三千界のアバター

あおぞらのこどもたち 前編

リアクション公開中!

あおぞらのこどもたち 前編
基本情報

マスター:三千界のアバター運営チーム
ワールド:ブランク
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2017年03月14日公開!

シナリオガイド

手を取り合わなければ、生き残れない。

シナリオ名:あおぞらのこどもたち 前編 / 担当マスター:三千界のアバター運営チーム



 一度文明が滅んでしまった世界『ブランク』。
 残された子供たち“スーベニア”が命懸けで日々を生きる世界。

 人型テュポーン『ギガンティック』の襲来によるコロニー崩壊から時は経ち、
 北西アンノウンリージョンでタクミたちが“指導者”の声を受け取った頃。
 ※亡界のロストチルドレン 第7話「希望を継ぐ者」参照。

 彼らよりも前に“指導者”と繋がり、彼の元を目指して旅するスーベニアたちは、
 南西アンノウンリージョンの西端、砂漠を抜けたところまでやってきました。
 彼らの名は『プラネテス』。一癖も二癖もある、恐れを知らぬ四人組です。

■□■


 ――南西アンノウンリージョン西部。

「『Go West』。それが“指導者”からのメッセージよ」

「ひひ、どうにか砂漠を抜けられたな。霧がなくなったせいか、ぬかるみも減って助かったぜ」

「なーに、鍛えていればどんな場所だろうと関係ないよ!」

 プラネテスの面々は鉄の箱――自動車らしきものに乗り、荒野を走っていました。
 もっともエンジンが稼働しないため、力自慢のサターンが牽引しています。

「…………」

「どうしたの、お姉さま?」

 ヴィーナスはじっと荒野の一点を見つめるリーダー、ネプチューンの横顔を見遣りました。
 彼女はす、っと指を伸ばしました。

「あれは遺跡? それに……女の子?」

 半壊した門と、複数の建物の残骸がヴィーナスの目に留まりました。
 そこには、数人の女の子の姿があります。
 ヴィーナスはデバイスを操作し、“指導者”から送られてきた文明崩壊前の断片的なデータから、遺跡の正体を推測します。

「外部と隔絶するための門、象徴的な建物、たくさんの人が集まれる広場、時計台。
 ここから導き出されるのは――“キャンパス”ね!」

 かつてはこの世界にも教育機関があり、どうやら大学のキャンパスの成れの果てのようです。

「なんだぁ、ずいぶんちっこいのばっかりだな。野郎の姿もねぇ。あんなんで大丈夫か?
 ……ちょっと様子見て来る」

「あ、こら待ちなさい!」

 ヴィーナスが制止するよりも前に、プルートは門の奥へ入って行ってしまいました。

■□■


「やぁやぁ幼女諸君。ここはハイドホームって認識でよろしいかね? ひひひ」

プルートなりに友好的に女の子たちに近づいたつもりでしたが、傍からはどう見ても事案です。
少女がプルートを睨み、仲間たちに目配せしました。

「男よ、囲めー!」

「縛れー!」

「吊るせー!」

「捕まっちまったぜ……」

プルートは瞬く間に捕らえられてしまいました……。

■□■


「やめろー! オレを殺したって何も出ないぞ! もう死んでるからな! ひひひ」

「死んでるなら動かなくなるまで叩くだけよ!」

 軽い調子でノスフェラティックジョークを飛ばすも、少女たちの殺意は収まりません。

「さ、あの白いのは放っておいて行きましょ」

「ええっ? いくら死んでるからって置いていったら可哀相だよ!」

 面倒事に首を突っ込むのは非効率的、とヴィーナスは「プルートならどうとでもなる」と放置していくつもりでしたが、

「お姉さま? ……そう、分かったわ。あんなんでも、一応仲間だもんね」

 じっとプルートたちを見つめるネプチューンの考えを(勝手に解釈して)察し、ヴィーナスは己を恥じました。
 仲間を見捨てるわけにはいかない、お姉さまの澄んだ青い瞳から、その強い意思を感じ(た気がし)ました。
 なお、実際のネプチューンの考えは、

(なんか楽しそう……)

 というものでした。
 
「そうと決まればサターン……あれ、サターン!?」

 いつの間にか、サターンの姿がなくなっていました。
 きょろきょろと周囲を見回し、見つけたかと思えば、

「その逞しい身体! 僕たちんとこ来ないか? いや、来て下さい! 女たちに勝つために!
 うちの大将も絶対歓迎する!」

こちらもまた幼い男の子たちが、サターンを取り囲んでいました。

「ははは! 鍛えて欲しいんだね? よし、分かったよ!」

 サターンはそのまま男の子たちの話を聞きに言ってしまいました。

「もう、これだから男は!」

■□■


 しばらくしてサターンが戻ってきた事で、“キャンパス”の実情が明らかになりました。
 ここはかつて「あおぞら」という名の大規模なハイドホームでしたが、
 過去に起こったある事件によって、グループが男女真っ二つに分かれてしまったというのです。

「……当時のリーダーが、テュポーンとの戦いで死んだ。それが男が弱かったから、女が足を引っ張ったから、
 とかどっちが悪いみたいな話で揉めに揉めた結果、軋轢が生じる事になった、と。
 ……くだらないわね」

 現在は新しい水場や食糧が見つかる度に、所有権を巡って男女がぶつかり合うのが常になっています。
 その過程で、子供たちによっていくつかの「ルール」が自然に決められるようになりました。

「『お互いが死なないライン』は決めつつも、決して協力し合うことはない。なんだか奇妙な感じだわ」

「心の底から憎み合ってる感じじゃないから、きっかけさえあれば何とかなりそうなんだけどなぁ……」

 しかし逆に、どちらかが「一線を越える」事があれば、今度こそ両者の対立は決定的なものとなるでしょう。

 そんな時、女子グループの方で動きがありました。
 ヴィーナスはヘビの姿をしたファミリアを通じて、内情を探っているのです。

「違うの! 私の話をちゃんと聞いて委員長!」

「黙りなさい! 隠れて男と会って、あいつらにこっちの物資を横流ししてたんでしょう! この裏切者!」

 拘束された少女を、メガネをかけた真面目そうな子が踏みつけます。

「これからあなたを学級裁判にかけます。よろしいですね、“姫”

 姫と呼ばれた女子グループのリーダーと思しき女の子が、こくりと頷きました。

「学級裁判!? 何て恐ろしい事を」

「知っているのかい、ヴィーナス!?」

「ええ。裁判とは名ばかりの、公開処刑よ」

少女の方はただならぬ様子で訴えかけています。

「このままじゃ『あおぞら』は壊滅します! 私見たんです、“空を泳ぐヤツの姿”を! 生きてたんです!」

「調査隊は出します。でも、それとあなたの裏切り行為は別。閉じ込めておきなさい」

 ヴィーナスは端末を操作し、コロニーのスーベニア――宮澤 理香子に連絡を送りました。

「離れているからどの程度来てくれるか分からないけど……あの子たちは、頼りになる。
 そうよね、お姉さま」

 ネプチューンがこくりと頷きました。

「プルートを取り戻して“指導者”のところへ行くためにも、まずはこのハイドホームの問題をどうにかしないとね」


担当マスターより

▼担当マスター:三千界のアバター運営チーム

マスターコメント

空白の世界ブランクのトリガーシナリオ
『あおぞらのこどもたち 前編』をお届けします。

本シナリオは定員150人、予約なしの完全抽選となっております。
アクション締切は2月20日の10:30までとなっており、
通常のトリガーシナリオよりも長めとなっています。

なお、今回は新生の息吹の抽選の結果、招待が発行されている方がおります。
対象者はコチラ

本シナリオは「生存指数」に関係するシナリオとなります。
シナリオの達成度合によって生存指数の増加度合が決まり、
今後の展開に大きな影響を与えます。

生存指数については、こちらをご覧ください。


以下、注意事項となります。

★報酬について
シナリオに参加すると、

EXP:3600
G:1800
社会性:1

を獲得できます。
※LCを参加させている場合、LCも同じ報酬を受け取ることができます。
※社会性は獲得できませんが、
フェローを参加させるとMC・LCの報酬社会性が+1されます。
(フェローを何名参加させても+1となります)


★アクションについて
シナリオに参加した後、自分の行動に合わせて「アクションパート」のいずれかを選択してください。
自分の行動したい物がない場合でも、活動場所が近い物を選択してください。

アクションパートはクエストと同様の難易度が設定されていますが、
シナリオではアクションによって難易度の差を埋める、
あるいは戦闘能力に左右されない行動をとることも可能です。

具体的なアクションの書き方が分からない方は、プレイガイドをご覧ください。

★アバター死亡/停止
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど特異者が死亡する、
あるいはアバターが機能停止に陥るケースがあります。
そうなった場合、一定期間アバターチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。

★ブランクでの活動について
・テュポーンについて
テュポーンはPC本人のメインアバターがブランクのアバターでなければ姿が見えず、こちらから干渉することもできません。
ただし、テュポーンからはPCのメインアバターがブランク・他世界問わず干渉ができますので、ご注意ください。

・PCの装備について
PCの個人装備(武装)であれば、異世界のものを持ち込んでも影響はない事が確認されています。
ただし、個人装備でも個人が大量に持ち込むと影響を与えかねないようです。


●基本的な状況

“指導者”の元へ向かい、旅を続けるプラネテスは、ひょんなことからハイドホーム「あおぞら」と関わる事になりました。
ここは今、小学生の男子グループと女子グループがいがみ合っているような状況となっています。

かつては一人のリーダーの元、まとまりがあった一大勢力でしたが、彼の死(厳密には行方不明)の後、
分裂してしまいました。
そんな中女子グループの一人が、かつて倒したはずの強大なテュポーンの姿を目撃。
再び手を取り合えるよう行動を起こすも聞き入れてもらえず、挙句裏切者扱いです。

基本的にテュポーンを脅威と見ていないプラネテスの面々ですが、
先日の“一つ目”との遭遇から多少の危機意識を持つようになり、
プルート捕縛、サターンが男子に協力、ネプチューンからの無言の圧力から、
ヴィーナスは『あおぞら』の問題を解決し、まだ見ぬテュポーンを討つため、
前回知り合った特異者たちに理香子を通じて連絡を行いました。

なお、理香子は現在北西アンノウンリージョンにいるため、登場しません。


■各パートについて
アクションパート別の注意事項は以下のようになります。
アクションパートを跨いだアクション、グループアクションはダブルアクションとなり不採用となる場合がございます。ご注意ください。

【1】男子グループの改善を図る 難易度:3

男子グループに入って彼らの内情を探りつつ、環境の改善を図ります。
基本的に異性は追い出されるか捕まってしまうのでご注意ください。

サバイバーの「大将」をリーダーとする体育会系で「力こそ全て」なため、
テュポーンの討伐数が多い者が高い序列にいます。
その分知識はあまりなく、広い農場を持っているものの食物を枯らしてばかりいます。
現状、食糧と言えるのはダイコンくらいです。

幸い学習能力は高く力もあるので、知識を持った者から教わることができれば土地を有効活用できるでしょう。

サターンはこちらに招かれていますが、戦闘訓練の教官役となります。

男子グループの改善状況に応じて、生存指数が+~1.5%されます。


【2】女子グループの改善を図る 難易度:3

女子グループに入って彼らの内情を探りつつ、環境の改善を図ります。
基本的に異性は追い出されるか捕まってしまうのでご注意ください。

チャネラーの「姫」をリーダーとし、ジーニアスの「委員長」がその補佐を行っています。
表面的な上下関係はありませんが、姫に歯向かおうものなら容赦のない“制裁”が待っているため、
顔色を窺って仲が良い風を装っている者もいるのが現状です。

男子グループに比べ知識が豊富で農業の心得もありますが、彼女たちが使えるのは貧弱な土地のみのため、
文字通り「雑草」を工夫して食糧とすることを強いられています。
中には香りを嗅ぐと酩酊する怪しいハーブもあり、彼女たちの判断力が鈍る原因の一つになっています。

知識こそありますが戦闘能力は男子に比べ低く、
姫と取り巻きを除き、テュポーンとの交戦経験がない者も少なくありません。

ヴィーナスはこちらで内情を探りつつ、密かにプルートを解放することを目指します。

女子グループの改善状況に応じて、生存指数が+~1.5%されます。


【3】周辺調査に出向く 難易度:5

かつて子供たちが死闘の末に撃破したはずのテュポーンが目撃された事で、
男女両方のグループから調査隊が出る事になりました。
男子調査隊のリーダーは「野球部」と呼ばれる鋼鉄の釘バットを持ったノスフェラトゥが務めます。
また女子と通じていた「ガリ勉」もおり、彼は男子の中では賢い方ですが、序列は低いです。

女子グループの方は姫の取り巻きである「縦ロール」をリーダーとし、目撃した「おさげ」を引っ張ってきています。
「学級裁判」の結果、彼女はテュポーンをおびき出すための「生餌」とされていますが、
それを知っているのは女子調査隊だけです。

現状、テュポーンの数も目撃された個体がかつての敵と同一かも不明ですが、
この辺りでは甲殻類型オウムガイ型といった非常に硬いテュポーンが度々百体規模で出現しています。

ヴィーナスの見立てでは、件の大型種は“一つ目”と同等の強力な個体、とのことです。

ネプチューンはこちらに登場しますが、彼女は自分の世界に生きているため、意思疎通が非常に困難です。

テュポーンの討伐状況に応じて、生存指数が+~3.0%されます。


【4】図書館の蔵書を守る 難易度:4

ハイドホーム『あおぞら』となっているキャンパスは、
辛うじて建物の多くは原型を留めていますが、一つだけ損傷が激しい施設があります。
そこは過去に大火事に見舞われ、焼け落ちてしまった図書館です。
失われた蔵書の中には生活の知恵が載った雑学書や、農業の専門書もありました。

女子グループの「委員長」はわずかに残った書物の断片をかき集め、そこに記された内容を元に新しい秩序を作りました。
しかし「失われた部分」があまりにも多過ぎるため、間違った形で解釈している可能性が高いです。

図書館の区画は立ち入り禁止となっていますが、ここがスポットとなっており、過去へ遡れます。
炎上する図書館を鎮火する、あるいは蔵書を安全な場所に移す事ができれば、
より多くの「サバイバルに繋がる書物」が完全な形で残り、
より多くの子供たちが生きるための土台を整える事ができるようになります。

なお、残したい書物については、アクションで一種類、指定が可能です。
指定した書物を残す事に成功した場合、新たなスキルやアイテムが実装される事に繋がるかもしれません。


また委員長は学級裁判を過激なものと捉えていますが、
その認識も変わり「おさげ」の処分を撤回するかもしれません。

ちなみにヴィーナスのデバイスもそうですが、この世界に伝わる「学級裁判」とは、

「世界が崩壊する前に学校と呼ばれる場所で行われていた“儀式”であり、
 問題を起こした者を糾弾するための、裁判とは名ばかりのリンチ」

であり、有罪なら物理的に、無罪でもコミュニティから弾き出され、精神的に殺されるという無慈悲なものです。

図書館の蔵書が守られた場合、生存指数が+~2.0%されます。


それでは皆様のご参加をお待ちしております。

【1】男子グループの改善を図る

3

【2】女子グループの改善を図る

3

【3】周辺調査に出向く

5

【4】図書館の蔵書を守る

4