三千界のアバター

【フェルーメラント】オールドスケール

リアクション公開中!

【フェルーメラント】オールドスケール
基本情報

マスター:革酎
ワールド:ゴダム
 
 

料金

MC参加:100ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:2
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2017年05月04日公開!

シナリオガイド

30年前に、何があったのか

シナリオ名:【フェルーメラント】オールドスケール / 担当マスター:革酎



 ゴダムの小世界フェルーメラントに新たなゲートが開きました。
 しかしながらそのゲートは現在のフェルーメラントではなく、30年前のグレイスデール氷低域へと繋がるゲートだったのです。
 実は数カ月前、この同じゲートがフェルーメラント内部で一度だけ開いたのですが、その際にはワールドホライゾン側の特異者はひとりも通過しておらず、ただひとり、別の小世界から移動してきた特異者がそのゲートをくぐったのみでした。
 その特異者の名は、岩淵 耕三(いわぶち こうぞう)
 過去の経歴から岩淵隊長の名で親しまれている、歴戦の勇者です。
 彼は別の小世界から持ち込んできた、ある特殊な魔器を処分する為に、このゲートをくぐったのです。


     * * *


 岩淵隊長は、軽い頭痛の中で目を覚ましました。
 いつの間にか意識を失っていたらしく、気が付くと、何者かに介抱されて硬いベッドの上に寝かされていたようです。
 周囲を見渡すと、岩肌が剥き出しとなっている自然の洞窟内に、木製の仕切りをはめ込んで作った部屋と思しき空間が視界に飛び込んできました。
 ベッド近くの焚火から弱々しく上がる煙が、天井付近からどこか別の方角へと吸い込まれるようにして消えていくのが見えます。
 密閉空間では無さそうですが、しかし冷たい空気が支配する、あまり環境的には宜しくない場所であることだけは間違いないようです。
「あ……起きたようですね」
 ひとりの女性が、短めに切りそろえた金髪を揺らして、室の奥から笑顔を向けてきました。
 ベッドから這い出そうとしている岩淵隊長に、女性は厚手の防寒具を持ってきて、その広く大きな背中に被せてあげました。
「あんたが、俺を助けてくれたのかい?」
「介抱したのは私ですけど、あなたをここまで連れてきてくれたのは、他の方です」
 ならば、その人物に礼をいわないと――岩淵隊長は、誰が助けてくれたのかと問いかけました。
 女性はベッドの後方を指差し、静かに笑います。
「そこに、いらっしゃいます」
 岩淵隊長が振り返ると、ベッドの後方数メートルの位置に、そこだけが特別にくりぬいたような巨大な空間が広がっていました。
 そこに、数メートルはあろうかという巨大な金属製の人影が、静かに鎮座していたのです。
 思わず息を呑んだ岩淵隊長ですが、その金属製の人影はまるで生きているかのようにゆっくりと振り向き、そして文字通り、笑みを浮かべました。
「気づいたか……回復したようで、何よりだ」
「あんたが救い主か……是非、名前を聞かせてくれ」
 金属製の巨人は、上体を屈めて岩淵隊長の目線に合わせようと努力している様子でした。
「私はマーダーブレイン。君達人間がいうところの、所謂、邪神という奴さ」


     * * *


 岩淵隊長は、喉まで出かかった驚きの声を何とか堪えました。
 もしも自分の想像が間違っていなければ、この金属の巨人は精働機という名で知られる機械生物であると思われたのです。
 しかし、何故精働機が自分を助けてくれたのか――岩淵隊長は疑問を感じつつも、相手の次の言葉を待つことにしました。
「君が持っていた妙な物体だが、あれは何なのだ?」
「あれは……まぁ、ちょっと面倒臭いやつでね」
 岩淵隊長は明言を避けましたが、問題は、それが今、どこにあるのか、ということです。
 すると、マーダーブレインと名乗った精働機は、腕を組んで考え込む仕草を見せました。
「実をいうとな……君が持っていた物体は、どうやらスカルバンカーに奪われたらしいのだ」
 曰く、スカルバンカーとはフェルーメラントに住まう人類を破滅させようと目論む、精働機ジェクステンのリーダー格のような存在、とのことです。
 人間との共存を願うマーダーブレインはスカルバンカーと敵対して、長年戦い続けてきた、と語りました。
 それが本当かどうかは分かりませんが、岩淵隊長はひとまず、信じることにしました。
「そのスカルバンカーってやつは、俺が持ってきた物体の何たるかを、知っているのかね?」
「さぁな。しかし奴の分析能力はジェクステン内でも随一だ。何かしらの用途を見出すかも知れん」
 岩淵隊長は、考えます。
 あの物体はもともと、別の小世界から持ち込んできたものでした。
 世界が異なる為、ほとんど特殊な力は発揮出来ない筈でしたが、その構造を観察すれば、この小世界の在り方に影響を与える存在になり得る可能性は、十分にありました。
「奪回する必要があるな……あれは、破壊しなければならない代物だ」
「ならば、手を貸そう。人間が立ち向かうには、奴は余りにも強大過ぎる……エリオン、彼の装備を、返して差し上げなさい」
 エリオン、と呼ばれた女性は、岩淵隊長がゲートをくぐる際に身に着けていた装備一式を、クローゼットの中から引っ張り出してきて、ベッドの上に静かに置きました。
「私も、お手伝いします。丁度ルーガスタ試験機の意鍵起動を、テストしなければならないところでした」
担当マスターより

▼担当マスター:革酎

マスターコメント

 本シナリオガイドをお読みくださり、ありがとうございます。
 ゴダムの小世界『フェルーメラント』を舞台としたシナリオをお届けします。

 今回は時代設定が30年前ですので、フェルーメラント内部でMGや祖働長銃を保持されていた方は、今回は使用出来ません。
 但し、WH製MGは持ち込み可能です。

 WHとしては、30年前のグレイスデール氷低域で何が起きたのかを調査することを目的として、特異者を派遣します。
 しかしながらゲートをくぐった直後に、岩淵隊長と出会うことが出来ますので、マーダーブレインと共にスカルバンカーから魔器奪回を目指した行動を取ることが可能です。

 尚、以前からのフェルーメラント小世界ルールに基づき、他世界の大型兵器やサイズLのアバターは本来の力をほとんど発揮出来ませんので、ご注意下さい。
 またアバター死亡も従来通り適用されますが、30年前という時代設定ですので、過去にフェルーメラントにてアバター死亡となったアバターも、今回は使用可能です。

 それでは、皆様からのアイデア溢れるアクションをお待ちしております。

グレイスデール氷低域について調査

4

魔器奪還

7

その他自由に行動

7