三千界のアバター

アーキタイプ

≪鏡の中のリアルな世界≫錐の廃墟~Type.S~

リアクション公開中!

≪鏡の中のリアルな世界≫錐の廃墟~Type.S~
基本情報

マスター:沢樹一海
ワールド:アーキタイプ
 
 

料金

MC参加:200ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:1
文字数追加:不可

スケジュール

2016年03月10日公開!

シナリオガイド

2つの鏡には、同じ世界が広がっていた

シナリオ名:≪鏡の中のリアルな世界≫錐の廃墟~Type.S~ / 担当マスター:沢樹一海



※※本シナリオはMC参加ポイント「200ポイント」のプライベートスペシャルシナリオです。※※


※※ガイド本文は、寺岡志乃GMのものと同一となります。※※



「トレジャーハンターだよ! おにいちゃん、トレジャーハンターになれたよ!」
「やめてくれ、その単語を連呼しないでくれ……」
 嬉しそうに見上げてくる特異者、佐藤 日乃に、同じく特異者、佐藤 良はとても嫌そうな表情をしました。
「トレジャーハンターなんてもんは、ファンタジーの世界にだけありゃいーんだよ……」
「ここもファンタジーの世界じゃん」
「…………」
 無事にトレジャーハンターの登録を済ませた2人は、ルインの街の郊外を歩いていました。2人を先導しているのは先輩特異者、松原 ハジメです。旅好きの彼は、三千界へ来てからさまざまな世界を旅してきました。アーキタイプへの扉が開かれてからは特にこの世界を気に入っており、暇を見ては色々と歩き回るのを趣味としていました。今日も行ってみようと考えていた場所があり、こちらへ来てから知り合ったアーキタイプの先住民でトレジャーハンターのユンと協会受付ロビーで待ち合わせをしていたところ、ケチュアにこの2人を押し付けられたのです。
「ほら、あそこに廃墟が見えるだろ?」
「うん! 見えるね!」
 日乃は、とても楽しそうです。彼女は三千界に来る前、目的を持って毎日を過ごしていました。ですが、この世界に来て、地球に戻らない限り自分達の成長が止まるのだと知って、心に余裕が出来たようです。目的以外のことも、無理せず楽しめるようになりました。
 廃墟には、高さはまちまちの集合住宅がたくさん建っていました。コンクリート剥き出しの、風穴だらけの建物が集まるその場所には、どこにも色がありません。灰色の街が、そこにはあります。
「あそこが目的地だ。今まで更地だったところについ数日前いきなり出現した廃墟で、どこかの世界からの漂着物だろう。見た感じ、かなりでかそうだから、今度協会で本格的な調査が予定されてる。今日はまあ、下見ってとこだな」
 ハジメが言います。それを聞いて、良はまた顔を顰めました。
「いきなり出てきた……? 何か面倒そうだな……」
 あまり関わりたくないようです。
 やがて、4人は廃墟に到着しました。

「うわあ、本当にボロボロだねー」
 街に入ると、日乃は建物の壁に手を伸ばします。何の気なしの行動でしたが、彼女の手は壁に触らないままにすり抜けてしまいました。
「あれ!?」
 ハジメたちも驚き、日乃の手に注目します。何度も試してみましたが、やはり壁を触ることはできません。そのうち、日乃は壁から手を出したり顔を出したりして遊び始めました。
「わー、おもしろーい!」
「どういうこと?」
 意見を求めるようにユンが2人を見上げました。
「実体が無い……ってことだな。触れない以上、調べることもできない。……帰るか」
「いや、せっかくここまで来たんだ、もう少し調べてみよう。もちろん少しでも危険があれば、すぐに撤退する」
「分かったわ」
 ハジメが良の提案を却下するのを見て、ユンはそう応じました。
 同時に、彼女の右の前腕の一部がぐっとせり上がってきます。癒着しているパラサイト、獰猛な肉食獣・火蜥蜴の顔の一部が浮かび上がり、いつでも炎を吐きだせるというようにちらちらと口の間から火を見せました。
「準備できたわ。さあ行きましょ」
 4人は周囲を警戒しつつ、更に奥へ進んでいきます。建物に触れない以上、階段は上れません。壁をすり抜けたり忠実に通路に沿って歩いたりしているうちに、やがて4人はある場所へと辿り着きました。
「あっ!」
 ハジメが小さく声を上げます。そこは、壁(の幻)に囲まれた場所でした。壁(の幻)に、鏡のようなものが2枚、埋め込まれています。
「鏡だよ! あれ? でもこれ……」
 片方の前に立った日乃が首を傾げます。鏡(仮)は、確かに周りの景色を映しています。ですが、日乃の姿は映していません。彼女だけではなく、ハジメや良、ユンも映ってはいませんでした。
「鏡……だよな? これ……」
「ハジメ、不用意に触れちゃだめっ!」
「うあっ!」
 鏡に触れようとしたハジメを止めようとしたユンでしたが、遅く、ハジメの手は鏡面を突き抜けて鏡の中にとぷん、と入り込み、彼の身体も、そしてハジメにくっついていたユンも、何かの力に引っ張られるように消えていきます。
「なっ……、何だ!?」
 良は驚き、つられるようについ2人の消えた鏡に手を伸ばしてしまいました。2人に続き、彼も鏡の中に入ってしまいます。
 その先には――

                 ⇔⇔⇔⇔

 その先には。
「同じだ……」
 彼等が歩いた『触れない廃墟』と全く同じものが存在していました。鏡に映っていた、先ほどまで彼等が立っていた、その場所が。
 ハジメは、はたして目の前にある壁に触れるのか試してみようと手を伸ばします。
「ちょっとハジメっ!」
 ざらついた感触が、指に伝わってきました。
「触れる……」
「ちょっと待て。これ、戻れなかったらまずいんじゃないか?」
 良が焦った声を出します。ハジメは振り向き、『背後』にある鏡を見ます。
「そうだな。とにかく戻ろう」
 来る時と同じように鏡に手を伸ばしてみます。すると、ハジメの身体はそこに吸い込まれていきました。

                 ⇔⇔⇔⇔

 3人は無事に『触れない廃墟』に戻ってきました。そこでは、日乃がはしゃいだ声を上げています。
「ねえねえ! こっちの鏡の中に、ここと同じ場所があったよ! しかも、触れたよ!」
 彼女は彼女で、もう片方の鏡に入っていたようです。
「そっちの鏡にも……?」
 考え込むハジメの横で、良は慌てて日乃に言います。
「お前、鏡の中に入ったのか!?」
「うん、入ったよ!」
「1人で入ったら危ないだろーが!」
「……人数の問題じゃないと思うけど……」
 2人のやりとりをよそに、考え続けていたハジメはひとつの結論を出しました。
「これ以上4人だけで調べ続けるのは危険だ。一旦、戻ろう」
 日乃と良、ユンにも異論はなく、4人は一度トレジャーハンター協会に戻ることにしました。

                 ⇔⇔⇔⇔
 
 この『触れない廃墟』と2枚の鏡の件はケチュアに報告され、調査には多人数で臨むことになりました。
 2組に分かれ、それぞれの鏡を調査します。
 その中には一体、何があるのか――

担当マスターより

▼担当マスター:沢樹一海

マスターコメント

ガイドをお読みいただき、ありがとうございます。

こちらは、寺岡志乃GMとの連動シナリオになります。連動といっても、ほとんどシナリオ間でのやりとりはありません。2枚ある鏡のそれぞれに入ったPC達の行動と、マスターのマスタリングによりどれだけ結末が変わるのかというシナリオとなります。勿論、大して変わらない結果になる可能性もあります。全てはアクションに委ねられます

PCには、基本、2枚どちらかの鏡に入ってもらいます。その為、沢樹or寺岡どちらかのシナリオにしか参加できません。同時間軸の出来事ということもあり、重複参加はできるだけご遠慮ください(ただし、追加参加となった場合はその限りではございません)。

また、シナリオの設定上、「Type.S」と「Type.T」の参加者同士で相談するのもご遠慮ください。


☆シナリオ概要☆

『触れない廃墟』の中にあった2枚の鏡。その中には『触れる廃墟』がありました。
廃墟には一体何があり、何がいるのか。
なぜ、こんなものが作られたのか。
最後に、PC達は何を経験し、何を見るのか。
それを調査し、推測アクションによって『作り上げて』もらいます。


☆鏡の中の世界について(PL情報。こちらはPC情報に変換しないと使えません)☆

鏡の中の世界は、別の空間です。
そして、2枚の鏡の中にあるそれぞれの独立世界は『全く同じもの』です。

アーキタイプには『触れない廃墟』が目に見える形で存在していましたが、それは、『鏡』が映写機のように『触れる廃墟』を映していた結果です。
鏡の中には、アーキタイプとは違う『空間』があります。
しかし、PCが鏡からまず降り立つのは『廃墟』であり、
調べるのは『廃墟』です。

廃墟に入ると、まず突き当りに壁があります。その壁は円を描いており、どこからも入ることはできないし壁を壊すこともできません。
その円を中心に、そこだけは明確に4方向に道が分かれています。
鏡に入ったPC達は、4方向のどこかへ向かってください。
円の周囲は、基本廃墟となっています。
円の中に何があるのか、それを戦いなしに手に入れることができるのか。
それは、不明です。
自由に探索をして、答えを導いていってください。

また、廃墟の中には敵意を向けてくるモンスターもいます。モンスターは、鏡の大きさを超えたサイズのものが多いです。マミィや食虫植物等々がいますので、気を付けてください。

廃墟の簡単な地図については、沢樹のマスターページに載せさせていただきます。
ヒントになるようなヒントはない地図でございます。

☆NPCについて☆

沢樹側「~Type.S~」の同行NPCは、
※佐藤 良(りょう)――召喚されたて特異者。23歳。やる気なしがデフォ。シスコン。日本人?

※佐藤 日乃――――――召喚されたて特異者。年齢計算めんどくさい。見た目12歳くらい。元気娘。良の義妹。やっぱり日本人?

の2人となります。寺岡GM側の同行NPC、松原ハジメとユンについては「~Type.T~」のガイドを参照ください。

それでは、皆様のご参加とアクションをお待ちしています。

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