三千界のアバター

【カラーズ】彩色の王と無色の魔神(前編)

リアクション公開中!

【カラーズ】彩色の王と無色の魔神(前編)
基本情報

マスター:砂糖しろくろ
ワールド:セフィロト
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2017年03月08日公開!

シナリオガイド

未来を望む者達へ――幸せの色を掴み取れ。

シナリオ名:【カラーズ】彩色の王と無色の魔神(前編) / 担当マスター:砂糖しろくろ



 色の暴走は、神の怒りなのでしょうか。
 そして六色の力を操る二人の乙女が織り成す色とは――
 これは、色を護り愛す者達の物語。

■□■□

『各国より入電!! 加護の制約がなくなったことで、兵も民も暴徒と化しています!!』

 ノーカラーとの激戦が繰り広げられた緑の国《ソル》で、一人の兵士が無線より各国首脳陣に声を荒げます。
 それを嗜める様に応じたのは、紅蓮なる瞳の裏に六色を秘めた、赤の国元帥フィーでした。

「落ち着いて下さい。……情報によれば、色を封じていた祠が壊されたそうです」
「その影響……ってわけか……」

 稲妻の如き雷光を宿す黄の王オラージュは、フィーの言葉に歯を軋ませます。
 次いで黒の王ノワールもまた、国軍会議室の机を強く殴りました。

「なんでだよ……。あんな平和だったのも……偽りだったってのか!?」
「…………分からないわよ。色の暴走で心が昂っているのかもしれないわ」
「グラセは色王の使者達の活躍によって沈静化しているそうです。他の国も今ならまだ、間に合うでしょう」

 掌で顔を覆うノワールへ、冷静な物言いをするのは同じく臨界最終層から帰還した白の王ヴァイス、そしてフィーでした。
 まだ負けたわけではない。そう述べるかのように、オラージュが静かに立ち上がります。

「……ロシェの歌の影響でソルは無事だ。各国の避難誘導と――」
「…………ノーカラーの撃破、だよね?」

 色の加護を増幅させ、操る。
 そんな不可思議な力を有する歌姫ロシェ
 彼女は瞳に六色を揺蕩わせ、かつてなく毅然とした様相で言ったのでした。
 
『色王様方!! 無色の波動が広がってきています!!』

 更に、無線機から戦々恐々とした声色が響きました。
 猶予は、そう長くありません。

「……そろそろ歌の効果も切れるよ。あたしはもう一度前線に立って、無色の波動を圧し返してみせるね」
「では私は臨界最終層へ向かいます。……何故だか、呼んでいる気がするの――無色の魔神が」

 ロシェとフィー。
 六色の力を操る二人の行く末は――如何に。

■□■□

「いよいよ闇が、闇を喰らう時が来た」

 かつて色無き地として、この世界に無色を与えていた臨界にて。
 赤い髪を揺らす特異者クロエは、一人静かに無色の波動と六色が拮抗する場所へ赴いていました。

「随分と遅くなってしまったけれど、イリス……もう少しで貴女のところへ……」

 クロエは懐に仕舞い込んでいた、壊れた虹色の懐中時計を取り出し頬を一筋の滴で濡らすのです。
 彼女の四肢から瞳から、色の暴走へ呼応するように各色の色が噴出しています。
 そして一歩、彼女は踏み出すのでした。

「やはり行くのですかあ?」

 そんなクロエの後姿へ、声が投げられます。
 振り向いたその赤い瞳が映したのは、青の国元帥のロゼです。
 更にはかつて彼女が世界の中心へ共に挑んだアルブルゾルグ、そしてアーバーンの姿もあります。
 特異者達によって害意を折られた三人は、古き友人に連れられここに赴いたのです。

「使うのですね……禁術を」

 アルブルの痛烈な一言へ返すかのように、クロエの前身に刻まれた紋様が妖しく光を放ちます。
 それと同時、波動の向こう側から一つ、二つと影が躍りました。
 ノーカラーの者です。――それは白と黒の瞳から憎悪を燃やす幹部グリーズとノーカラー最強と謡うケイオスです。

「クロエ……貴様にこの無色の障壁は壊せはしない……!!」
「殲滅」

 グリーズの憎悪に満ちた白と黒の十字一閃。
 それに吹き飛ぶクロエでしたが、アルブルの放つ重なる蔦がそれを受け止めます。
 一行は、それぞれの色を以って挑もうとしています。
 過去への清算を、果たすかのように。

■□■□
 
 一方臨界最終層では、諸悪の根源である侵略国家ノーカラー元帥のクルールが口元を歪ませていました。
 強大な力を持つ無色の魔神を憑依させる彼の瞳は、猛獣のように爛々とした光っています。

「くく……ふふ……色神の力を二つも顕現させるなんて、クロエもやるじゃないですか」
「元帥」

 全身から色の加護が消える波動を送り続けるクルールは、部下の声に瞳を向けます。
 そしてどうだい? と冷めた語調で言うのでした。

「……フードルの行方は未だ掴めていません。……敵に回ると少々厄介かと」
「そうだね。……仕方ない、まずは色神を潰すんだ」

 クルールは部下へと目配せすると、兵器を格納していると思しき場所から一つの影を空に躍らせます。
 それは六色に光る大砲のようなものを積んだ、メルカバ―に似た飛行兵器です。

「ふむ。……ニ機か」
「申し訳ありません。……色王の使者にやられました」
「大丈夫。一機でも十分さ――アリヴクリス

 歪に笑うクルールは、それを部下二人と共にソルの方向目掛け発進させます。
 色を持つ者達は、世界を護れるのでしょうか。



担当マスターより

▼担当マスター:砂糖しろくろ

マスターコメント

初めまして。お久しぶりです。いつもありがとうございます。砂糖しろくろです。
まず初めにシナリオガイドをご覧いただきまして誠にありがとうございます。 

セフィロト内小世界カラーズの第五話になります。
第一話より物語は進行しておりますが、初めての方でもご参加いただけます。
基本ルールや用語、最新情報に関しましては、マスターページに纏めてあります。
ご不明な点等ございました際、捕捉できる形となれば幸いです。よろしくお願い致します。


★状況と時系列まとめ★
カラーズは一つの大陸を六等分するように国家が設立する世界です。
それぞれが色に纏わる神を信仰しており、特殊な加護が存在します。
現在はそのどれもが《ノーカラー》と名乗る、新たに台頭した国家による侵略の危機に脅かされています。
以下が特異者達によって明かされた、この世界で起こった大まかな事柄になります。

物語開始より一年前
クロエと言う特異者が初めてこの世界に接触。世界の中心で異変が生じます。
調査の為アルブルやゾルグ、ロゼらと共に世界の中心に赴いた際、クルールに敗北しノーカラーに組することとなります。
そして侵略国家ノーカラーとして、各国を脅かすようになりました。

第一話
黒の国と赤の国にノーカラーが攻め込みますが、特異者により撃退。
色獣を率いる圧倒的な力を持つノーカラーの侵略を、初めて制することに成功しました。

第二話
青の色王プリュイと共にノーカラーへ反撃を行います。結果としてノーカラーの根城とされる臨界の一部制圧を成功させました。
同時に黄の色王オラージュが、ノーカラーに狙われていたヴァイスを奪取します。
それは誘拐事件に発展してしまいますが、特異者達により解決。オラージュが各国の協力者として復帰しました。

第三話
ノーカラーの眷属、無色連合に制圧されてしまった緑の国。それを狙う黄の国との戦争。
特異者達の活躍により黄の国軍元帥サンダースを止め、歌声に特殊な能力を持つロシェを助けた事で色の国同士の戦争を回避します。
そして各国は特異者達の力を介して手を取り、全てが同盟国となる六ヶ国協議の実現がなされたのでした。

第四話
ノーカラーとの最終戦争が幕を開けます。猛攻を凌ぎ防衛戦を制した特異者達、しかし突如として六色の加護が暴走を始めます。
原因は各国に備えられていた一色の加護以外を封じていた祠が、クロエの手によって最後の一つを破壊されたためです。
また、同時にノーカラー元帥のクルールが無色の魔神を憑依し、世界から色を奪う波動を放ちました。
クルールの目的は色の加護を世界から無くすこと。それは側近以外には知らされていないようでした。
しかしロシェの秘めた力によって六色を操り、無色の波動と衝突させることで拮抗した現状を生み出しています。

第五話(現在)
クルール、クロエと暗躍する者達が表立った動きを見せています。
絶望的な状況ですが、特異者達の働きによって一筋の希望が残されています。
世界から色を消滅させるはずであった無色の波動は、ロシェの歌によって食い止められました。
そして本来その発動と同時に決着をつけようとしたクロエは、前回の戦いでの負傷によって未だ生存しています。
かつて特異者を苦しめたノーカラー幹部の一部も、クルールへ反逆を示しています。
終焉を迎える運命にあった世界は、未だ終焉を迎えてはいないのです。

★色の加護★
カラーズでは赤、黒、白、青、黄、緑の六色の加護が受けられます。
具体的な効果としては、《その色に応じた属性がスキル及び武器に自動的に付与されると言うものです。
また、元々加護の色と同じ属性を持つスキルや武器はその効力が著しく上昇します。
反面、無属性を除く他属性攻撃を受けた際の防御が著しく低下する弱化効果もありますので注意が必要です。
逆に加護を受けている属性への攻撃に対しては、大幅な耐性を得ることができます。
また、加護と言うのはカラーズ外での属性と同義となっており、以下が色と属性の対応表になります。
赤 → 炎 黒 → 闇 白 → 光 青 → 水 黄 → 風 緑 → 地


★色の極致★
更に特異者は、色の加護による極みの力を駆使することができます。
現状発動条件は、二回以上同一の加護を受けることのようで、シナリオ中一度のみ使用が可能です。 極致はカラーズ内で最も強大な力を誇りますが、敵も極致の力を使う場合、下記の効果は絶対ではありません。
判明している効果は、それぞれ以下になります。


特徴:同一加護の防御を貫くような、火力強化が行えます。
これは味方にも付与可能です(その場合味方が赤の加護を付与される効果はありません)。
ただし、付与する人数が多ければ多いほど効果は薄まるようです。


特徴:周囲数メートルに黒い霧を放つことが可能です。
これは黒の加護を受けている者は半透明、それ以外は不透明な霧と認識されます。
更に発動中自身の影に武装(または身体の一部)を落とし、影からの奇襲を行うことが可能です。


特徴:全ての攻撃を反射する効果のある、鏡のようなものを任意の場所に発生させます。
どの程度強度があるのかは分かっていませんが、角度を上手く駆使すれば多彩な利用が可能です。


特徴:一定時間武装やスキルに触れたものを凍結させる効果を付与します。
これは物質そのものを凍らせると言うよりも、氷で包み込み動きを阻害するようです。


特徴:一度だけ攻撃の速度が著しく上昇します。
これはスキルにも反映が可能で、例としては錬成した土龍や光条が敵へ素早く向かうと言った効果があります。


特徴:非常に防御力の高い植物を呼び出し、危険から自身を守ります。
極致発動条件を満たしていれば、自身の意識外から放たれた致命的攻撃でも一定時間防ぐことが可能です。


★土地の特殊効果★

また、それぞれの国で色の加護による影響から様々な事象の発生が確認されています。
今回はロシェが前回に放った歌の効果によってある程度の鎮静は確認されています。
各国は色の暴走によって民にとっては荒れた環境ではありますが、特異者達に影響を及ぼすほどの土地効果はありません。

★アバターごとの強化効果★
カラーズでもセフィロトと同様のアバターが存在します。
特異者達が広く極致を駆使した結果、カラーズ内でもそれに対する認知度が上昇し、新たなる特殊効果が判明しました。
それは合成人間と民兵が持つ特殊効果です。

合成人間
特徴:色の加護を受けることが不可能な存在となります。また、全ての加護による耐性が著しく低くなります。
その代わりに合成人間アバター専用装備に対して、装備ごとに任意の色の加護を付与することが可能です。
極致合成
更に、一つの武装に複数に渡る色の極致を合成できる力を備えています。
自身で合成できるのは、自身の武装に受けた加護に限定されるようです。
カラーズ内では伝説上のものとして扱われているようで、詳細は不明です。

民兵
特徴:この世界の民兵はもともと他色に通ずる、義勇軍のメインアバターとして活躍しています。
その影響もあってか土地効果に有利判定を受けることができましたが、新たに民兵は発動条件制約なしで二色目の極致を駆使できることが判明しました。
それは極致合成のような複合での使用、また色の加護として使用することはできません。シナリオでの使用もそれぞれ一回までとなります。


六色の力を駆使するロシェを護り、無色の波動を突破することが今回の主な依頼になります。
 考えられる大まかなアクションとしましては、以下の三つとなります。
 1、ロシェ防衛戦
 2、無色の波動突破
 3、各国の動乱を鎮静化し、住民の避難誘導
 4、変化の生じた色の神殿にて調査活動を行う。

ロシェ防衛戦《難易度:7》

※こちらの難易度は、全体の成功に対するものです。相手取る敵によって難易度は下がります。
歌うことで無色の波動を抑え込むロシェを防衛することが目的となります。
以前までの国規模での防衛戦と異なり、彼女一人を護る戦いになります。

敵部隊は全色の加護を有する攻撃を行う航空戦力が二機。
メルカバーにも似た形状のこちらは、中距離以上の属性攻撃を無力化する色のシールドを展開しています。
また、攻撃には相手に合わせて色の加護を変えた動きをしてくるため、非常に強敵です。
こちらも飛行戦力による近接攻撃が必要かもしれません。

更に前回特異者が刃を交えた、赤と緑の加護を駆使するクリスと青と黄の加護を駆使するアリヴが、ロシェを狙います。
それぞれ極致の力を駆使し、創意工夫がない限り一対一ではまともに相手取ることができないほどの実力者です。
彼女らもまた色獣を使役することができるため、前回の戦いにより数は減っていますが同様にロシェを狙うため注意が必要です。

ロシェが歌っている間は無色の波動を抑え込むことが可能ですが、彼女が歌えなくなった場合世界は致命的な状況となります。
また、彼女は共に歌う者がいることでより六色を操り、自衛や攻撃を行うことができます。

以上のことから、今まで以上の連携が必要になるかもしれません。

※主に航空戦力へオラージュやサンダースが、クリスとアリヴにはデフェールや緑の国はじめ集った各国軍が迎え撃ちます。
彼らはこちらの味方として参戦し、色王の使者として幾重に渡る功績を残した特異者へ、サポートを行います。

★無色の波動突破《難易度:7》

※こちらの難易度は、全体の成功に対するものです。選んだ選択によって難易度は下がります。
迫り来る無色の波動は障壁のような形となっており、クルールの元へ向かうためにもこれを突破することが目的となります。
波動は部分的かつ一時的に破壊することができるようですが、極致の力を六種類一気に叩き込むことが必要条件となります。
クロエは己の身体に六種類の色の紋を刻む事でそれを実現しようとしていますが、身体への負担が大きすぎるため彼女自身が封印状態となることが予想されます。

それすらも現状グリーズやケイオスによって阻まれようとしているため、
特異者達は二人を迎撃し足止めすることでクロエに術を発動させるまたは個々で六種類の極致を用意し道を切り開くことが必要となります。
いくつ障壁破壊部位を作り出せるのかによっても、最終決戦の難易度や攻略に影響します。

※こちらには味方としてフィー、そしてヴァイスとノワールが向かっています。
また、かつてクロエと共に世界の中心に向かったとされる青の元帥ロゼの他、
アルブルやゾルグ、アーバーンと言った様々な形で特異者が闇を払った者達も味方として参戦します。
主にグリーズとケイオスの迎撃に協力することとなります。

★各国の動乱を鎮静化し、住民の避難誘導《難易度:3》

各国は原因不明の色による暴走が始まっています。
制約によって自国の色のみを使用できた民達は、各々望むままの加護を振るって暴れている現状です。
非戦闘員である住民を救い、各国軍の兵士達を鎮静化させることが目的となります。

避難場所はロシェの力によって鎮静化されている緑の国と、前回の戦いで民を護ろうと軍部を開放している青の国です。
全体を救うことは難しいかもしれませんが、任意の国で避難誘導することで世界の崩壊を防ぐことができるかもしれません。

※こちらにはプリュイが味方として参戦します。負傷しているため十全な力を発揮できませんが、一兵卒と戦う上では十分です。

☆★上記パートは加護の力の性質上、敵との相性によっては難易度が大きく前後します。☆★

★変化の生じた色の神殿にて調査活動を行う。《難易度:1》

上記の動乱の影で、色の神殿に変化が生じたようです。
何やら妖しい光を発し、誰かが呼んでいるようだと報告が上がっています。
世界の内情に詳しい元帥陣からの情報だと、世界の記憶を刻んだ神殿内の泉が反応しているとのことです。
残された謎に応えてくれるかもしれません。

ロシェ防衛戦

7

無色の波動突破

7

各国の動乱を鎮静化し、住民の避難誘導

3

変化の生じた色の神殿にて調査活動を行う。

1