ゲーム紹介
世界設定 -舞台背景-
イラスト

Illustrator : 今里浬

――三千界。
一般には「全宇宙、この世の全て」という意味で用いられる言葉です。

しかし、我々の住む世界以外にも無数の世界が存在しており、
その「無数の世界の集合体」としての状態も『三千界』という名であることを、人々は知り得ませんでした。
それぞれの世界は独立しており、互いに干渉し合うことはありません。
我々が異なる世界の存在を知らないもの、当然です。

……そのはずでした。
その三千界が大きな危機に瀕したことで、あなたたちは異世界の存在を知ることになるのです!
三千界とは
時は現代。
インターネット上で、とあるゲームのサイトが
公開されました。

『三千界のアバター』
それを開いたあなたの耳に女性の声が聞こえます。
画面には二つの選択肢。

・聞こえる
・聞こえない

「聞こえる」を押したあなたは声に導かれ、
見知らぬ場所へと誘われました。
そして、声の主である水色の髪の女性――
ヴォーパルは告げます。

「ようこそ、三千界へ」
イラスト

Illustrator : saitom

誘われし者――特異者(シンギュラル)

ヴォーパルの声を聞いてやってきた人々を、彼女は「特異者(シンギュラル)」と呼びます。
我々の住んでいる地球がある世界は三千界の「特異点」に位置しており、
少なからず異世界の影響を受けているのだと彼女は説明します。

私たちの世界に存在する神話や伝説を含めた『物語』は、まったくの想像の産物ではなく、
異世界を無意識のうちに認識しているからこそ生まれたものだというのです。

「自分の住んでいる世界とは別の世界が存在している」
意識・無意識に関わらずそれを「確信」していること。
それが異世界に干渉するために必要な条件であり、三千界においてそれを満たしている人が最も多いのが、
「特異点」である地球だとヴォーパルは言います。
その中でも、彼女の声を聞き「三千界」へと導かれる人たちに共通するのは、
「非日常に対する強い憧れ」を持っているというものです。

そういった気持ちが、『三千界のアバター』とあなたを引き合わせたのかもしれません。

三千界の危機。それは……。

ヴォーパルはあなたに対し、三千界が危機に瀕していることを伝えます。
無数に存在する世界の中でも極めて規模の大きな世界――大世界の秩序が一斉に乱れ、
三千界全体のバランスが崩れ始めているのだと。
大世界の崩壊は、その世界の周辺に存在する小世界もまとめて滅ぼすものです。
このまま何もしなければ、世界は連鎖的に滅びていき、最終的には全ての世界が消滅してしまいます。

それを止めるために必要なのは、異世界に干渉できる存在。
それが「特異者」なのです。

ヴォーパルはあなたたちを呼ぶために、三千界に存在する強大な力を秘めた
「鍵の聖具」の一つ『召喚鍵(サモンキー)』を使いました。
彼女は自らを、世界と世界を繋ぐ鍵を預かる者――「鍵守」であると告げます。
鍵の力で、地球の人を異世界へ呼ぶためのゲートを開いたのです。
しかし三千界のバランスが崩れている今、こちらから地球に戻ることはできない状態にあります。

元の世界に戻るために必要なのは、三千界の異変を解決し、世界のバランスを取り戻す事。

そして、全ての世界を救う見返りとしてヴォーパルが示したのは、「願いを叶える聖具」です。
世界が極めて安定している状態でしか使うことのできないこの聖具の力を使い、
「特異者」の願い事を一つ、何でも叶えてくれるというのです。

あなたたちの中には、自分の願いのために旅をする人もいることでしょう。
しかし、見返りを求める・求めないに関わらず、三千界を旅するあなたには、
ヴォーパルから「アバター・トランスフォーメーション・デバイス」と呼ばれる物が渡されます。

異世界におけるあなたの姿――「アバター」

異世界では地球とは異なる法則が働いているため、元の世界の姿のままで旅をするのは厳しいでしょう。

それぞれの世界に対応したあなたの姿、それが「アバター」です。
異世界に干渉することができる者だけが、アバターに変身することが可能です。

アバター・トランスフォーメーション・デバイス(略称:ATD)は、そのために必要な装置です。

アバターは概念的なものですが、特異者にはカードの姿として視覚化されます。
そのカードをスロットに差し込むことで、アバターの情報を読み取り、装着者をそのアバターの姿に変身させます。

三千界を冒険する上で、アバターは欠かせない存在です。

三千界とは
あなたを含め、地球から誘われた人々が訪れる地、
それがワールドホライゾンです。
世界の狭間に創られた、時空間から切り離された
特殊な場所であり、三千界を旅する者たちの
拠点となるところです。

最初にヴォーパルが地球とのゲートを開いた時に
引き寄せられた人と物資によって、
「街」として整備されました。
その際にやってきた人のほとんどは、大人だったようです。
生活に必要な最低限の施設は、ひと通り揃っています。
ここにやってくる人が増えるにつれ、
街として徐々に発展していくことでしょう。
また、現代の地球の技術がベースとなっているため、
ワールドホライゾン内で使えるタブレットPCや
携帯電話といった道具も存在します。

あなたがワールドホライゾンにきた時点では、
同じようにやってきた人の多くは
十代から二十代の若者となっています。
そのためか、「ホライゾン・アカデミー」
という学校の機能を持った施設が存在します。
異世界では、元々いた世界の常識や法則が
通用しないことがほとんどでしょう。
ホライゾン・アカデミーは、そういった情報を共有したり
学んだりしたりするための場となっています。
一つの世界の異変を解決した後は、
この場所に特異者が一同に会する機会があることでしょう。

時の流れから切り離されているため昼夜や四季がなく、
また、ここにどれだけいても、肉体的に老化することはありません。
しかし体感時間は地球にいる時と変わりません。
そのため、擬似的なものではありますが時計や暦があり、
地球での習慣に合わせ、定期的にイベントが開催されます。


この場所を管理しているのは、紫藤 明夜(しどう めいや)という女性です。
ホライゾン・アカデミーを設立したのは彼女であり、
ワールドホライゾンの市長といえるでしょう。
また、明夜の秘書を務めるクロニカ・グローリーは、
ワールドホライゾン内にある図書館の司書を務めています。
そしてマーケットには、二人から「境屋(さかいや)」
と呼ばれている店主がいます。
どこか謎めいた雰囲気が漂う壮年の男性ですが、
鋭い眼力の持ち主です。アバターのことに最も精通した人物です。

ワールドホライゾン内で困ったことがあれば、
この三人が力になってくれます。
イラスト

Illustrator : KOTA

イラスト

Illustrator : 今里浬

イラスト

Illustrator : 今里浬

イラスト

Illustrator : 武島ユタカ