>市民等級一覧はこちら
フェイタル・ゲーム
勝者と敗者による戦いが始まって約5年。
十二星は事態を収束させるための、ある方法を考えているといいます。
それが「フェイタル・ゲーム」です。
それは各セクターで
・勝者敗者を含めた大規模な決闘を行う
・最後まで勝ち残った者にセクター代表権限とアクセスキーを与えるというもの
とまことしやかに囁かれています。
また、各家門の代表者も決闘者として直々に参戦するという噂もあります。
その実施は十二星の全家門の同意がなければ行えず、構想のみと考えられていました。
しかし、フェイルの出現や敗者の増加など、エデンの管理は限界に近づいています。
そして異世界からの調停者であるホライゾンの出現。
十二星はこれを契機にフェイタル・ゲームをスタートさせることにしたのです。
★フェイタル・ゲームについて
フェイタル・ゲームは「終極のエデン」のパブリックシナリオで展開されます。
「終極のエデン」のパブリックシナリオに参加することでもれなく、
・偉能力強化アイテム(仮)
がもれなく手に入ります。
※1アカウントにつき1つとなります。
また、フェイタル・ゲームで一定以上の成果を上げることで、
・記念称号(ステータス補正付き)
・固有のコンビネーションスキル
・特別な栄具
・パブリックシナリオへの招待
・エデンのユニークアバター
・偉人のフェロー
などが手に入ることがあります。
またエデンのプライートシナリオでも報酬がもらえる予定です。
>>フェイタル・ゲームの詳しいルールはこちら
十二星は事態を収束させるための、ある方法を考えているといいます。
それが「フェイタル・ゲーム」です。
それは各セクターで
・勝者敗者を含めた大規模な決闘を行う
・最後まで勝ち残った者にセクター代表権限とアクセスキーを与えるというもの
とまことしやかに囁かれています。
また、各家門の代表者も決闘者として直々に参戦するという噂もあります。
その実施は十二星の全家門の同意がなければ行えず、構想のみと考えられていました。
しかし、フェイルの出現や敗者の増加など、エデンの管理は限界に近づいています。
そして異世界からの調停者であるホライゾンの出現。
十二星はこれを契機にフェイタル・ゲームをスタートさせることにしたのです。
★フェイタル・ゲームについて
フェイタル・ゲームは「終極のエデン」のパブリックシナリオで展開されます。
「終極のエデン」のパブリックシナリオに参加することでもれなく、
・偉能力強化アイテム(仮)
がもれなく手に入ります。
※1アカウントにつき1つとなります。
また、フェイタル・ゲームで一定以上の成果を上げることで、
・記念称号(ステータス補正付き)
・固有のコンビネーションスキル
・特別な栄具
・パブリックシナリオへの招待
・エデンのユニークアバター
・偉人のフェロー
などが手に入ることがあります。
またエデンのプライートシナリオでも報酬がもらえる予定です。
>>フェイタル・ゲームの詳しいルールはこちら
エデンのプライベートシナリオ
エデンのプライベートシナリオは、中立区域(セクターC・E)を舞台に展開されます。
他のセクターが特異者に解放されると、プライベートシナリオの舞台も広がってゆきます。
プライベートシナリオでは主に、決闘者向けに斡旋されている仕事を受ける形になります。
決闘者向けの仕事は以下のようなものがあるかも知れません。
・各セクターに侵入したフェイルの討伐
・レオ家からの依頼でセクターDの調査に参加する
・セクターDからのテロの鎮圧に参加する
・栄具によって暴走した決闘者の討伐
・中立地域で横暴な態度を取る勝者(管理者)を懲らしめる
・中立地域で行われている勝者と敗者の決闘(抗争)に巻き込まれる
・特殊な偉人や栄具を探す
・行方不明になった“運び屋”を探索する
・フリーの偉人の珍騒動を止める
・十二星からの無茶振りを解決する
他のセクターが特異者に解放されると、プライベートシナリオの舞台も広がってゆきます。
プライベートシナリオでは主に、決闘者向けに斡旋されている仕事を受ける形になります。
決闘者向けの仕事は以下のようなものがあるかも知れません。
・各セクターに侵入したフェイルの討伐
・レオ家からの依頼でセクターDの調査に参加する
・セクターDからのテロの鎮圧に参加する
・栄具によって暴走した決闘者の討伐
・中立地域で横暴な態度を取る勝者(管理者)を懲らしめる
・中立地域で行われている勝者と敗者の決闘(抗争)に巻き込まれる
・特殊な偉人や栄具を探す
・行方不明になった“運び屋”を探索する
・フリーの偉人の珍騒動を止める
・十二星からの無茶振りを解決する
イラスト関連情報
エデンで想定される、以下の描写は基本レギュレーションで描写可能です。
- ●「偉能力」
-
形状が通常の武器の範疇であれば基本レギュレーションで描写可能です。
ただし宙に浮遊しているもの、オーラや炎などのエフェクトが含まれるものについては、エクステンドレギュレーションとなります。
- ●「NPCと同一の姿の偉人」
-
「三千界のアバター」ゲーム内のNPCをモチーフとした偉人を作成することはできますが、外見特徴等が同一のものや、同じ容姿のものは作成できません。
NPCと同じとご指定頂いた場合でも、弊社にてNPCとは別のキャラクターだと判別出来るようなアレンジを加えさせて頂きます。
詳しくはFAQ(5-B6)をご覧ください。