三千界のアバター

大和浄土譚 地獄ノ巻

リアクション公開中!

大和浄土譚 地獄ノ巻
基本情報

マスター:三千界のアバター運営チーム
ワールド:大和
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2017年01月06日公開!

シナリオガイド

穢土を、浄土に――!

シナリオ名:大和浄土譚 地獄ノ巻 / 担当マスター:三千界のアバター運営チーム



大和にある大陸、その一地方である『穢土』(えど)。
大陸侵攻を目論んでいた力極に乗り込んだ刀児たちは
武器庫、略奪庫を破壊・解放し無力化しました。
ですが順調だったのも束の間、刀児たちの前には
倒したはずの黒子、そして巨大化した怨鬼丸が姿を現したのです。

穢土の存亡をかけた戦いはすぐそこまで迫っていました。

■■■

力極

『オオ、オオオオ――』

 数百メートルほどの大きさに巨大化した怨鬼丸が穢土に立っていました。
 地面からは穢れが噴出してきています。
 浄脈を満たした穢れが外へと流れているのです。

『皆殺しだ……!』

 たった一言で空気が大きく震え
 それが刀児たちの身体を叩きます。

「こんな穢れじゃ穢魔たちも活性化するかもしれない……!」

 危惧する夕凪に対して、復活をした黒子はこれ以上なく嬉しそうに空を飛び回ります。

「さすがですね、『天魔雄(あまのさく)』とやらは!
 負の感情を自分の力に変えると聞いていましたがすごいですなぁ! 巨大化までするなんて!
 外の世界の力は格別ですよぉ!!」

 黒子の発言に夕凪が眉をひそめます。

「天魔雄が外の世界の力って……まさか、あなた特異者なの?」

「特異者? ……ああ! いつもあなた達と一緒に戦ってる人のことですなぁ?
 それくらい、知識はなくても推測できますぞぉ!」

 黒子はいつもの調子で続けます。

「様々な力を使い、見慣れぬ服を着て戦う者たち。
 実に特異な存在ですなぁ!!」

 その口ぶりは推理するのを楽しむ様にも見えます。

「世界は無数にあるのでしょうか? それは結構!
 何にせよもっと多くの人に黒子を見てもらえるんですからなぁ!」

「世迷言を……」

 他に世界があるなどと思わない豪欠が吐き捨てます。

「……持ち前の頭の良さと先入観を作らない黒子だからこそ
 自力で気づいたって訳ね。
 でも一体誰が怨鬼丸に力を?」

 夕凪の更なる疑問に黒子が答えます。

「穢土の人間の服でも、大八洲?でしたっけ? そこで見かけた人間の服でもない。
 それだけは確かですよぉ?
 ってもう過ぎたことはいいじゃないですかぁ! 今を楽しみましょうよぉ!」

 黒子が空中を旋回するとその横を怨鬼丸の腕が通り過ぎます。
 数秒後、力極が半壊したのです。怨鬼丸の一撃で。

『この力さえあれば……もう綿綱や紀乃どもに負けることもない。
 穢土を破壊し、大陸を破壊し、世界を破壊できる』

「紀乃、ですって……?」

 怨鬼丸の口から放たれた言葉を聞いて
 豪欠は思わず刀児を見ました。
 刀児は、顔を伏せたまま何も言いません。
 そこへ繰平弓鬼がやってきました。

「刀児。これ、綿綱さんから」

 繰平が腰につけていた刀を刀児に渡します。

「……師匠は?」

「綿綱さんは……怨鬼丸と戦って……もう……」

 刀児に対して残酷なことを告げることが出来ず繰平は押し黙ります。
 その肩を、刀児は優しく叩きました。

「ありがとう。……これでまた一つ怨鬼丸を倒す理由が出来た」

 刀児は怨鬼丸を見上げます。
 今までのような苛烈な雰囲気、直情的な動きをする気配はありません。

「怨鬼丸よ。お前の憎しみも怒りも私にはわからない。
 だが、穢土を、この世界を壊そうというのなら倒さねばならない」

『……いらぬ世界をどうして残しておく必要がある?』

 怖気のする怨鬼丸の声にあてられても刀児は一歩も引きません。

「私は……この世界が好きだから。
 皆がいるこの世界が好きだから、絶対に守りたい」

『……その甘い戯言に虫唾が走る顔と声!
 貴様ァ、紀乃の者か! ならばなおのこと生かしてておけん!』

 怨鬼丸の腕が刀児目掛けてなぎ払われます。
 その攻撃を、豪欠と弓鬼が全力全霊を持って受け止めました。

「豪欠という名前、侮らないことね……!」

「私の恩人に手を出さないでください!」

 どうにか持ちこたえているものの、徐々に怨鬼丸に押され始めます。

「どんなに格好悪かろうと無様だろうと……あがいてあがいてあがいて!
 必ず生き抜いてみせる!」

 守り、生き抜いてみせると刀児が覚悟を決めると
 突如、刀児の持っていた愛刀が光を放ちます。
 同時に刀児の背後に巨大な鎧武者が現れました。

「これは……そうか、お前にも秘められていたのか、神通力が」

 刀児は愛刀を強く握り直します。
 迷いなく、必ず生き抜くと覚悟を決めた刀児だからこそ
 愛刀に秘められていた力を解放できたのです。

「いくぞぉ! はああっ!」

 鎧武者による痛烈な一撃が怨鬼丸の腕を弾き飛ばします。

「ちょっとちょっと台無しにしないでくださいよぉ!」

「そっちこそ、刀児の邪魔をしないで!」

 黒子が動こうとしますが
 その前に夕凪が立ちはだかります。

「まず大前提、怨鬼丸を倒すこと。後、浄脈から流れ出てきてる穢れを止めること。
 ……そして怨鬼丸が負の感情を力に変えるなら、それも止めなきゃ
 よし、やるべき事をまとめたよ!」

 後方で静かにしていた繰平は答えを導き出し
 三本の指を立てました。

「一つ、怨鬼丸を倒すこと。
 二つ、浄脈を元に戻すこと。
 三つ、穢土の皆を安心させること」

「安心させる? ……つまりこれ以上、負の感情を発生させないようにするってこと?」

「その通り!」

 夕凪の答えに、繰平が指を鳴らして答える。
 それを察知したのか黒子が浄脈の根元へと向かいます。

「そうはさせませんよぉ! それじゃまた後で遊びましょうねぇ?」

 黒子の姿が消える前に夕凪と弓鬼が走り出します。

「私たちは黒子を何とかしてみます!」

「あとはよろしく頼むわね」

 二人が走り去った後、今度は繰平が踵を返し
 甲場の方を向きます。

「んじゃあ穢土を救うための喜劇を始めるとしよっか!
 笑って守って大活躍ってね! それじゃまた後で!」

 繰平が人形を操り、刀児たちの元を後にします。

「攻撃は任せるわね? 私は防御に専念するわ。
 きっと私たちなら大丈夫よね」

「ああ。でも私たちだけじゃない。
 “皆”だから大丈夫なんだ」

 いつも一緒に戦ってくれた仲間 ―特異者― を思い浮かべて
 刀児は不適に笑います。

『黙れぇ! 虫けらがぁ……全員殺してやる!』

「師匠、そして父さん、母さん。穢土は必ず守って見せるよ。
 ……紀乃刀児、全力で参る!」

 穢土全土を震わす両者の雄たけびと共に
 穢土での最大の戦いが幕をあげました。

担当マスターより

▼担当マスター:三千界のアバター運営チーム

マスターコメント

大和の新シリーズ「大和浄土譚」の
トリガーシナリオ最終話をお送りいたします!

本シナリオはトリガーシナリオ
「大和浄土譚 餓鬼ノ巻」の続きのお話となっておりますが
こちらのガイドを確認するだけでも参加し、楽しめるようになっております。

また、本ガイドに関連したトリガークエストが
12月2日にリリースされます。
こちらもあわせてよろしくお願いいたします!

★アクションについて
シナリオに参加した後、自分の行動に合わせて「アクションパート」のいずれかを選択してください。
自分の行動したい物がない場合でも、活動場所が近い物を選択してください。

アクションパートはクエストと同様の難易度が設定されていますが、
シナリオではアクションによって難易度の差を埋める、あるいは戦闘能力に左右されない行動をとることも可能です。

具体的なアクションの書き方が分からない方は、プレイガイドをご覧ください。

★アバター死亡/停止
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど特異者が死亡する、あるいはアバターが機能停止に陥るケースがあります。
そうなった場合、その時のメインアバターが機能停止に陥り
一定期間アバターチェンジができなくなります。

ただ、アバターが死亡あるいは停止したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。

■基本的な状況
力極を無力化したのも束の間、
巨大化した怨鬼丸が力極の地面から出現しました。
更に生きていた黒子も復活しています。

怨鬼丸は力極を半壊させた後も
穢土の大地や、村や休戦場などを叩き潰し無差別な殺戮を行っています。
黒子は浄脈の根元へ向かい、特異者たちがこの宴を終わらせないよう
待機しているようです。

浄脈は穢れで満たされております。
穢れは今もなお増加し続けているため、穢土全土から噴出し続けています。
これまでの穢れ流出のものと比べても一番の規模です。

どれか一つでも放ってしまうと穢土は壊滅
最悪の場合、大和全体に深刻な被害が出る可能性があります。

これに対して刀児は戦神として更なる覚醒を果たし
豪欠と共に怨鬼丸との戦いに臨みます。
夕凪、弓鬼は穢れを止めるために浄脈の根元へ
繰平は穢土の各地を回り、皆を安心させるため笑わせに行っています。

■各パートの詳細

【1】浄脈を元に戻す 難易度6
浄脈の根元にて、穢れを止めて浄脈を元に戻します。
現在浄脈の根元から穢れが大量に流れ出ており
それが浄脈全体に広がって、収まりきらなくなった穢れが地表へと噴出しています。

原因は、怨鬼丸が台座に突き立てた腕と
それを食らっている巨鯰になりますので
この巨鯰を倒した後に腕を利用して浄脈を復活させる必要があります。
ただし、これを阻止するために黒子もこの場所にいます。

黒子は再生したとは言えその身体はボロボロですがその強さは健在です。
前にも増してトリッキーな動きに加え、捨て身とも思える戦法を取ります。
からくりのその身からは大量の刃が内包されています。
幻影の類は効果がありません。

体中から穢れを噴出しておりこれを使った攻撃も予測されます。
更にピンチになった場合、自分の命すらかえりみない行動をする場合もあります。

巨鯰は動きが鈍く、再生する腕を喰らい続けます。
その分、身体がゴムのようになっており
打撃攻撃はほぼ無意味、生半可な斬りつけでも効果はありません。
攻撃された際や危機を感じた際は、穢れと電気を周囲に撒き散らします。
厄介なことに弱った相手がいると食べようとしますので注意が必要です。

腕は刺さっているだけですが
この腕は呑刃の「何でも溜め込む」という性質を持っています。
これを利用して浄脈を元に戻すことができるはずです。

このパートには夕凪、弓鬼がいます。

【2】穢土の住民を安心させる 難易度3~
巨大化した怨鬼丸や噴出し続けている穢れにより
穢土の住民は恐怖、戸惑い、苦しみなどの負の感情に支配されています。
これがそのまま怨鬼丸の力になってしまうので
それを阻止するべく、各地を回り穢土の住民を安心させる必要があります。

甲場や乙場などの休戦場だけでなく
名もない村などにも行くことができます。
笑わせる、勇気付けるなど様々な方法で住民を安心させます。

ただ、噴出した穢れの影響でより凶暴化した穢魔が襲い掛かってきたり
住民通しのいざこざに巻き込まれる可能性があります。
ですので戦闘の準備も必要になります。

穢土の住民を安心させた分だけ
怨鬼丸が強くなるのを阻止、あるいは弱体化させることができます。

このパートには物部繰平がいます。

【3】怨鬼丸と決着をつける 難易度8
巨大化した怨鬼丸を今度こそ倒します。
半壊した力極での戦いになりますので
倒壊していない建物を使えば、怨鬼丸の腹部あたりまでは攻撃ができます。
ただし、顔や胸などに攻撃を仕掛ける場合は
怨鬼丸が腕を振り下ろした後にその腕を駆け上っていってから攻撃などが必要になってきます。
もちろん怨鬼丸の抵抗もあるため、すんなり上れるというわけではありません。

怨鬼丸はユニークアバター『天魔雄(あまのさく)』を使用しています。
負の感情を自分に集めて力とする、怨鬼丸と非常に相性の良いものです。
今も穢土の人たちの感情を集めて殺意に変えつつ己の力として強くなり続けています。

怨鬼丸の状態や攻撃は浄脈で戦った時と同一か、より力が増しています。
皮膚は更に硬質化されており、魔法などの攻撃も弾く場合があります。
穢れが混じった蒼い炎はより穢れが増し、触れれば長時間行動不能になります。
この炎は体に常に纏われていますが、場所によってはムラがあります。
また浄化の力があれば穢れについては軽減することが可能です。

ツメに関しては体中から出せるようになっており
怨鬼丸の体を上っている時は警戒が必要です。

怨鬼丸はまずは穢土を破壊するために
腕や足によるなぎ払い、振り下ろしなどの攻撃を行います。
たったそれだけの動作で力極を半壊させたほどの威力を持っています。
なお、豪欠が力を溜めていれば怨鬼丸の攻撃を受け止めることができ
また溜めていなくとも豪欠と力を合わせれば止められることもあります。

怨鬼丸の攻撃を受ける人がいなければ豪欠が危険に陥ります。
また攻撃を受けられなかった場合、穢土全体に深刻なダメージが与えられ
穢土が完全に崩壊して海に沈む可能性もあります。

このパートには刀児、豪欠がいます。

【1】浄脈を元に戻す

6

【2】穢土の住民を安心させる

3

【3】怨鬼丸と決着をつける

8