三千界のアバター

大和浄土譚 地獄ノ巻

リアクション公開中!

大和浄土譚 地獄ノ巻
リアクション
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11  Next Last

■プロローグ■

 穢土を舞台に、巨鬼が立っている。
 対するは巨大な鎧武者と女。巨鬼よりも小さいが並々ならぬ闘気を放つ。

『もはやこの世に一切必要なものなどない!』

「否、必要なものしかない!」

 巨大化した怨鬼丸を前にしても刀児はひるまない。
 武者を背後に、刀児が斬りかかる。確かな手ごたえはあるが致命傷には程遠い。

『囀るな! 死ね!』

 今度は刀児に、怨鬼丸の腕が振り下ろされる。

「私がいること、忘れないでね……!」

 轟音と共に、豪欠と刀児が怨鬼丸の腕を止める。
 刀児と豪欠が支えにしている地面は大きくへこむが、怨鬼丸の腕が大地につくことはない。

『くそがぁ! 無駄な抵抗を……!』

「無駄だろうと何だろうと最後まであがいてみせる、その先に希望があるのだから」

 刀児は刀を構え直し、目を瞑る。
 自分と同じく命を賭して黒子と戦う夕凪弓鬼
 穢土の人々を笑わせるために奔走する繰平
 共に怨鬼丸と対峙してくれる豪欠。

 そして、ここまで共に戦い続けてくれた者、
 ここから共に戦ってくれる特異者を思う。

『弱者は強者には勝てん!』

「そうかもな。だが、覚悟しろ怨鬼丸。
 慢心している強者を倒すのはいつだって弱者だ。
 
 最後の最後まであがき続けて勝利をするのは、私たちだ!」

 がなる怨鬼丸に咆える刀児。
 穢土を浄土にする戦いが、今始まる――。

■目次■

1ページ プロローグ・目次

【1】浄脈を元に戻す
2ページ 【1】黒子を止めろ 1
3ページ 【1】黒子を止めろ 2
4ページ 【1】巨鯰との戦い 1
5ページ 【1】巨鯰との戦い 2
6ページ 【1】黒子への想い 1
7ページ 【1】黒子への想い 2

【2】穢土の住民を安心させる
8ページ 【2】笑顔を届けに
9ページ 【2】小さな村へ
10ページ 【2】お祭り騒ぎと
11ページ 【2】手を差し伸べて
12ページ 【2】脅威を退け
13ページ 【2】想いは響く

【3】怨鬼丸と決着をつける
14ページ 【3】殺断 1
15ページ 【3】殺断 2
16ページ 【3】決戦
17ページ 【3】決着

18ページ エピローグ

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11  Next Last