新クレギオン『辺境宙域アレイダ』
「新クレギオン 星還のアレイダ」概要
■「新クレギオン 星還のアレイダ」について
「新クレギオン 星還のアレイダ(以下新クレギオン)」は「三千界のアバター」プラットフォーム化後4番目の新規のシリーズです。
当シリーズの舞台となるのは、これまでの三千界とは異なる次元に存在する世界となっています。
そのため高い独立性も持っており、
これまでの三千界のアバターを知らなくても、支障なく遊ぶことができます。
・「三千界のアバター」をはじめとするクリエイティブRPGを既に遊んでいる方
・新たにクリエイティブRPGを遊びたい方
いずれの方でも楽しめますので、ぜひご参加ください。
■「新クレギオン」の新要素
「新クレギオン」ではこれまでの「三千界のアバター」の要素に以下の新要素が追加されています。
・クラス
「新クレギオン」では、PCは「クラス」と呼ばれる職能を、最大2つまで得られます。
このクラスに応じて、能力値にボーナスがつき、シナリオ上での行動成功率も変わります。
「新クレギオン」から新規登録されたキャラクターは、30種類から選択可能でレベルによる成長要素もあります。
詳しくは「クラス」をご覧下さい。
・装備ロステク
「新クレギオン」の世界には、通常の装備品とは一線を画する、強力なアイテムが存在します。
「ロステク」と呼ばれるその品々は、他の武装・アイテムとは別の、独自のカテゴリーとして管理されます。
詳しくは「装備ロステク」をご覧下さい。
・所属組織
「新クレギオン」では、PCは自分の「所属組織」を選ぶことができます。
本作はPC対抗型RPGであり、他組織所属のPCたちと、シナリオ上で対戦することが可能です。
もちろん対戦を望まない方々のために、PC協力型や日常系のシナリオも多く用意されています。
詳しくは「所属組織」をご覧下さい。
・国籍
PCの出身地のパラメータです。
自身の出身を示すために自由に変更できますが、
ステータスなどには影響はありません。
また、「新クレギオン」では「三千界のアバター」の魔法攻撃力などのステータス名称が一部変更されております。
■「クレギオン」シリーズについて
「新クレギオン 星還のアレイダ」は、1990年から2003年までかつてホビー・データ社により開催されたPBMシリーズ「クレギオン」の世界観をもとにしたPBWです。
2020年クレギオンシリーズ誕生30周年のアニバーサリー企画として、開催されることになりました。
クレギオンを知らない方でも楽しめる、独立した作品となっております。ぜひご参加下さいませ。
なお「新クレギオン」の運営期間は
メインコンテンツ(シナリオ・クエスト)のリリースは2020年12月まで、
プライベートシナリオは2021年3月までのリリース予定となります。
「新クレギオン 星還のアレイダ(以下新クレギオン)」は「三千界のアバター」プラットフォーム化後4番目の新規のシリーズです。
当シリーズの舞台となるのは、これまでの三千界とは異なる次元に存在する世界となっています。
そのため高い独立性も持っており、
これまでの三千界のアバターを知らなくても、支障なく遊ぶことができます。
・「三千界のアバター」をはじめとするクリエイティブRPGを既に遊んでいる方
・新たにクリエイティブRPGを遊びたい方
いずれの方でも楽しめますので、ぜひご参加ください。
■「新クレギオン」の新要素
「新クレギオン」ではこれまでの「三千界のアバター」の要素に以下の新要素が追加されています。
・クラス
「新クレギオン」では、PCは「クラス」と呼ばれる職能を、最大2つまで得られます。
このクラスに応じて、能力値にボーナスがつき、シナリオ上での行動成功率も変わります。
「新クレギオン」から新規登録されたキャラクターは、30種類から選択可能でレベルによる成長要素もあります。
詳しくは「クラス」をご覧下さい。
・装備ロステク
「新クレギオン」の世界には、通常の装備品とは一線を画する、強力なアイテムが存在します。
「ロステク」と呼ばれるその品々は、他の武装・アイテムとは別の、独自のカテゴリーとして管理されます。
詳しくは「装備ロステク」をご覧下さい。
・所属組織
「新クレギオン」では、PCは自分の「所属組織」を選ぶことができます。
本作はPC対抗型RPGであり、他組織所属のPCたちと、シナリオ上で対戦することが可能です。
もちろん対戦を望まない方々のために、PC協力型や日常系のシナリオも多く用意されています。
詳しくは「所属組織」をご覧下さい。
・国籍
PCの出身地のパラメータです。
自身の出身を示すために自由に変更できますが、
ステータスなどには影響はありません。
また、「新クレギオン」では「三千界のアバター」の魔法攻撃力などのステータス名称が一部変更されております。
■「クレギオン」シリーズについて
「新クレギオン 星還のアレイダ」は、1990年から2003年までかつてホビー・データ社により開催されたPBMシリーズ「クレギオン」の世界観をもとにしたPBWです。
2020年クレギオンシリーズ誕生30周年のアニバーサリー企画として、開催されることになりました。
クレギオンを知らない方でも楽しめる、独立した作品となっております。ぜひご参加下さいませ。
なお「新クレギオン」の運営期間は
メインコンテンツ(シナリオ・クエスト)のリリースは2020年12月まで、
プライベートシナリオは2021年3月までのリリース予定となります。
「新クレギオン」の世界
「新クレギオン」の舞台は、現代から遥かな未来の、宇宙の辺境です。
その時代、人類は活動領域を宇宙の隅々まで拡げ、空前の繁栄を享受していました。
しかし西暦5622年、人類の故郷である地球を中心に、全宇宙を巻き込む大戦が勃発。
3年間続いたその大戦により、100以上もの惑星が滅び、地球もまた消滅しました。
それにより、地球から遠く離れた植民惑星に住む人々は、宇宙の孤児となりました。
しかし地球からのあらゆる援助や連絡が絶たれても、現地の人々はたくましく生き延び、
独自の文明を発展させていきました。
それから二世紀半もの年月が過ぎた、西暦5869年(CY3901年)。
宇宙の最辺境「アレイダ」を舞台に、この物語は展開していきます。
■辺境宙域アレイダ
アレイダは、かつて地球があった場所から最も離れた、宇宙の最果てです。
大戦の最後の戦場となった宙域であり、その開発は長らく停滞していました。ですが豊かな資源に恵まれており、地球消滅後の新秩序を模索する者たちによって、近年再開発が進められました。
いくつもの惑星から成り立っており、移民者にとっては、一攫千金のチャンスが至るところに転がっている魅力的な宙域です。アレイダは新来者に発展の希望を見出しているため、他の地域で違法とされたり、差別を受ける者たちに対しても寛容です。
しかし同時にマフィアや海賊に命を脅かされたり、腐敗した現地政府によって財産をむしり取られる危険も孕んでいます。
自由と危険と可能性が同居する、宇宙のフロンティア。それが辺境宙域アレイダです。
■失われた時代の遺物『ロストテクノロジー』
先の大戦は、人類とその文明に、壊滅的な打撃を与えました。
当時の科学技術は多くが失われ、再現も困難となりました。
しかし大戦末期の戦場となったアレイダには、当時の科学技術の遺物が、今も多数残されています。
それが『ロストテクノロジー』。通称ロステクと呼ばれる品々です。
ロステクは現代技術を遥かに超えた、人類全盛時代の科学の結晶です。
たとえば『重傷者の傷を一瞬で癒す医療用ナノマシン』『あらゆる攻撃を跳ねのける防御フィールド』『人間を一からデザインする生命創造器』など、もはやその在り方は、魔法と区別がつきません。
果ては大戦時代に使われた超兵器——誰かが発見・入手しただけで、国家間のパワーバランスをも覆しかねない、大量破壊兵器までが眠っているとされています。
これらロステクをめぐり、各国のエージェントからしがないトレジャーハンターまでが、一攫千金の機会を狙って、探索と争奪戦を繰り広げています。
■その他の科学技術
大戦により人類の文明レベルは、大幅に後退しました。
とりわけ辺境であるアレイダの科学技術は、21世紀の水準まで戻ってしまいました。
アレイダに住む人々の暮らしは、私たちが住む現代のものと、そう変わりはありません。
ですがロステクの影響により、一部の科学技術だけは、例外的に発達しています。
特に宇宙航行に関しては、大戦前の技術がほぼそのまま残っており、人々は星から星へ、自由に移動できます(宇宙船は現代における飛行機、星間旅行は海外旅行くらいの感覚です)。
また人体を改造する『サイバネティクス技術』や、ロボット兵器・レーザー兵器など、戦闘に関するテクノロジーは多く残っており、社会に浸透しています。
その時代、人類は活動領域を宇宙の隅々まで拡げ、空前の繁栄を享受していました。
しかし西暦5622年、人類の故郷である地球を中心に、全宇宙を巻き込む大戦が勃発。
3年間続いたその大戦により、100以上もの惑星が滅び、地球もまた消滅しました。
それにより、地球から遠く離れた植民惑星に住む人々は、宇宙の孤児となりました。
しかし地球からのあらゆる援助や連絡が絶たれても、現地の人々はたくましく生き延び、
独自の文明を発展させていきました。
それから二世紀半もの年月が過ぎた、西暦5869年(CY3901年)。
宇宙の最辺境「アレイダ」を舞台に、この物語は展開していきます。
■辺境宙域アレイダ
アレイダは、かつて地球があった場所から最も離れた、宇宙の最果てです。
大戦の最後の戦場となった宙域であり、その開発は長らく停滞していました。ですが豊かな資源に恵まれており、地球消滅後の新秩序を模索する者たちによって、近年再開発が進められました。
いくつもの惑星から成り立っており、移民者にとっては、一攫千金のチャンスが至るところに転がっている魅力的な宙域です。アレイダは新来者に発展の希望を見出しているため、他の地域で違法とされたり、差別を受ける者たちに対しても寛容です。
しかし同時にマフィアや海賊に命を脅かされたり、腐敗した現地政府によって財産をむしり取られる危険も孕んでいます。
自由と危険と可能性が同居する、宇宙のフロンティア。それが辺境宙域アレイダです。
■失われた時代の遺物『ロストテクノロジー』
先の大戦は、人類とその文明に、壊滅的な打撃を与えました。
当時の科学技術は多くが失われ、再現も困難となりました。
しかし大戦末期の戦場となったアレイダには、当時の科学技術の遺物が、今も多数残されています。
それが『ロストテクノロジー』。通称ロステクと呼ばれる品々です。
ロステクは現代技術を遥かに超えた、人類全盛時代の科学の結晶です。
たとえば『重傷者の傷を一瞬で癒す医療用ナノマシン』『あらゆる攻撃を跳ねのける防御フィールド』『人間を一からデザインする生命創造器』など、もはやその在り方は、魔法と区別がつきません。
果ては大戦時代に使われた超兵器——誰かが発見・入手しただけで、国家間のパワーバランスをも覆しかねない、大量破壊兵器までが眠っているとされています。
これらロステクをめぐり、各国のエージェントからしがないトレジャーハンターまでが、一攫千金の機会を狙って、探索と争奪戦を繰り広げています。
Illustrator : もりさわともひろ
大戦により人類の文明レベルは、大幅に後退しました。
とりわけ辺境であるアレイダの科学技術は、21世紀の水準まで戻ってしまいました。
アレイダに住む人々の暮らしは、私たちが住む現代のものと、そう変わりはありません。
ですがロステクの影響により、一部の科学技術だけは、例外的に発達しています。
特に宇宙航行に関しては、大戦前の技術がほぼそのまま残っており、人々は星から星へ、自由に移動できます(宇宙船は現代における飛行機、星間旅行は海外旅行くらいの感覚です)。
また人体を改造する『サイバネティクス技術』や、ロボット兵器・レーザー兵器など、戦闘に関するテクノロジーは多く残っており、社会に浸透しています。
シナリオ種別
本作には『メインシナリオ』と『ワールドシナリオ』という、2種類のシナリオ種別が存在します。
これは原作がいくつもの舞台を持ち、様々な物語が展開していた事を反映しての仕様です。
プレイヤーはどちらのシナリオ種別にも、自由に参加することが出来ます。
以下にそれぞれのシナリオ種別について、ご説明いたします。
■メインシナリオ
メインシナリオは、アレイダに存在する三大組織の抗争と、ロステクの争奪戦に主眼を置いたシナリオ種別です。
プレイヤーはいずれかの組織に所属するか、組織無所属のフリーランサーとして、その闘いに身を投じます。
既存のクリエイティブRPGユーザーの皆様にお勧めできる、バトルと冒険が主体となる、エンターティメント性重視のストーリーです。
■ワールドシナリオ
ワールドシナリオは、アレイダ全域を舞台とした、スケールの大きなシナリオ種別です。
様々な国家・惑星・軍が入り乱れる、闘争と陰謀の物語が描かれます。プレイヤーはその渦中に身を投じ、各国の盛衰を左右します。
こちらは原作『クレギオン』の雰囲気を色濃く残した、軍事・政治系のストーリーです。
原作プレイヤーの方々や、ミリタリーファンの方にお勧めできる内容となっています。
■両シナリオについての注意
2つのシナリオ種別によって、物語の雰囲気や舞台は、大きく異なります。
メインシナリオはクエストと連動しており、世界観も掴みやすいですが、ワールドシナリオは多数の組織や国家などが登場する、やや上級者向きのシナリオ種別です。
ご自分の好みに合ったシナリオ種別を、お選び頂ければ幸いです。
これは原作がいくつもの舞台を持ち、様々な物語が展開していた事を反映しての仕様です。
プレイヤーはどちらのシナリオ種別にも、自由に参加することが出来ます。
以下にそれぞれのシナリオ種別について、ご説明いたします。
■メインシナリオ
メインシナリオは、アレイダに存在する三大組織の抗争と、ロステクの争奪戦に主眼を置いたシナリオ種別です。
プレイヤーはいずれかの組織に所属するか、組織無所属のフリーランサーとして、その闘いに身を投じます。
既存のクリエイティブRPGユーザーの皆様にお勧めできる、バトルと冒険が主体となる、エンターティメント性重視のストーリーです。
Illustrator : マナカッコワライ / ココ
ワールドシナリオは、アレイダ全域を舞台とした、スケールの大きなシナリオ種別です。
様々な国家・惑星・軍が入り乱れる、闘争と陰謀の物語が描かれます。プレイヤーはその渦中に身を投じ、各国の盛衰を左右します。
こちらは原作『クレギオン』の雰囲気を色濃く残した、軍事・政治系のストーリーです。
原作プレイヤーの方々や、ミリタリーファンの方にお勧めできる内容となっています。
■両シナリオについての注意
2つのシナリオ種別によって、物語の雰囲気や舞台は、大きく異なります。
メインシナリオはクエストと連動しており、世界観も掴みやすいですが、ワールドシナリオは多数の組織や国家などが登場する、やや上級者向きのシナリオ種別です。
ご自分の好みに合ったシナリオ種別を、お選び頂ければ幸いです。
メインシナリオの詳細
■物語の主舞台『混沌の星・ヴェイスⅡ』
本作のメインシナリオ及び、各クエストの主舞台となる場所が、この惑星ヴェイスⅡです。
各PCがこの惑星を訪れるところから、本作の物語は幕を上げます。
ヴェイスⅡは大戦前の時代、先端軍事技術の研究拠点となっており、大戦末期に爆撃を受けて壊滅しました。しかし近年、破壊されたと思われていた当時の研究施設やロステクが大量に現存していることが判明し、多くの移民者が押し寄せ、ロステクをめぐるゴールドラッシュが発生しました。
そこにアレイダで力を持つ三大組織が拠点を置く事により、熾烈な組織抗争の舞台となりました。
さらには各国や企業のエージェント、フリーランスのトレジャーハンターやアウトローなどが入り乱れ、様々な闘争と陰謀を繰り広げています。
都市部はロステク発掘によって発達したメガロポリスとなっており、宇宙港を中心としたアップタウンと、それを囲む広大なスラム街によって構成されています。
郊外部には未開拓の密林地帯が拡がり、その全貌を知る者はまだ居ません。
無限の可能性を秘めた宇宙の宝島、それがヴェイスⅡなのです。
■三大組織
ヴェイスⅡには、惑星や国家の枠組みを超えた、強大な力を誇る組織が存在します。
三大組織と呼ばれるそれらは、主義主張や利害関係によって対立しており、激しい勢力争いを繰り広げています。
プレイヤーは以下のいずれかの組織に入るか、あるいは組織無所属のフリーランサーとして、辺境でのハードでフリーダムな日々を送っていきます。
・義と浪漫を貫く海賊組織『ネトヘス義賊団』
宇宙海賊国家バールスラントに本拠地を置く、海賊組織です。
悪党は悪党ですが、弱きを助け強きを挫く気概があり、力なき民衆には愛されています。
警察が無力なヴェイスⅡでは、代わりに自警団的活動を行っています。
・闘争と悪徳を愛するマフィア『ペンタクラン・ファミリー』
無法者の星スコルーガに本拠地を置く、一大犯罪シンジケートです。
敵対者には容赦しませんが、社会に疎外された者を受け入れるため、身内の絆は強固です。
しかしネトヘス義賊団とは思想が相反しているため、互いに不倶戴天の敵となっています。
・利益と大望を追求する企業『フォーチュン・マキシマ社』
商業惑星メネディアに本社を置く、国際軍事企業です。
ロステク研究からロボット開発まで広く手掛ける、宇宙のビジネスマンと科学者の巣窟です。
自社の技術力を伸ばすため、ロステク収集に貪欲であり、しばしば他の組織と衝突します。
※各組織の詳細については、『所属組織』をご覧下さい。
本作のメインシナリオ及び、各クエストの主舞台となる場所が、この惑星ヴェイスⅡです。
各PCがこの惑星を訪れるところから、本作の物語は幕を上げます。
ヴェイスⅡは大戦前の時代、先端軍事技術の研究拠点となっており、大戦末期に爆撃を受けて壊滅しました。しかし近年、破壊されたと思われていた当時の研究施設やロステクが大量に現存していることが判明し、多くの移民者が押し寄せ、ロステクをめぐるゴールドラッシュが発生しました。
そこにアレイダで力を持つ三大組織が拠点を置く事により、熾烈な組織抗争の舞台となりました。
さらには各国や企業のエージェント、フリーランスのトレジャーハンターやアウトローなどが入り乱れ、様々な闘争と陰謀を繰り広げています。
都市部はロステク発掘によって発達したメガロポリスとなっており、宇宙港を中心としたアップタウンと、それを囲む広大なスラム街によって構成されています。
郊外部には未開拓の密林地帯が拡がり、その全貌を知る者はまだ居ません。
無限の可能性を秘めた宇宙の宝島、それがヴェイスⅡなのです。
Illustrator : 外窓
ヴェイスⅡには、惑星や国家の枠組みを超えた、強大な力を誇る組織が存在します。
三大組織と呼ばれるそれらは、主義主張や利害関係によって対立しており、激しい勢力争いを繰り広げています。
プレイヤーは以下のいずれかの組織に入るか、あるいは組織無所属のフリーランサーとして、辺境でのハードでフリーダムな日々を送っていきます。
・義と浪漫を貫く海賊組織『ネトヘス義賊団』
宇宙海賊国家バールスラントに本拠地を置く、海賊組織です。
悪党は悪党ですが、弱きを助け強きを挫く気概があり、力なき民衆には愛されています。
警察が無力なヴェイスⅡでは、代わりに自警団的活動を行っています。
・闘争と悪徳を愛するマフィア『ペンタクラン・ファミリー』
無法者の星スコルーガに本拠地を置く、一大犯罪シンジケートです。
敵対者には容赦しませんが、社会に疎外された者を受け入れるため、身内の絆は強固です。
しかしネトヘス義賊団とは思想が相反しているため、互いに不倶戴天の敵となっています。
・利益と大望を追求する企業『フォーチュン・マキシマ社』
商業惑星メネディアに本社を置く、国際軍事企業です。
ロステク研究からロボット開発まで広く手掛ける、宇宙のビジネスマンと科学者の巣窟です。
自社の技術力を伸ばすため、ロステク収集に貪欲であり、しばしば他の組織と衝突します。
※各組織の詳細については、『所属組織』をご覧下さい。
■独立するAI『アルファ』
-
ヴェイスⅡを語る上で、三大組織と並ぶ、重要な存在がいます。
『アルファ』と呼ばれるその女性は、実体のある人間ではなく、ネットワーク上に存在するAIです。
アルファはアレイダの人々を見守ることを使命としており、移民者たちに辺境の歩き方を教えてくれます。また組織に所属していない人々に、仕事などを斡旋してくれます。
組織抗争には中立を貫く一方、フリーランサーたちを庇護する役割も果たし、『電子の女神』と呼ばれています。
Illustrator : マナカッコワライ / 外窓
■ヴェイスⅡに生きる異端者たち
惑星ヴェイスⅡには、他の惑星で違法とされたり、差別された人々が多く集まってきます。
それらは他の地域では異端者ですが、このアレイダでは自由に行動でき、社会的にも認知されています。
そのためヴェイスⅡの住人は、常人である『専門家(スペシャリスト)』の他、人体を機械化した『機甲士(サイバネティクス)』、超常的な力を持つ『異能者(サイキック)』、人間以外の遺伝子を発現した『変異種(ミュータント)』など、様々な人種が混在しています。
三大組織の幹部にも、異端者は多く含まれています。ヴェイスⅡは普通の社会に阻害された者たちが、新たな人生を手に入れる、新天地としても機能しているのです。
惑星ヴェイスⅡには、他の惑星で違法とされたり、差別された人々が多く集まってきます。
それらは他の地域では異端者ですが、このアレイダでは自由に行動でき、社会的にも認知されています。
そのためヴェイスⅡの住人は、常人である『専門家(スペシャリスト)』の他、人体を機械化した『機甲士(サイバネティクス)』、超常的な力を持つ『異能者(サイキック)』、人間以外の遺伝子を発現した『変異種(ミュータント)』など、様々な人種が混在しています。
三大組織の幹部にも、異端者は多く含まれています。ヴェイスⅡは普通の社会に阻害された者たちが、新たな人生を手に入れる、新天地としても機能しているのです。
■大戦時代の遺跡とオートマタ
-
ヴェイスⅡ郊外の密林地帯には、未発掘のロステク遺跡や遺物がゴロゴロしています。
それらの大半は強固なセキュリティによって防御されており、トレジャーハンターのチームで取り掛からないと、返り討ちにされる可能性が高いです。
中でも特に危険なのは、『オートマタ』と呼ばれる自動兵器です。
大戦前に造られた戦闘機械であり、製造者たちが滅びた後も、遺跡を守り続けています。
宝物の番人にして、全組織共通の脅威と言えます。
Illustrator : もりさわともひろ / 外窓
-
■パワードスーツ
過酷な辺境で生きていくために、人々は大戦後も、科学技術を発展させていきました。
その成果の一つが『パワードスーツ』であり、ロステクを除いたものとしては、最新にして強力な兵器です。
体長2m~4m程度の小型ロボットであり、人が乗り込んで操縦します。様々な武器を備えた戦闘用パワードスーツのほか、重作業用のパワードスーツなども存在します。
ロステク探索の強力な助けになるほか、組織抗争においても重要な戦力になります。
Illustrator : クオラン / 外窓
-
■キャバリアー
現行技術の兵器であるパワードスーツに対して、『キャバリアー』は大戦時代の超兵器です。
体長は数十mと巨大であり、主に宇宙や郊外部で運用されます。激烈な破壊力を持つ主砲のほか、ワープ機能や防御フィールド展開機能などを備えており、個人で運用可能な最大戦力となります。
大戦でその全てが破壊されたと思われていましたが、いくつかはまだ現存しており、技術解析・量産化も進められています。
Illustrator : キアシヨ / 外窓
ワールドシナリオの詳細
ワールドシナリオの舞台は、惑星ヴェイスⅡだけに留まらず、他の惑星にも広がっています。
プレイヤーは各惑星を行き来し、それらで起こる様々な事件や闘いに参加することができます。
以下にワールドシナリオに登場する惑星・国家等をご紹介します。
・アレイダ最古の国家『エリノス=ブレドム連合王国』
ワールドシナリオの主舞台の一つです。
アレイダ宙域最古の王政国家で、アレイダ最大の国家であり、近隣の超大国ライアー帝国のアレイダ宙域における同盟者として伝統的に栄えてきました。緩やかながら経済も発展し、力をつけた中産階級が政治を平民にも開くべきという「国民会議派」を結成し、民選議会の成立まで至りました。
しかし、作中現在から4年前、CY3887年に発生した『87年戦役』によりライアーのアレイダ支配体制が崩壊してからは、軍内の極右勢力『憂国士官会』が大ブレドム主義を唱えて政権を握り、周辺に勢力を拡張しました。ですが、無理な勢力の拡張と、代々伝わる王権を軽んじたことにより、軍内部でクーデターが発生しました。
その結果、ブレドム王国は首都ディヤウスのあるブレダ太陽系を支配する憂国士官会派と、国内第2の人口規模を持つケセルリア太陽系を拠点とし、憂国士官会の国政壟断を批判する貴族派、そしてもとから左翼的傾向の強かったカイラーサ太陽系が、外国勢力の援助を受けて独立した『ブレドム連合』の三派に分かれて散発的な内戦を繰り広げています。
現在、ライアー軍事顧問団と駐在ライアー大使が和平交渉を呼びかけていますが、その行方は前途多難です。
・資源と開拓の星『ニブノス連邦』
ワールドシナリオの、もう一つの主舞台です。
アレイダ最初の鉱山王オルグレート・ニブノスの名を冠した恒星間アステロイド国家の連合体です。国民は貧しいですが愛郷心に富み、主に資源採掘や資源加工産業に従事しています。
ただ、ニブノス国民の愛郷心は、政府には向けられていません。現在の政府は緩やかな連邦体勢ですが、そのためかまとまりが悪く、効率的な政策を打ち出せない状況にあり、なおかつアレイダ各地に見られる腐敗が蔓延しています。鉱山労働組合から発展したマフィアや、左翼運動も盛んで、いくつかの構成国家は彼らに牛耳られています。
ニブノス人が成り上がるためには、鉱山で一山当てるか、ニブノス連邦軍に入るか、労働組合の幹部になるか、マフィアになることが手っ取り早い手段です。
・内戦と革命の星『スタメナⅡ』
テラフォーミングが中断されたため、広大な砂漠が広がる半地球型惑星です。
かつては民主革命により民主政権が樹立されましたが、その後政局の迷走に乗じて独裁的な政権が成立しています。現政権は人気がなく、反政府運動が盛んなため、治安は悪く、政府と軍は恐慌な態度をとって治安の回復に努めようとしています。
政府・反政府勢力ともに軍事力を求めているため、多くの傭兵が求められています。
・海賊の宙域『バールスラント』
バールスラントは恒星間アステロイドの集合体であり、バールスラント海賊と呼ばれる私武装勢力が抗争を繰り広げている危険地帯です。
しかしながら、国家の体裁を整え、独自の秩序を打ち立てた勢力もいます。それがネトヘス首長国です。かつてネトヘス民族は長老会制による緩やかな民族集団に過ぎませんでしたが、バイシール屍兵団と呼ばれるニブノス海賊及びNF57星系に属するグレイバール星区軍との交戦により国家体制を刷新し、現在の国家体制――各アステロイドを基盤とする武装勢力の連合体を作り上げました。
ネトヘス首長国の中核となっているのは『ネトヘス義兵団』と呼ばれる海賊から転身した宇宙軍で、ネトヘス首長国の社会的エリートを形成しています。
主な産業は貿易と鉱業ですが、バールスラントではロステクの発掘も盛んで、トレジャーハンターが海賊の目を盗んで活躍しています。
・無法者とテクノロジーの星『スコルーガ太陽系』
アレイダ宙域の入り口であり、中継貿易とハイテクノロジー開発で栄える宇宙都市国家です。特筆すべきは、サイボーグ技術の発展です。アレイダ宙域の機甲士[サイバネティクス]の大半は、スコルーガで違法手術を受けています。
また、情報技術の普及率が極めて高く、電脳士にとってはネット犯罪やその防止、アレイダ宙域向けソフトウェアの開発など、一山当てるチャンスには事欠きません。結果として、スコルーガ太陽系の情報技術産業はアレイダ宙域全体のソフトウェア市場で約半数のシェアを占めています。
繁栄に見合うように悪徳も盛んで、スコルーガの事実上の支配者は『ペンタクラン・ファミリー』と呼ばれるマフィアです。その支配力は年々衰退しつつありましたが、近年となって他のマフィア組織を統合し、再びアレイダ最大のシンジケートへと返り咲きました。
・商業と観光の星『メネディア共和国』
アレイダの食糧生産の中心地であり、なおかつ高級リゾート地としても知られる地球型惑星『フラードル星』を中心とする豊かな国家です。
政府も一部を除けば腐敗しておらず、治安は安定しています。また、アレイダ最大の軍需企業『フォーチュン・マキシマ社』の本社もフラードルに存在しており、重工業においても一目置かれています。
その反面、軍事力は最低限しか保有しておらず、海賊や侵略などの外患に弱い一面を持っています。
・陰謀と実力主義の国『ライアー帝国』
ライアー帝国はNF57星系、アレイダ宙域に隣接する人口450億の超大国です。
300年前の大戦の結果、NF57から大量の強制移民を押し付けられたことで経済が混乱し、いくつかの勢力に分かれて争ったあと、100年前に統一国家となり、現在に至ります。過去の因縁から、隣接するNF57とは敵対関係にありますが、近年関係改善の兆しが見えています。
ライアー帝国の政治体制は、最高指導者である総統と、その指揮下にある親衛隊による総統派・6つの地球型惑星をそれぞれ1つずつ領有する大公を筆頭とする貴族派・強大な戦力を保有する国防軍派の三頭政治体制です。表向き、この三派は緩やかに協力しているように見えますが、影ではそれぞれの勢力を拡大し他を圧しようと、謀略を繰り広げています。
この3派に属しない大多数の一般国民は貧しく、出世するには三派のうちどれかに取り入るのが最も手っ取り早い手段です。取り入って相応の地位を手に入れるためには、それにふさわしい実力と、張り巡らされた陰謀をかいくぐり、逆に他人を陰謀で蹴落とすずる賢さが必要です。そのため、ライアー人は実力主義者にして巧みな陰謀家と、NF57やアレイダでは評価されています。
ライアー帝国はCY3887年に起こったNF57との戦争『87年戦役』で敗北したあと、アレイダから勢力を撤退させています。しかしそれは表向きのもので、ライアー国内の各派は経済的侵略や国際的陰謀をめぐらして、アレイダにライアー主導の体勢を作ろうとしています。
・秩序と繁栄の国『NF57星系』
NF57星系はアレイダ宙域、ライアー帝国と隣接する、人口270億の恒星間国家連合です。NF57星系を構成する有力国家は、軍事力・経済力・テクノロジーレベル全てにおいてアレイダ宙域を圧倒する力を持ちます。それら大国の国民は豊かで、政府の作り上げた秩序に身を委ねています。そんな大国たちを束ねるのが、NF57星系最大の超大国、デネヴ連邦星区です。
デネヴ政府は、連合条約崩壊後の恒星間秩序を維持し拡大するために、デネヴの軍事力・経済力・威信を最大限活用し、NF57諸国の政治・経済的連帯を強めようと努力しています。その結果として、最後のフロンティアであるアレイダ宙域をもNF57の統治下に置こうとしています。この動きには、恒星間植民を事業とする巨大企業、『レーメン&ウィッスラー社』の関与があると噂されています。
デネブ連邦星区の同盟国であり、アレイダ宙域の隣にあるアラコス星区とグレイバール星区は、デネヴの後援を受け、アレイダ宙域に勢力を拡大しようとしています。また、経済大国であるアレンス星区も、アレイダに対する経済進出を試みています。さらに、NF57星系では後発勢力のアルテミナ星区は、ガーダーと呼ばれる非正規戦闘のプロフェッショナルチームをアレイダ各地に派遣し、アレイダの秩序維持の助力をしています。
■汎アレイダ主義の勃興
大国の利害に翻弄されるアレイダ宙域ですが、近年アレイダを統一しようという「汎アレイダ主義」運動が起こっています。
アレイダすべてが結集すれば、その潜在的国力をもって、最終的にNF57やライアーに比肩する独立国家にできるのではないか、という過激な意見も中には存在します。
その中心地は名実ともにアレイダの中心部にあるニブノスですが、メネディア、ブレドムなどにも潜在的支持者は多い模様です。
■『連合条約』とその崩壊
連合条約とは、大戦以前の時代から1000年以上もの長きにわたり、人類を統治していた巨大組織です。
地球を本拠地としていたその組織は、大戦によって地球が消滅した後もなお、周辺星域に拠点を移し、人類文明を復興しようとしてきました。
しかしそれも徐々に衰退していき、本作の時代から3年前、完全に崩壊してしまいました。もっとも既に独自の道を歩んでいたアレイダの人々にとっては、連合条約の崩壊は、さほど意味のないニュースでした。
ですがアレイダの支配者層や周辺の大国などは、連合条約崩壊後の新秩序を構築するため、様々な動きを見せています。
確固たる権力も統治機構も存在しない、未曽有の混乱期。そんな時代を舞台に、ワールドシナリオは展開していきます。
■『近地球圏大戦』とその全容
先に起きた、全宇宙を巻き込む大戦は、正式名称を『近地球圏大戦』と言います。
当時は『SOL』と呼ばれるスーパーコンピューターが、連合条約の中枢を担っていたのですが、SOLの支配権を巡る国家間の争いが、大規模な戦争へと発展しました。
やがてSOLは戦争の中で暴走し、全人類を敵に回して、戦争を始めました。暴走するSOLを鎮圧するため、敵対していた国々は協力し、激しい戦いを繰り広げました。
その戦火は地球を含む100以上の星々を滅ぼし、遠く離れたアレイダにまで及びました。そうして長い闘いの果てに、ついにSOLは撃破されました。
しかしその大戦によって、人類は大きな打撃を受け、現在まで影響が続いています。
■『クレギオン』とは
クレギオンとは『企む者』という意味であり、かつて滅びた異星人が、地球人類に与えた呼称です。
心優しきその異星人は、闘争心や欲望に溢れた地球人類が理解できず、その在り方を表す名を着けました。
過去にも多くのクレギオンたちが、この宇宙で生き、それぞれの物語を紡いでいきました。
そして本作においても、様々な者たちがそれぞれの望みに向けて、互いに企み、闘います。
その過程で生まれるドラマと人間模様が、本作の物語の骨子となります。
プレイヤーは各惑星を行き来し、それらで起こる様々な事件や闘いに参加することができます。
以下にワールドシナリオに登場する惑星・国家等をご紹介します。
・アレイダ最古の国家『エリノス=ブレドム連合王国』
ワールドシナリオの主舞台の一つです。
アレイダ宙域最古の王政国家で、アレイダ最大の国家であり、近隣の超大国ライアー帝国のアレイダ宙域における同盟者として伝統的に栄えてきました。緩やかながら経済も発展し、力をつけた中産階級が政治を平民にも開くべきという「国民会議派」を結成し、民選議会の成立まで至りました。
しかし、作中現在から4年前、CY3887年に発生した『87年戦役』によりライアーのアレイダ支配体制が崩壊してからは、軍内の極右勢力『憂国士官会』が大ブレドム主義を唱えて政権を握り、周辺に勢力を拡張しました。ですが、無理な勢力の拡張と、代々伝わる王権を軽んじたことにより、軍内部でクーデターが発生しました。
その結果、ブレドム王国は首都ディヤウスのあるブレダ太陽系を支配する憂国士官会派と、国内第2の人口規模を持つケセルリア太陽系を拠点とし、憂国士官会の国政壟断を批判する貴族派、そしてもとから左翼的傾向の強かったカイラーサ太陽系が、外国勢力の援助を受けて独立した『ブレドム連合』の三派に分かれて散発的な内戦を繰り広げています。
現在、ライアー軍事顧問団と駐在ライアー大使が和平交渉を呼びかけていますが、その行方は前途多難です。
・資源と開拓の星『ニブノス連邦』
ワールドシナリオの、もう一つの主舞台です。
アレイダ最初の鉱山王オルグレート・ニブノスの名を冠した恒星間アステロイド国家の連合体です。国民は貧しいですが愛郷心に富み、主に資源採掘や資源加工産業に従事しています。
ただ、ニブノス国民の愛郷心は、政府には向けられていません。現在の政府は緩やかな連邦体勢ですが、そのためかまとまりが悪く、効率的な政策を打ち出せない状況にあり、なおかつアレイダ各地に見られる腐敗が蔓延しています。鉱山労働組合から発展したマフィアや、左翼運動も盛んで、いくつかの構成国家は彼らに牛耳られています。
ニブノス人が成り上がるためには、鉱山で一山当てるか、ニブノス連邦軍に入るか、労働組合の幹部になるか、マフィアになることが手っ取り早い手段です。
・内戦と革命の星『スタメナⅡ』
テラフォーミングが中断されたため、広大な砂漠が広がる半地球型惑星です。
かつては民主革命により民主政権が樹立されましたが、その後政局の迷走に乗じて独裁的な政権が成立しています。現政権は人気がなく、反政府運動が盛んなため、治安は悪く、政府と軍は恐慌な態度をとって治安の回復に努めようとしています。
政府・反政府勢力ともに軍事力を求めているため、多くの傭兵が求められています。
・海賊の宙域『バールスラント』
バールスラントは恒星間アステロイドの集合体であり、バールスラント海賊と呼ばれる私武装勢力が抗争を繰り広げている危険地帯です。
しかしながら、国家の体裁を整え、独自の秩序を打ち立てた勢力もいます。それがネトヘス首長国です。かつてネトヘス民族は長老会制による緩やかな民族集団に過ぎませんでしたが、バイシール屍兵団と呼ばれるニブノス海賊及びNF57星系に属するグレイバール星区軍との交戦により国家体制を刷新し、現在の国家体制――各アステロイドを基盤とする武装勢力の連合体を作り上げました。
ネトヘス首長国の中核となっているのは『ネトヘス義兵団』と呼ばれる海賊から転身した宇宙軍で、ネトヘス首長国の社会的エリートを形成しています。
主な産業は貿易と鉱業ですが、バールスラントではロステクの発掘も盛んで、トレジャーハンターが海賊の目を盗んで活躍しています。
・無法者とテクノロジーの星『スコルーガ太陽系』
アレイダ宙域の入り口であり、中継貿易とハイテクノロジー開発で栄える宇宙都市国家です。特筆すべきは、サイボーグ技術の発展です。アレイダ宙域の機甲士[サイバネティクス]の大半は、スコルーガで違法手術を受けています。
また、情報技術の普及率が極めて高く、電脳士にとってはネット犯罪やその防止、アレイダ宙域向けソフトウェアの開発など、一山当てるチャンスには事欠きません。結果として、スコルーガ太陽系の情報技術産業はアレイダ宙域全体のソフトウェア市場で約半数のシェアを占めています。
繁栄に見合うように悪徳も盛んで、スコルーガの事実上の支配者は『ペンタクラン・ファミリー』と呼ばれるマフィアです。その支配力は年々衰退しつつありましたが、近年となって他のマフィア組織を統合し、再びアレイダ最大のシンジケートへと返り咲きました。
・商業と観光の星『メネディア共和国』
アレイダの食糧生産の中心地であり、なおかつ高級リゾート地としても知られる地球型惑星『フラードル星』を中心とする豊かな国家です。
政府も一部を除けば腐敗しておらず、治安は安定しています。また、アレイダ最大の軍需企業『フォーチュン・マキシマ社』の本社もフラードルに存在しており、重工業においても一目置かれています。
その反面、軍事力は最低限しか保有しておらず、海賊や侵略などの外患に弱い一面を持っています。
・陰謀と実力主義の国『ライアー帝国』
ライアー帝国はNF57星系、アレイダ宙域に隣接する人口450億の超大国です。
300年前の大戦の結果、NF57から大量の強制移民を押し付けられたことで経済が混乱し、いくつかの勢力に分かれて争ったあと、100年前に統一国家となり、現在に至ります。過去の因縁から、隣接するNF57とは敵対関係にありますが、近年関係改善の兆しが見えています。
ライアー帝国の政治体制は、最高指導者である総統と、その指揮下にある親衛隊による総統派・6つの地球型惑星をそれぞれ1つずつ領有する大公を筆頭とする貴族派・強大な戦力を保有する国防軍派の三頭政治体制です。表向き、この三派は緩やかに協力しているように見えますが、影ではそれぞれの勢力を拡大し他を圧しようと、謀略を繰り広げています。
この3派に属しない大多数の一般国民は貧しく、出世するには三派のうちどれかに取り入るのが最も手っ取り早い手段です。取り入って相応の地位を手に入れるためには、それにふさわしい実力と、張り巡らされた陰謀をかいくぐり、逆に他人を陰謀で蹴落とすずる賢さが必要です。そのため、ライアー人は実力主義者にして巧みな陰謀家と、NF57やアレイダでは評価されています。
ライアー帝国はCY3887年に起こったNF57との戦争『87年戦役』で敗北したあと、アレイダから勢力を撤退させています。しかしそれは表向きのもので、ライアー国内の各派は経済的侵略や国際的陰謀をめぐらして、アレイダにライアー主導の体勢を作ろうとしています。
・秩序と繁栄の国『NF57星系』
NF57星系はアレイダ宙域、ライアー帝国と隣接する、人口270億の恒星間国家連合です。NF57星系を構成する有力国家は、軍事力・経済力・テクノロジーレベル全てにおいてアレイダ宙域を圧倒する力を持ちます。それら大国の国民は豊かで、政府の作り上げた秩序に身を委ねています。そんな大国たちを束ねるのが、NF57星系最大の超大国、デネヴ連邦星区です。
デネヴ政府は、連合条約崩壊後の恒星間秩序を維持し拡大するために、デネヴの軍事力・経済力・威信を最大限活用し、NF57諸国の政治・経済的連帯を強めようと努力しています。その結果として、最後のフロンティアであるアレイダ宙域をもNF57の統治下に置こうとしています。この動きには、恒星間植民を事業とする巨大企業、『レーメン&ウィッスラー社』の関与があると噂されています。
デネブ連邦星区の同盟国であり、アレイダ宙域の隣にあるアラコス星区とグレイバール星区は、デネヴの後援を受け、アレイダ宙域に勢力を拡大しようとしています。また、経済大国であるアレンス星区も、アレイダに対する経済進出を試みています。さらに、NF57星系では後発勢力のアルテミナ星区は、ガーダーと呼ばれる非正規戦闘のプロフェッショナルチームをアレイダ各地に派遣し、アレイダの秩序維持の助力をしています。
■汎アレイダ主義の勃興
大国の利害に翻弄されるアレイダ宙域ですが、近年アレイダを統一しようという「汎アレイダ主義」運動が起こっています。
アレイダすべてが結集すれば、その潜在的国力をもって、最終的にNF57やライアーに比肩する独立国家にできるのではないか、という過激な意見も中には存在します。
その中心地は名実ともにアレイダの中心部にあるニブノスですが、メネディア、ブレドムなどにも潜在的支持者は多い模様です。
■『連合条約』とその崩壊
連合条約とは、大戦以前の時代から1000年以上もの長きにわたり、人類を統治していた巨大組織です。
地球を本拠地としていたその組織は、大戦によって地球が消滅した後もなお、周辺星域に拠点を移し、人類文明を復興しようとしてきました。
しかしそれも徐々に衰退していき、本作の時代から3年前、完全に崩壊してしまいました。もっとも既に独自の道を歩んでいたアレイダの人々にとっては、連合条約の崩壊は、さほど意味のないニュースでした。
ですがアレイダの支配者層や周辺の大国などは、連合条約崩壊後の新秩序を構築するため、様々な動きを見せています。
確固たる権力も統治機構も存在しない、未曽有の混乱期。そんな時代を舞台に、ワールドシナリオは展開していきます。
■『近地球圏大戦』とその全容
先に起きた、全宇宙を巻き込む大戦は、正式名称を『近地球圏大戦』と言います。
当時は『SOL』と呼ばれるスーパーコンピューターが、連合条約の中枢を担っていたのですが、SOLの支配権を巡る国家間の争いが、大規模な戦争へと発展しました。
やがてSOLは戦争の中で暴走し、全人類を敵に回して、戦争を始めました。暴走するSOLを鎮圧するため、敵対していた国々は協力し、激しい戦いを繰り広げました。
その戦火は地球を含む100以上の星々を滅ぼし、遠く離れたアレイダにまで及びました。そうして長い闘いの果てに、ついにSOLは撃破されました。
しかしその大戦によって、人類は大きな打撃を受け、現在まで影響が続いています。
■『クレギオン』とは
クレギオンとは『企む者』という意味であり、かつて滅びた異星人が、地球人類に与えた呼称です。
心優しきその異星人は、闘争心や欲望に溢れた地球人類が理解できず、その在り方を表す名を着けました。
過去にも多くのクレギオンたちが、この宇宙で生き、それぞれの物語を紡いでいきました。
そして本作においても、様々な者たちがそれぞれの望みに向けて、互いに企み、闘います。
その過程で生まれるドラマと人間模様が、本作の物語の骨子となります。
新クレギオンのプライベートシナリオ
新クレギオンのプライベートシナリオは、惑星ヴェイスⅡを主舞台とする『メイン系』と、
それ以外の星を舞台とする『ワールド系』に分けられます。
各プライベートシナリオで描かれるエピソードは、例えばこんなものがあるかもしれません。
■メイン系プライベートシナリオ
・三大勢力がロステクや支配地域を巡って争う、組織抗争シナリオ
・大戦時代の遺跡を探索する、トレジャーハンティングシナリオ
・都市部で起きた猟奇事件を追う、サイバーパンクアドベンチャーシナリオ
・郊外部の凶暴な野生動物に挑む、ハンティングシナリオ
・惑星の秘密やNPCの謎を解く、ミステリーシナリオ
・ヴェイスⅡで行われるプロスポーツやアイドルライブを扱った、興行系シナリオ
・その他、争いとは無関係な日常系シナリオ…などなど
■ワールド系プライベートシナリオ
・スパイやハッカーが活躍する、諜報戦シナリオ
・大型ロボット兵器や宇宙戦艦が活躍する、大規模軍事シナリオ
・政治闘争やジャーナリズムなどが主体になる社会派シナリオ
・貿易、相場取引、企業買収などが主体になる経済シナリオ
・その他、大国の陰謀とは無関係な、日常系シナリオ…などなど
それ以外の星を舞台とする『ワールド系』に分けられます。
各プライベートシナリオで描かれるエピソードは、例えばこんなものがあるかもしれません。
■メイン系プライベートシナリオ
・三大勢力がロステクや支配地域を巡って争う、組織抗争シナリオ
・大戦時代の遺跡を探索する、トレジャーハンティングシナリオ
・都市部で起きた猟奇事件を追う、サイバーパンクアドベンチャーシナリオ
・郊外部の凶暴な野生動物に挑む、ハンティングシナリオ
・惑星の秘密やNPCの謎を解く、ミステリーシナリオ
・ヴェイスⅡで行われるプロスポーツやアイドルライブを扱った、興行系シナリオ
・その他、争いとは無関係な日常系シナリオ…などなど
■ワールド系プライベートシナリオ
・スパイやハッカーが活躍する、諜報戦シナリオ
・大型ロボット兵器や宇宙戦艦が活躍する、大規模軍事シナリオ
・政治闘争やジャーナリズムなどが主体になる社会派シナリオ
・貿易、相場取引、企業買収などが主体になる経済シナリオ
・その他、大国の陰謀とは無関係な、日常系シナリオ…などなど
イラスト関連情報
「新クレギオン」のイラストをオーダーされる際、以下の項目にご注意ください。
【!】クラス、所属組織の描写を希望する場合、必ずオーダー内容に明記いただきますようお願い申し上げます。
基本・かんたん・エクステンド問わず、必ずオーダー内容に明記ください。
【!】クラス、所属組織の描写を希望する場合、必ずオーダー内容に明記いただきますようお願い申し上げます。
基本・かんたん・エクステンド問わず、必ずオーダー内容に明記ください。
「新クレギオン」FAQ
- 1.既存キャラクターでも「新クレギオン」で遊ぶことは可能でしょうか?
- 1.可能です。「新クレギオン」の世界の住人からは近地球圏からの移民、またはアレイダの別地域の住人と認識されます。
またシナリオでは他世界のアイテム・スキルは使用出来ないのでご了承ください。 - 2.クラスは3つ以上レベルを上げることは可能でしょうか。
- 2.可能です。全クラスでレベルは保持されます。
また参加シナリオごとにクラスを変更するなども問題ございません。
ただしクラスレベルをあげる「クラスライセンス」の入手には制限があります。 - 3.変異種(ミュータント)で始めましたが、専門家(スペシャリスト)などにチェンジしても問題ないでしょうか。
- 3.問題ございません。サブアバターでミュータントなどを設定するなども自由です。
- 4.クラスの能力を生かした行動に必要なアイテムを装備していませんが、シナリオでアクションは可能でしょうか。
- 4.はい。そのクラスに必要な最低限の装備は持っているものとなります。
ただし、同様のアイテムがある場合はアイテムを持ってる方がより効果的です。
また大掛かりな物についてはマスターが判定の上使えるか否かを決めます。 - 5.所属の組織に入っている場合、所属での活動が明記されていないシナリオでの扱いはどうなりますか?
- 5.特に制限などはありません。
一方でメインシナリオなどで所属組織内の地位などが上がっていた場合でも、それによって所属の活動が明記されていないシナリオで特別な効果もありません。 - 6.装備ロステクはシナリオに参加するともれなくもらえるものですか。
- 6.いいえ。シナリオの活躍に応じて手に入るものです。
- 7.所属組織については、主にメインシナリオでの扱いになると思うのですが、ワールドシナリオではどのような扱いになるのでしょうか?
- 7.所属組織は主にヴェイスIIでの立場となりますが、ワールドシナリオでも「その組織とコネクションがある」と考えて頂いて問題ありません。
ただし、ワールドシナリオでヴェイスIIでの所属組織の地位が反映される訳ではありません。 - 8.メインシナリオとワールドシナリオではPCは別人扱いになるのでしょうか?
- 8.基本的には同一人物です。
メインシナリオやワールドシナリオでの地位や功績についても双方で認識されますが、それを利用できるのはそれぞれのシナリオのみとなります。 - 9.装備ロステクを獲得した場合、他のシナリオで使用することは可能でしょうか。
- 9.制限などが書かれていない限りは可能です。
- 10.クラスの持ち物びについて「最低限のものは持ってる」とありますが「機兵操者」の場合、最低限としてパワードスーツなどはあるとしても良いのでしょうか。
- 10.現地にあるものを利用するなどして最低限の利用は可能となります。
ただし性能などは指定できませんし、一般的にアイテムや装備ロステクなどで所有するものよりは弱くなります。
また、シナリオ上のシチュエーションなどによって変化する場合もあります。
※中古パワードスーツショップが舞台ならパワードスーツが豊富にあるなど。 - 11.ワールドシナリオでの立ち位置は他のシナリオでも適用可能なのでしょうか?
- 11.ワールドシナリオ内での地位(議員や将校など)については他シナリオでも名乗ることは可能です。
ただし、それを利用してアクションを有利にすることは基本的には出来ません。 - 12.宇宙が舞台のシナリオの場合、宇宙活動は可能でしょうか。またパワードスーツなどは宇宙に対応しているでしょうか。
- 12.宇宙が舞台のシナリオの場合、特に明記がない場合クラス・アバターによらず最低限の活動は可能な装備をしているとします。アイテムも同様です。
ただし、より宇宙の活動・使用に適したクラス・装備などがある場合はそれを踏まえて判定されます。 - 13.メインシナリオやワールドシナリオで得た地位・功績をプライベートシナリオで使う事は出来るのでしょうか。
- 13.基本的には出来ません。
またプライベートシナリオで得た成果をメインシナリオやワールドシナリオに持ち込むことも基本的には出来ません。 - 14.所属組織から装備などを借りることは出来るのでしょうか。
- 14.借りられる場合シナリオに記載されます。また装備ロステクの形で貸与される場合もあります。
- 15.通信機器などでPC同士で連絡を取り合う事は可能でしょうか。
- 15.シナリオ上で同じ場所などの場合は、制限がない限りは連絡を取り合うことは可能です。
ただし宇宙を超える通信には、場合によってタイムラグが生じるため、遠方からリアルタイムで指揮をとるようなことは基本的には出来ません。