三千界のアバター

≪アルテラ・サーガ≫王剣戦争 緑の章

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≪アルテラ・サーガ≫王剣戦争 緑の章
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■プロローグ■



「やれやれ、騒々しいね」
 “世界”が震えた。こんな場所に人が踏み込むことなど、滅多にない。
「おや?」
 何かが流れてくる。
 それは人だった。銀色の髪に、幼い顔立ち。
 確か、当代の――色なき魔女、だったか。
「ずいぶん派手にやってくれたもんだ。いつぞやの勇者様といい、外の世界から来たヤツってのは」
 白衣めいたローブを纏った女性は、エレオノーラを受け止めた。
「まぁ、そもそもあれは自業自得か。
 それにしても、“娘”が目を覚ましたり、来客があったり……世界が騒がしくなりそうだ」
 女は、この世界の“もう一人の住人”に声を掛けた。
 自分よりも、もっと深い領域――この世界の核から全てを眺めている“女神様”に。
「君も、このままただ見ているつもりかい? あの男は、このままだと君のところへ行きかねないよ」
 言葉返ってくる。
「自分で事足りる? おいおい、冗談言うなよ。
 自分が世界の破壊因子になった上に勇者様に倒されてここに流れ着いたんだよ?
 なーにがクリスティアの定理だよ、笑えてくるわ」
 女性が自嘲じみた笑みを浮かべた。
「ま、確かに君の居場所にも辿り着けずこんな“中間地点”にいる半端者だが、一応一時は世界の頂点に立ったのは事実だ。
 近づいてくるようなヤツがいれば、ちょっかいかけるくらいはするさ」
 しかし彼女は知っている。女神様はただじっとしていることなんてできない、と。
 かつての経験がそう告げている。
「なに、きっと私の出る幕なんてないよ。したとしても、軽い挨拶くらいさ」
 


■目次■


プロローグ・目次

■戦争編

★帝国軍混成部隊
開門
架け橋
進むための防衛
狙われた砦
新たなる壁
平原の土
赤の標と氷の花
鋼の色は
掴み取る兆し
熱情
世界と共に

★クィリデ義勇軍
戦わせぬ闘い【緑】
守るために【赤】
防衛
見極める者たち【黄】
思い思いに動く願い【赤】
クィリデ回復部隊【緑】
悪滅【緑】
ただ共にあるだけで【緑】
平原を駆ける疾風【青】
四色 【戦争屋】
フリューゲル【戦争屋】
掌繋 【戦争屋】
祓除 【戦争屋】
刃滅 【戦争屋】
最後の仕事【天狗】

■王剣編

★帝都ノウス・テンプルム
第六席と第八席
意思持たぬ兵
禁忌の胎動
魔人二人
風の向くままに
予期せぬ再会
再戦
赤と青の狭間に佇む者
絶対的な壁
帝都の結末
掴め、未来(あした)を

★理の扉
対峙/緑
謳唄/赤
敵意/赤
敬意/黒
偽王/緑
炎獄/赤
覚醒/黒
魔王/緑
失望/白
絶望/緑
待望/緑
希望/白
解放/青
世界/黄
魔女/空

エピローグ1
エピローグ2
エピローグ3

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