三千界のアバター

【光と闇の合流点 第3話】闇の破壊

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【光と闇の合流点 第3話】闇の破壊
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小さな杖


「人間はさ……個々は小さくて、その癖、うじゃうじゃと群れている。まるで細菌だよ。
 気持ち悪いんだよ! 細菌なんてみんな死んでしまえばいいんだ! そう! このボクも含めてね!」
 コロト6が狂った嘲笑を上げ、トリガーを引いた。
 病的な改造が施された複合アサルトライフルから立て続けに弾丸が発射される。
 乾いた大地に弾痕を残し、無数の弾丸が特異者達に襲い掛かる。
 退路など無い。後方からは4体の蛇型テュポーンが迫っている。
「細菌で結構! 破滅なんて望んで何になるのよ!」
 闇に刃を振るう。そのために踏み込むイヴェットの体に、弾丸が着弾する。激痛に呻くイヴェットの傍から、迅雷 敦也が飛び出した。
(闇……それ即ち悪夢……悪夢があるなら潰すだけだぜ)
 蜻蛉の機械翅で飛翔する敦也に対し、コロト6が舌打ちする。
「厄介な奴ッ! 落ちろッ!」
「俺の、熱き魂の一撃で……すべて……燃え上がれぇぇぇ!」
 ブレイブフレイムから噴出したフレイムディザスターが周囲一帯を巻き込み、火の渦を生み出す。コロト6が乱射した弾丸が火の渦を貫いて敦也の翅を引き裂いた。同時に、コロト6のライフルが火の渦に飲まれて爆発する。
 コロト6はすぐさまバックステップすると、《星空の家》に収納されている予備のライフルを取り出した。
「ハハッ! 困るよなぁ、資源は有限だってのに!」
 火の渦に巻き込まれ両腕を焼損しているにも関わらず、コロト6は笑い声を上げてトリガーを絞る。
 弾丸が砂埃を引き裂いて特異者達に迫った。

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