三千界のアバター

ユーラメリカ

其は善なる者か、悪なる者か 前編

リアクション公開中!

其は善なる者か、悪なる者か 前編
基本情報

マスター:くるせう
ワールド:ユーラメリカ
 
 

料金

MC参加:100ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:不可

スケジュール

2017年03月01日公開!

シナリオガイド

君の善はどこにある?

シナリオ名:其は善なる者か、悪なる者か 前編 / 担当マスター:くるせう


一軒の家が業火に燃えていました。
周りに残された破壊の痕が、その戦闘の苛烈さを物語っています。

「お前が! 妻と息子を! あ――、ああぁぁぁあああぁぁぁあああああ!!!
「ふはははははッ! いい声ですねェ。――だが、私には届かない」

見知らぬ男が拳を広げると鋭い雷撃が、虎峰を襲います。

「がァ!?」

体の芯を打つ衝撃に、虎峰は意識が遠のいてしまいます。

「(く、そ――ゆる、さない――ぜったいに、お前を許さないッ!)」


◇◇◇◇◇

ユーラメリカ、[ロウハウスタウン]の町並みに紅の雷が迸ります。
空気を裂くような音の中心には、腹部に大きな口を持つ怪人がいました。

「ひゃははは! なんだァ? 人間の文明ってのは随分脆いんだなァ! ちょっと触れただけで壊れちまう!」

奇声を上げながらも、口から放たれる雷が周囲に放出され、[ロウハウスタウン]に建つ家々を破壊していきます。
住民達が絶望の渦に取り込まれそうになった時、静かに虎峰・クラウディウスは現れました。

「――随分と煩いな」
「あァン? ひひひひひ、もしかしてお前ヒーローかァ?」

下卑た笑みを浮かべる怪人に、虎峰は一瞥するのみです。
ヒーローの登場に心を落ち着かせていた住民達でしたが、何人かは目の前のヒーローに違和感を覚えていました。
”助けを求める声”に現れるはずのヒーロー。
しかし、その男の瞳は対峙する怪人よりも深く、暗く淀んでいるのでした。

「貴様を倒す前に、聞きたいことがある」
「ははァ、いいゼェ――ただし、テメェがひれ伏してからだがなァ!」

放たれた雷撃を、男は拳に黒炎を纏わせ弾き飛ばします。
大きく逸れた雷撃は、民家の1つを貫きました。
崩れた瓦礫が、近くにいた住民に降りかかります。

「きゃあぁ!」
「危ない!」

間一髪、その場にかけつけたヒーロー《ファイアブースター》の手によって、住民は助け出されます。
しかし雷撃を弾いた本人は、住民の悲鳴には一切動じません。

「答えろ。俺の家族を殺したのは、貴様か?」
「くくく、これまで殺してきた奴のことなんざ覚えてねェよ!」
「そうか、ならば――変、身ッ

男の全身を、黒炎が舐めるように走ります。
その奥から現れたのは、虎の顔に黒炎のタテガミを持つヒーロー《ティーガーヘルシャー》でした。

「あのヒーローはまさか」

姿を現したそのヒーローに住民の1人が思い出します。
《ティーガーヘルシャー》は雷撃を操る怪人の前に現れては、街や住民の被害を厭わずに戦う冷徹なヒーローとして有名なのでした。

「ひひィ、いいねェ、そうこなくちゃ」
「その軽口、すぐに叩けなくしてやろう」

硬く握り締められた《ティーガーヘルシャー》の拳から黒炎が放出され、巨大な焔球を作り出します。
しかしその大きさは、怪人もろとも住民たちを優に巻き込んでしまうほどでした。
すかさず《ファイアブースター》が割って入ります。

バカかお前! そんなものぶっ放したらどれだけの被害が――!」

しかし虎峰は、止める《ファイアブースター》に鋭い眼光を向けます。

「俺の邪魔をするなッ」
「へへッ、仲間割れとはダセェな! 俺は次の場所に生かせてもらうゼ!」

混乱の中、怪人は瓦礫の向こうへと姿を消しました。

「チッ」
「お前は、どれだけの住民に犠牲にするつもりだ!」
「俺は、誰が犠牲になろうと構わない。たとえ俺が死んだとしても、この復讐は必ず果たす!」

そう吼える虎峰を、ヒーロー連盟からの通報により遅れて駆けつけたヒーロー達は目撃します。
一旦変身を解除した虎峰の表情には、若干の迷いが見て取れました。

「俺はヤツを追う。次は精々邪魔してくれるな《ファイアブースター》」

悲しそうな表情を浮かべたまま、虎峰はヒーロー達を睨みつけ、怪人の後を追っていきます。


担当マスターより

▼担当マスター:くるせう

マスターコメント

ユーラメリカ、[ロウハウスタウン]で起きた事件。
今回のシナリオの目的は、[ロウハウスタウン]で自身の破壊欲を満たそうとする怪人・ドルックメンツを止める他。
その怪人を追う復讐鬼となったヒーロー《ティーガーヘルシャー》こと虎峰・クラウディウスを止めることにあります。

破壊復讐

それはどちらも自身の身勝手な欲に過ぎません。
しかしどちらも放っておけば、[ロウハウスタウン]はこのまま嘆きの渦に取り込まれしまうでしょう。


『君の善はどこにある?』


シナリオに参加してくださった皆様の行動によっては、
虎峰は善の道にも、悪の道にも進むことができるでしょう。

ここは皆さんの岐路でもあり、虎峰のターニングポイント1つです。
どうか彼の人生を皆さんの手によって導いてください。



●シナリオロケーション:[ロウハウスタウン]のどこか
ヒーロー連盟から受けた通報によれば、
怪人・ドルックメンツと虎峰の2人は戦闘をしながら逃亡と追跡を繰り返している状況です。

ドルックメンツは虎峰から逃げるのが精一杯であり、道を選んでいる余裕はありません。
しかし牽制のために放つ雷撃と、虎峰の放つ容赦のない攻撃によって周囲の建物は被害を与え、
彼らが通った後には、無数の瓦礫が散乱しています。


瓦礫は建物の入り口を塞いでしまっており、中にはまだ人が取り残されています。
【1】を選んだ方たちは、素早くその場から住民を避難させる必要があります。


またドルックメンツが逃亡すれば、[ロウハウスタウン]のどこかにある
そこそこ大きな広場に辿りつくでしょう。
広場の中央には噴水が設置されており、思い切り戦うにはもってこいの場所です。


広場に辿り着く前に【2】を行った場合、
ドルックメンツの足が止まった瞬間、虎峰が巨大な焔球をぶっ放してきます。
大変危険です。


同じく広場に辿り着く前に【3】を行った場合、
虎峰は邪魔したものを敵とみなし、全てを薙ぎ払う勢いで応戦してきます。
更に気絶するか、手足を完全に拘束して指1本動かせない状態にするまで、虎峰はドルックメンツを倒すことを諦めません。
行うのであれば、それなりの覚悟で他の特異者と協力して止めることを推奨します。


《ファイアブースター》は引き続き住民の避難を行っていますが、
やろうと思えば一瞬で怪人と虎峰のところまですっ飛んでくることができます。
戦闘に介入した場合は、《ティーガーヘルシャー》を止めようとします。



■登場人物

[NPC1]
名前/ヒーロー名:虎峰・クラウディウス(とらみね・くらうでぃうす)/ティーガーヘルシャー
性別:男
身長:185cm
略歴:それまで平穏にヒーローをしていたが、ある日燃え盛る自宅の中で、
   妻と息子を正体不明のevilに殺されてしまう。
   その日を境に復讐を果たす鬼と化し、ヒーロー活動を続けながら因縁のevilを探し続けています。
人物:普段は寡黙。だがその内心は憤怒によって燃え滾る激情を抑えている。
能力:全身から生み出した《炎》と《闘気》を拳に圧縮し、
   ビームのように放出する【フレアブラスト】を得意としている。
   現在は何故かヴィランのスキルである《闇》が混じり、黒い炎を放出する。


[NPC2]
名前/ヒーロー名:島 鋼太郎(しま こうたろう)/ファイアブースター
性別:男
身長:173cm
人物:明るく楽天的な性格の持ち主。
   まだ笑顔でヒーロー活動を行っていた虎峰とは、親友とも呼べる間柄でした。
   虎峰が復讐鬼となった経緯も知っており、
   『あの日もっと速く自分がたどり着いていれば、こんなことにならなかったのではないか?』
   という後悔を今も持っています。
能力:身体の背面から《炎》を噴出した勢いを利用して、高速移動を行う。
   速すぎて細かい修正が効かない模様。


[NPC3]
名前:怪人・ドルックメンツ
能力:《吸収・放出》
   相手のエネルギーを吸収する能力。
   加えて吸収したエネルギーをそのまま放出することができる。
   現在扱っている電撃は誰かから吸収したものをそのまま流用しています。



※なお、状況によっては天候が変化する可能性があります。(現在は快晴です)


住民達を避難させろ

2

怪人・ドルックメンツの対処

3

《ティーガーヘルシャー》を抑える

4